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相鉄・JR直通線開業。相鉄が都心と相互直通運行。相鉄社長「相鉄沿線を知っていただく大きな機会」
2019年11月30日 17:46
- 2019年11月30日 開業
相鉄(相模鉄道)は11月30日、海老名駅(神奈川県海老名市)において、相鉄・JR直通線開業記念出発式を実施した。
相鉄・JR直通線は相鉄線 西谷駅とJR東海道貨物線 横浜羽沢駅付近に約2.7kmの連絡線を新設し、相互直通運転を行なうもの。2000年(平成12年)に運輸政策審議会の答申により「神奈川東部方面線」として整備対象に挙げられ、2006年(平成18年)には整備構想、営業構想の認定を受け整備を開始。同時に建設が進められている「東急新横浜線」「相鉄新横浜線」に先立ち、開通を迎えることになった。
5時43分発となる直通線1番列車の出発を前に行なわれた開会式には、相鉄 代表取締役社長 千原広司氏、JR東日本(東日本旅客鉄道)執行役員 横浜支社長 廣川隆氏、海老名市 市長 内野優氏、相鉄 海老名駅長 五十嵐徹氏が出席。
主催者としてあいさつを行なった千原氏は関係者に感謝を述べるとともに、「沿線地域の交通ネットワークが大きく強化され、都心までのアクセスが格段に向上いたします」と、相互運転が沿線に大きなメリットをもたらすとコメント。一方、都心在住者にも「相鉄沿線を知っていただく大きな機会になります」と述べ、直通線を利用して足を運んでほしいとアピール。最後に「皆さまの想いとこれからの希望を乗せて、新宿駅まで走り抜けてほしい」と、1番列車にエールを送った。
テープカット後、同社のマスコットキャラクター「そうにゃん」を迎えての記念撮影、1番列車を担当する指導運転士 馬場貴史氏、車掌 戸井田信宏氏に花束を贈呈し式典は終了した。
5時37分に相鉄・JR直通線1番列車となる特急新宿行きが2番ホームに入線。土曜日の早朝ということもあって通勤客の姿は少なめだったものの、この日を待ちわびたファンらが乗り込み、シートが埋まり立ち客も出るほどの混雑度。5時43分、多くの関係者らに見送られ海老名駅を出発していった。