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ジェットスター、熊本～関空線を10月27日に再就航。片道990円からの「スーパースターセール」を限定発売

熊本県庁で共同記者会見。1日1往復で復便

赤坂太一

2018年7月20日 00:00

2018年7月19日発表
2018年10月27日運航開始

ジェットスター・ジャパンが10月27日より熊本～関空線を就航開始

　ジェットスター・ジャパンは7月19日、熊本県庁において代表取締役社長の片岡優氏と熊本県知事の蒲島郁夫氏による共同記者会見を行ない、10月27日より熊本空港～関空国際空港線を再就航することを発表した。

　ジェットスター・ジャパンの熊本～関空線は2014年10月から運航していたが、当時の事業戦略の変更に伴い運休しており、約2年半ぶりの再開となる。1日1往復2便の運航で、運賃はエコノミークラスの「Starter」で片道3990円から。

　また、片道運賃が990円からの「スーパースターセール」を7月20日18時から発売する。

共同記者会見は熊本県庁の知事応接室にて行なわれた

熊本県庁の知事応接室

ジェットスター・ジャパン株式会社代表取締役社長片岡優氏（左）と熊本県知事蒲島郁夫氏（右）

熊本～関空線の運航スケジュール（2018年10月27日～2019年1月6日）

・10月27日のみ
GK676便：熊本（13時30分）発～関空（14時40分）着
GK675便：関空（11時30分）発～熊本（12時45分）着

・2018年10月28日～2019年1月6日
GK676便：熊本（16時20分）発～関空（17時25分）着、毎日運航
GK675便：関空（15時45分）発～熊本（17時05分）着、毎日運航

熊本～関空線に2年半ぶりの再就航。初便に合わせて4回目となる親子ツアーも

会見冒頭、片岡氏よりジェットスター・ジャパンの概要や今回の就航について説明があった

　会見の冒頭では、片岡氏よりジェットスター・ジャパンの概要、熊本空港に就航している路線や今回就航することとなった熊本～関空線、就航記念セールなどについて説明があった。

　片岡氏は、「日本のなかでは『LCCナンバーワン』と言わせていただいておりますが、いったい何がナンバーワンかというと、現在22機の機材数、2019年の3月までに3機入りまして25機、2019年の終わりまでにはさらに28機体制にしていく予定です。そして、国内外で1日に100便以上の運航便数。また国内線の路線数が17路線ということでございますが、来たる9月6日に成田～長崎線を就航させますので、18路線になります。国内線のシェアですがLCCでは51%と約半数となっています。

　現在の熊本路線ですが、熊本～成田線で1日最大3便を運航しており、大変好評でございます。就航以来、熊本地震の影響などがあり一時期落ち込みましたが、2015年のピーク時よりも10%増となっています。これはフルサービスキャリアの数を減らさず、LCCの分が増えているということでございます」と説明。

ジェットスターグループの概要について

ジェットスター・ジャパンの概要について

ジェットスター・ジャパンの就航路線

LCCナンバーワンを示す数字的根拠。2019年までに保有機材数を28機まで増やす予定

現在の熊本路線について

　続けて、「今回の熊本～関空線ですが、10月27日より1日1往復で運航させていただきます。就航に合わせて『スーパースターセール』を開催させていただきます。片道990円からという価格で300席用意しております。

　最後に、熊本県さまや熊本空港さまにご協力いただきまして、これまで親子ツアーというものを実施させていただいておりました。第1回が平成28年熊本地震の直後、8月の夏休みに親子で成田にお越しいただきました。今後もぜひ継続したいということで、2018年も計画しております。熊本～関空線の初便に合わせまして、10月27～28日に第4回目となる親子ツアーを実施したいと思います」とコメントした。

今回、就航する熊本～関空線について。片道3990円から

平成28年熊本地震以後からジェットスター・ジャパンが取り組んでいる「くまもと応援親子ツアー」について。今回の熊本～関空線の初便でも開催

熊本県知事蒲島郁夫氏が御礼の言葉を述べた

　続いて、熊本県知事の蒲島氏があいさつ。「ジェットスター・ジャパンさまにおかれましては、平成26年（2014年）10月にLCCとして初めて熊本空港に就航いただきました。現在、熊本～成田線の利用者も増加傾向にあります。

　航空需要の増加がめざましく、成田線に加え、新たに関空線の就航を決定していただきました。心より感謝申し上げます。熊本県民としても、関東・関空を経由した世界各地とのつながりができ、大変うれしく思います。特に来年は、ラグビーのワールドカップや女子ハンドボールの世界選手権大会といった大きな国際スポーツイベントが行なわれます。

　先の大きな地震により被害を受けましたが、多大なるご支援のもと着実に復興が進んでおります。阿蘇くまもと空港は国内線と国際線が一体となった新たなターミナルビルができる予定です。また、市内中心部に整備される新バスターミナルによって、熊本の拠点性が高まっていきます。県といたしましても、今後ジェットスター・ジャパンさまとタッグを組み、成田線と今回の関空線の振興と定着に積極的に取り組んでいきます」とコメントした。

　その後、ジェットスター・ジャパンのオリジナルキャラクター「ジェッ太」とCA（客室乗務員）、熊本県営業部長「くまモン」が登場して記念撮影を行ない、記者会見は終了した。