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AIR DO、羽田~新千歳線就航20周年記念セレモニー。「新制服で心機一転。安全で快適な空の旅を提供したい」と谷社長

2018年12月20日 実施

AIR DOは12月20日、1998年の羽田~新千歳線就航から20周年を迎えた

 AIR DOは12月20日、1998年12月20日に羽田空港~新千歳(札幌)空港線を開設してから20周年を迎えたことを記念して、羽田空港第2旅客ターミナルで記念セレモニーを実施した。

 羽田~新千歳線は1998年に1日6便から運航を開始したAIR DOとして最初の路線で、2018年12月20日でちょうど20周年を迎えた。

 12月20日当日は、発表していたとおり20周年記念事業の一環としてリニューアルを行なった新制服の着用初日となったほか、機内安全ビデオもリニューアル。そして羽田~新千歳線の全便では、搭乗客に「北海道が誇るこだわりのスイーツ」として羽田発便では小樽の洋菓子店「LeTAO(ルタオ)」のお菓子を配布するなど、特別な1日となった。

AIRDOブルーが目を引く新制服を着用した地上旅客スタッフがチェックインカウンターで業務を行なう。クリスマスシーズンということもあり、ベア・ドゥのオーナメントが飾られたクリスマスツリーも設置していた

 なお、制服のリニューアルについては別記事(「AIR DOが一斉リニューアルする新制服紹介。現場スタッフからは『軽さ』『速乾性』『動きやすさ』が好評」「AIR DO、就航20周年で客室乗務員ほか4職種の制服を一斉リニューアル。谷社長『北海道に頼られる存在に』」)でも紹介しているのでそちらをご覧いただきたい。

 ADO19便(羽田10時15分発~新千歳11時45分着)の出発前に55番搭乗口で行なわれた記念セレモニーであいさつをした代表取締役社長の谷寧久氏は「本日12月20日、AIRDOは就航20周年を迎えることができました」と搭乗客に向けて感謝の言葉を述べた。

株式会社AIRDO 代表取締役社長 谷寧久氏

「この20周年の節目を機に、私どもの客室乗務員(CA)、空港の旅客職員の制服をリニューアルいたしました。それから皆さんの目にはなかなか触れないんですけれども、運航乗務員(パイロット)、整備士の制服も本日一斉にリニューアルしております。また皆さまが飛行機に乗っていただいて離陸前にご覧いただきます安全ビデオ、これも本日から新しいものに変わってございます。のちほどぜひ楽しみにご覧いただきたいと思います。

 私ども職員一同、心機一転、皆さまにより安全でより快適な空の旅を提供してまいります」と決意を新たにし、あいさつを終えた。

 セレモニーには、新制服を着用した空港旅客スタッフとともに同社のマスコットキャラクターであるベア・ドゥも登場し、就航20周年を祝った。

羽田~新千歳線の就航20周年記念セレモニーは、55番搭乗口前で行なわれた
「ありがとう!就航20周年」と書かれた横断幕
セレモニー後には、ベア・ドゥと新制服を着た空港旅客スタッフとのフォトセッションの時間も設けられた

 搭乗が始まると、谷社長や空港旅客スタッフ、法被を着たAIR DOの職員が記念品を配布配布し、「ご搭乗ありがとうございます」と一人一人に声をかけながら、笑顔を出発を見送った。

搭乗口では谷社長や空港旅客スタッフ、法被を着たAIR DOの職員が記念品を配布しながら、搭乗客を笑顔でお見送り
羽田発便では小樽の洋菓子店「LeTAO(ルタオ)」のお菓子「テノワール」「フロマトロン」を配布した

 谷社長は20年を振り返り、平坦な道のりではなかったとしながらも、「これまでは北海道をベースとしている航空会社として、いまや世界有数のブランドである『北海道』というブランドにいろいろな意味で支えていただいてきたと思っています。これからは私どもAIR DOが北海道の一つのブランドとして、北海道のみなさんに貢献していきたいと思っています」と今後の抱負を述べた。

 また海外からも人気の高い北海道だが、国際線への参入については「目標としてはいずれ国際線に進出というのもあるが、今の段階ではしっかりとした基盤を作り、(過去に2度チャーター便を飛ばしているが)チャーター便などで実績を積んだうえで検討したい」との考えを示した。