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飛行機内で見られるフライトマップ「FlightPath 3D」の導入50社目はANA。エアバス A380型機「FLYING HONU」に搭載

2018年12月6日(米西海岸時間)発表

米Betria Interactiveが3D表示のインタラクティブなフライトマップ「FlightPath3D」の導入航空会社が50社に達したことを発表(画像:FlightPath3D)

 米Betria Interactiveは12月6日(米西海岸時間)、航空機の機内エンタテイメントシステムに導入されるフライトマップ「FlightPath3D」を導入する航空会社が50社に達したこととともに、50社目がANA(全日本空輸)となったことを発表した。

 FlightPath3Dは、利用者の操作によって3次元的に視点を変えたり、コックピットや機窓の様子などビューを変えられるインタラクティブ操作が可能なフライトマップで、同社が「ジオテインメント」と呼ぶように、都市の観光情報などの閲覧も可能なもの。

 同システムを搭載したフライトは、2013年5月30日にノルウェージャン・エアライン(Norwegian Airlines)がボーイング 787型機に搭載したパナソニック・アビオニクス製の機内エンタテイメントシステム上に導入したものが最初で、以来、約5年間で大手を含む50社に導入。年間で2億7500万人以上の乗客が見ているとしている。

3次元的に視点を変えたり、ビューを変更したりできる(画像:FlightPath3D)
観光情報などの表示も可能(画像:FlightPath3D)
FlightPath3Dのロゴ(画像:FlightPath3D)

 その導入50社目として挙げられたANAは、2019年春に導入するエアバス A380型機の「FLYING HONU」に「ANA Flight Path 3D」を導入することを10月27日に発表している(関連記事「ANA、2019年5月24日のエアバス A380就航に合わせたホノルル線新サービスを発表。ハワイらしい限定サービス多数」)。

 ANAでは、これまで国際線のボーイング 787-9型機に導入していた「ANA SKY MAP SYSTEM(3D)」をさらに進化させた新しい3Dタイプの地図としており、下記のような機能を提供する。

3Dマップビュー: 画面をタッチし、自由にマップを動かすことが可能。3Dなので見る角度を変えることもできる。
コックピットビュー/ウィンドウビュー: 飛行機が飛んでいる位置からの景色を見ることができる。
ストリートビュー: 拡大するといくつかの都市のストリートビューを見ることができる。
観光情報: 地図上から東京やホノルルなどの観光情報を参照できる。