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ANA、中国・四国エリアを特集する「Tastes of JAPAN by ANA -Explore the regions-」発表会
機内食総選挙1位のカレーは「徳島が丸ごと詰まった一品で非常に美味しい」と高評価
2018年11月29日 19:04
- 2018年11月21日 実施
ANA(全日本空輸)は11月21日、日本各地の魅力を国内外に発信する地域活性化プロジェクト「Tastes of JAPAN by ANA -Explore the regions-」で、12月から2019年5月まで特集する「中国・四国」の取り組みについて、都内のホテルで記者発表会を行なった。
Tastes of JAPAN by ANAは、2013年9月から2017年11月までの4年3か月間で47都道府県の観光地や食を紹介してきたもの。2017年12月から新たに始まった「Tastes of JAPAN by ANA -Explore the regions-」は、これまでの都道府県単位から全国を8つのエリアに分け、6か月間かけて各地域の情報や魅力を紹介している。
発表会では、まずANA 上席執行役の宮川純一郎氏が登壇し、「2013年9月にスタートしたこのTastes of JAPAN by ANAは、2017年の11月でちょうど47都道府県ひと回りし、翌12月から第2ラウンドに入った。各県個別に取り上げていた第1ラウンドとは違って、第2弾は各地域ごとに広域でのプロモーションとなっていることが特徴。さらに今までは3か月という期間でやってきたのを6か月と、腰を据えてじっくりと地域の魅力の紹介に取り組んでいる」とTastes of JAPAN by ANAを紹介した。
さらに「今回は7月の西日本豪雨災害で大きな被害を受けた中国・四国エリア。災害発生直後からさまざまな形で地域の支援活動、観光・経済復興に支援活動をしているANAとしても、その動きをさらに加速させ、地域の観光や経済の復興、さらなる振興に弾みをつけていくことができれば」と抱負を語った。
続いて「Tastes of JAPAN by ANA -Explore the regions- CHUGOKU SHIKOKU」の取り組みについてANA 中四国支社 支社長の丹羽明夫氏が、「日本が誇る日本の価値を国内外に広く発信し、誘客を図ることを目的とした地域活性化プログラムがこのTastes of JAPAN by ANA。この取り組みでは各エリアの地域資源を、ANAグループのお客さまとの接点を通じて発信し、各地の地方創生に貢献したいと考えている」と説明。“Explore the regions”には、人や物の流れをより促進させること、そして地域と一緒に取り組んでいくことという意味合いがあるという。
Web限定ツアーは、航空券と宿泊がセットになったダイナミックパッケージなどの誘客につなげるため、予約ツールの入り口を多く設けており、11月現在で英語、中国語、韓国語など10か国語で展開しているという。
機内食総選挙2018の結果発表
今回は“お客さまとともに作る機内食”をテーマにした機内食総選挙2018とコラボレーションしており、日本の国民食とも言える「カレー」と中国・四国各地の食材を掛け合わせたメニューを開発した。これは10月19日~28日の10日間、WebサイトやSNSで案内&投票を受け付けたもの。2019年3月~5月の3か月間、一部路線の日本発国際線プレミアムエコノミーとエコノミークラスの機内食で提供する。
6回目となる機内食総選挙は、ANAのSNSなどを通じて2万8593票の投票があったということで、この日は上位3位の発表があった。第3位は3255票獲得の岡山県「牡蠣醤油のシーフードカレー」。第2位は8400票獲得した鳥取県の「大山どりのカツカレー」。第1位は9045票を獲得した徳島県「フィッシュカツと蓮根カレー」という結果だった。
この1~3位のメニューは、2019年3月~5月に一部路線の日本発国際線プレミアムエコノミーとエコノミークラスの機内食で提供される。また、壇上では人気上位3位に選ばれた各県からの来賓がそれぞれのカレーを試食した。
徳島県 東京本部の本部長 福田輝記氏は、1位になった同県のカレーを食べて「蓮根のシャキシャキした食感がよく、ほんのり甘みもあってカレーによく合う。フィッシュカツは魚のすり身をカレーの衣で揚げたということを聞いているが、徳島の丸ごと詰まった一品で非常に美味しい」と絶賛していた。
機内や空港ラウンジで提供する食事などを紹介
機内や空港ラウンジで提供する中国・四国の特産品を使用した食事やデザートは、ANAケータリングサービスの和食担当の森シェフ、洋食担当の成毛シェフから紹介があった。提供路線やクラス、時期などは下記のとおり。
鳥取県
鳥取県産 真鯖みりん干し(氷温熟成鯖)
提供路線/クラス: 欧米・メキシコ・ホノルル・シドニー・東アジア・東南アジア路線(日本発)/ビジネスクラス
提供期間: 12月1日~2019年2月28日
甘鯛のちり蒸し
提供路線/クラス: 欧米路線(日本発)/ファーストクラス
提供期間: 2019年1月1日~31日
※提供路線はいずれも一部路線を除く
島根県
島根ポークのスペアリブにシチリアングリーンオリーブのコンディメントをのせて
提供路線/クラス: 欧米路線(日本発)/ファーストクラス
提供期間: 12月1日~2019年2月28日
ホウボウ蓮蒸し
提供路線/クラス: 欧米路線(日本発)/ファーストクラス
提供期間: 12月1日~31日
※提供路線はいずれも一部路線を除く
岡山県
ソルベペーシュ(おかやま清水白桃シロップ漬け)
提供路線/クラス: 欧米路線(日本発)/ファーストクラス
提供期間: 12月1日~2019年2月28日
香の物 白菜漬け
提供路線/クラス: 欧州路線(海外発)/ファーストクラス
提供路線/クラス: 欧米・シドニー・東南アジア路線(日本発)/ビジネスクラス
提供期間: 12月1日~2019年2月28日
岡山県産朝日(金芽米)
提供路線/クラス: 欧米・メキシコ・東南アジア・南アジア路線(日本発)/ビジネスクラス
提供期間: 12月1日~2019年2月28日
※提供路線はいずれも一部路線を除く
広島県
広島県大崎上島産車海老と銀鰈のソテー バジル風味のパスタ添え 甲殻類とパプリカのソース
提供路線/クラス: 東アジア・東南アジア路線(日本発)/ビジネスクラス
提供期間: 2019年1月1日~2019年1月31日
※提供路線はいずれも一部路線を除く
広島レモンと八朔マーマレードのパフェ
提供ラウンジ: 羽田空港国際線 ANA SUITE LOUNGE Dining h
提供期間: 2019年2月1日~28日
山口県
山口県甘鯛ポワレとカブのブレゼ トリュフのクリームソース
提供路線/クラス: 欧米路線(日本発)/ファーストクラス
提供期間: 12月1日~2019年2月28日
とら河豚焼き霜サラダ仕立て
提供路線/クラス: 欧米路線(日本発)/ファーストクラス
提供期間: 2019年2月1日~28日
※提供路線はいずれも一部路線を除く
徳島県
阿波尾鶏とマッシュルームのカレー
提供路線/クラス: 欧米路線(日本発)・欧州路線(海外発)/ファーストクラス
提供期間: 12月1日~2019年2月28日
※提供路線はいずれも一部路線を除く
さつまいもデニッシュ
提供ラウンジ: 羽田/成田空港国際線 ANA SUITE LOUNGE/ANA LOUNGE
提供期間: 12月1日~2019年2月28日
香川県
香川県産オリーブ牛ステーキ
提供ラウンジ: 羽田空港国際線 ANA SUITE LOUNG Dining h
提供期間: 12月1日~31日
プティフィナンシェピスターシュ
提供路線/クラス: 欧米路線(日本発)/ファーストクラス
提供期間: 12月1日~2019年2月28日
※提供路線はいずれも一部路線を除く
愛媛県
宇和島じゃこ天
提供路線/クラス: 東アジア・東南アジア路線(日本発)/ビジネスクラス
提供期間: 2019年2月1日~28日
愛媛県産真鯛とフェンネルのサラダ フォアグラとアプリコットのタルト仕立て
提供路線/クラス: 東アジア路線(海外発)/ビジネスクラス
提供期間: 2019年2月1日~28日
※提供路線はいずれも一部路線を除く
高知県
高知県産 金目鯛蕗巻き
提供ラウンジ: 羽田空港国際線 ANA SUITE LOUNGE Dining h
提供期間: 2019年1月1日~31日
鳥取県産紅ズワイ蟹サラダと高知県産直七真鯛のマリネ
提供路線/クラス: 東アジア・東南アジア路線(日本発)/ビジネスクラス
提供期間: 12月1日~31日
※提供路線はいずれも一部路線を除く
羽田/成田/関空の各空港のANAラウンジで提供される「國酒」も紹介された。羽田空港の国内線ANAラウンジでは、12月に広島県の蔵元・三宅本店「千福 鬼嫁ごろし」や高知県高木酒造の「豊能梅 純米吟醸」など4種類を提供。6か月で計73銘柄の中国・四国の日本酒がラインアップする。
最後にANA 関西支社長 西地区担当の新居勇子氏が登壇。「私自身も中国・四国に行くと毎回新しい発見がある。昔から変わらない観光素材であるお祭りや自然、食事、歴史に加え、最近はサイクリングやマラソン、ウォーキング、山登りに適したコースを持つ中国・四国の魅力を、広域という新しいアプローチでANAらしく発信できるよう、地元視点を中心に取り組んでいきたい」と抱負を述べ発表会を締めくくった。