JR東日本、房総・鹿島エリアにワンマン運転対応の新型車両E131系を2021年春導入

JR東日本は房総・鹿島エリアに新型車両E131系を投入する

　JR東日本（東日本旅客鉄道）は5月12日、房総・鹿島（千葉県・茨城県）エリア向けに新型車両「E131系」を新造、2021年春から営業運行に投入する予定であることを発表した。2両編成を12編成、合計24両を新造。内房線 木更津駅～安房鴨川駅間、外房線 上総一ノ宮駅～安房鴨川駅間、鹿島線 佐原駅～鹿島神宮駅に投入する。

　各路線で主に使用されている209系から車幅を広げることで客室を拡大。客室の一部にセミクロスシートを導入するほか、座席幅も広くした。低座面化やクッション性の向上、空調装置の改善などの快適性向上も図る。

　バリアフリー化も進め、各車両には車いすやベビーカー利用者向けのフリースペースを設け、トイレも車いす対応の大型洋式トイレを導入。ドア上部へ17インチのディスプレイを設置して多言語対応の案内表示を行なうほか、車外の行先表示器もフルカラー化する。

　乗務員が運転台から乗降を確認できる車両側面のカメラや、客室内の防犯カメラ、非常通話装置の増設など、セキュリティ向上とともに、ワンマン運転に対応した機能も盛り込んでいる。

　車両のデザインは、房総の海や菜の花をイメージした明るい青色と黄色の帯を側面に。前面には房総の海の波しぶきをイメージした水玉模様を配する。

新型車両E131系の概要

209系との比較

投入線区