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AIR DO、就航20周年で客室乗務員ほか4職種の制服を一斉リニューアル。谷社長「北海道に頼られる存在に」

2018年10月23日 発表

2018年12月20日 着用開始

AIR DOが12月20日に4職種の制服を一斉リニューアル。その発表会を開催した

 AIR DOは10月23日、札幌市内のホテルで「就航20周年 新制服発表会」を開催した。12月20日に就航20周年を迎える記念事業の一環としてリニューアルすることを予告していたもので、CA(客室乗務員)、地上(空港)旅客スタッフ、パイロット(運航乗務員)、整備士の制服を一斉にリニューアルし、12月20日から着用を開始する。

 AIR DOの制服は、CAと地上旅客スタッフは10年ぶりのリニューアル。現行の制服は2009年4月1日に就航10周年を機にリニューアルしたもの。そのほか、整備士は13年ぶりとなるほか、パイロット(運航乗務員)は20年で初めてのリニューアルとなる。

 今回の制服のコンセプトは「北海道の翼に相応しいAIRDOとしてのオンリーワンを体現しながら、職種の特性に合わせた機能を有し、業務パフォーマンスを最大限発揮できるようなデザイン」とし、職種ごとの機能を優先し、軽量性、伸縮性、吸水・速乾性に優れた機能素材を採用。いずれの職種の制服も「お客さまへの空の旅への安心、期待、満足を提供して、印象的な心の触れ合いを感じられるデザイン」としている。

 また、CAと地上旅客スタッフは北海道とAIR DOロゴをデザインした共通オリジナルボタンを採用。制服によって袖口のAIR DOロゴやコーポレートカラーを配することで統一感、一体感を出している。

リニューアルするAIR DOの制服。各職種の15名の社員が実際に着用して披露した
CAと地上旅客スタッフのジャケットに使われるオリジナルボタン
一部の制服には袖口にAIR DOロゴを配するなどして統一感を演出
株式会社AIRDO 代表取締役社長 谷寧久氏

 発表会であいさつした代表取締役社長の谷寧久氏は、今回の制服について「披露した新しい制服は、当社の2つの決意を体現しているものと考えている」とする。

 1つ目は「運航の安全」。「これまで20年間、安全運航を維持・継続してきた。このことはAIR DO社員の誇り。そして、この安全を支えてきたのが今日ここに集まっている4職種、運航乗務員、客室乗務員、空港の旅客スタッフ、そして整備士。それぞれの職種特有の求められる機能がある。それぞれの職種の社員がパフォーマンスを発揮できるように、機能性を高めたデザイン、工夫を随所に取り込んでいる」と話し、「日本一安全な航空会社として評価されるように、これからも安全維持に努めてまいりたい」とした。

 2つ目は「北海道にこだわる」という点で、「これまで北海道というブランドに頼って、そして、北海道の皆さんに応援をしていただきながらここまで成長してきた。今後は、北海道とともに、我々もますます発展してまいりたい」と話した。この点について発表会後の囲み取材では、「今まではどちらかというと北海道に頼って成長してきたが、これからは場合によっては北海道に頼っていただきたい、頼られるような存在になりたい、あるいは我々が引っ張っていって北海道を盛り立てていけるようなサービスをしていきたい。そのようなサービスを作っていきたい」と決意の言葉を述べた。

 新制服のデザインについては、「一般の旅客の皆さんと直接触れ合う機会の多い客室乗務員、空港の旅客スタッフの新しい制服は、北海道の雄大な自然の持つ美しさと躍動感をエレガントに表現したデザイン。北海道の翼としてオンリーワンのエアラインを目指すAIR DOにとってふさわしいデザインだと感じている」と感想。

 最後に「12月20日から新しい制服を着てお客さまに接するが、これから気分を一新して、お客さまにより安心していただける、安全な航空サービス、お客さまの期待を超える感動を与えられるような航空サービスを提供していきたい」と、新制服リニューアルにあたっての決意を述べた。

 なお、各職種の制服の特徴などについては別記事でお伝えする。

CA(女性ジャケットスタイル)
CA(女性ワンピーススタイル)。左がネイビー、右がグレー×ネイビー
CA(女性エプロンスタイル)。左がラベンダー&グレー、右がグリーン&ネイビー
CA(男性ジャケットスタイル)
CA(男性ベストスタイル)
地上旅客スタッフ(女性ジャケットスタイル)
地上旅客スタッフ(女性カットソー&スカートスタイル)
地上旅客スタッフ(女性カットソー&パンツスタイル)
地上旅客スタッフ(女性ワンピーススタイル)
地上旅客スタッフ(男性ジャケットスタイル)
地上旅客スタッフ(男性シャツスタイル)
パイロット
整備士