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ANA、福岡~宮古線を約20年ぶりに運航再開。福岡発~沖縄離島への直行便が充実
ANA 九州支社長の大人形氏は「通年運航を目指したい」
2018年6月1日 15:11
- 2018年6月1日 運航再開
運航スケジュール(2018年6月1日~10月27日)
ANA1877便:福岡(10時05分)発~宮古(12時05分)着、毎日運航
※7月1日~9月30日は福岡(10時00分)発~宮古(12時00分)着
ANA1878便:宮古(12時50分)発~福岡(14時45分)着、毎日運航
※7月1日~9月30日は宮古(12時45分)発~福岡(14時45分)着
すでに福岡発着の沖縄路線は、福岡~那覇線が1日8往復16便、福岡~石垣線が1日1往復2便を運航しており、今回の宮古線の運航再開によって沖縄離島とのネットワークが拡充されるかたちとなった。なお再開とあるが、前回は1997年9月1日から1998年10月31日までの約1年2カ月の運航期間だったため、それから実に19年8カ月ぶりの再開となる。
同日、福岡空港国内線ターミナル 3番搭乗口前にて、運航再開のセレモニーが行なわれた。セレモニーには、ANA 上席執行役員 九州支社長の大人形綱邦氏をはじめ、国土交通省や福岡空港ビルディングの関係者、宮古島からはミス宮古島とイメージキャラクター「みーや」らが出席した。
セレモニー冒頭、ANA 九州支社長の大人形綱邦氏より「那覇、石垣島に続いて3つ目の沖縄便となります。ダイレクトにつながってお仕事や観光に行けることとなります。この宮古島、すばらしい自然が広がっています。国内外の皆さまにぜひ足を運んでいただきたいと思います。本日から10月27日までの運航となっていますが、すでに多くのお客さまから通年運航でぜひ、という声をいただいております。我々としても、それ以降の運航、ぜひ通年でやってまいりたいと思っており尽力していきたいと思います。
この福岡空港、現在改修中でございますが、カウンターなども含めてどんどん便利になってまいります。この福岡空港から沖縄、宮古島へ飛んでいっていただきたいと思います。誠にありがたいことに満席のご予約いただいております。これまで最速でも3時間かかっていたフライトが短縮され2時間でいけることとなりますので、ぜひ機内で堪能いただければと思います。本日は誠にありがとうございます」とあいさつがあった。
続いて、国土交通省大阪航空局 福岡空港事務所 空港長の大屋文人氏、福岡空港ビルディング 代表取締役社長 津上賢治氏らが祝辞を述べた。
セレモニーの最後には、ミス宮古島(ミスブーゲンビレア)の宮国美里氏と、宮古島イメージキャラクターの「みーや」が登場し、宮古島をPR。宮国氏は「本日より、福岡~宮古線の直行便が就航しますことを心よりうれしく思います。宮古島といえばやはり海。宮古島には山や川がなく、土砂が流れることなく、どこまでも透明な宮古ブルーを感じられる海が続いております。またマンゴーや島バナナ、ドラゴンフルーツやパッションフルーツと果物天国でもあります。ぜひご正味ください。たんでぃがーたんでぃ(ありがとう)、ありがとうございました」と宮古島の魅力をアピール。その後、テープカットが行なわれセレモニーは終了した。
宮古行き初便となったANA1877便は、使用機材の到着遅れにより、出発時刻が10分遅れの10時15分発と表示されていた。10時を過ぎたころ、搭乗案内が始まり、搭乗客が機内へと進んだ。ゲートを通る際に記念品として、防水のスマートフォンケースが手渡された。
10時20分、ANA1877便(ボーイング 737-500型機、登録記号:JA300K)は、満席の126名を乗せプッシュバックを開始。宮古空港へ向かって離陸した。ANAとしては、旅行客からの要望も厚い路線という認識で、当路線の通年運航を目指し、福岡空港をハブとした沖縄離島への送客を実現したい考えとのこと。