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「星野リゾート アルツ磐梯」冬期オープン、福島県初リフト券を“かざすだけ”で乗れるオートゲート開始
「星野リゾート 磐梯山温泉ホテル」は30分早く滑れる&13時チェックアウトなど「スキーヤーファースト」なサービスに
2017年12月25日 21:24
- 2017年12月23日 冬期営業開始
星野リゾートは福島県耶麻(やま)郡にあるスキー場「星野リゾート アルツ磐梯」を12月23日にオープン、隣接する宿泊施設「星野リゾート 磐梯山温泉ホテル」を12月23日から2018年3月25日までの期間、チェックアウト時刻を13時にするなど「スキーヤーファースト」の営業体制にする。
オープン当日には星野リゾート アルツ磐梯で発表会を開き、代表の星野佳路氏らが施設の概要や施策について説明した。本稿ではリフト乗降の自動改札化や、ホテルの「スキーヤーファースト」への取り組みについてお伝えする。スキー場のほかの施設やホテルなどについては別記事でお伝えする予定だ。
「星野リゾート アルツ磐梯」概要
営業期間:2017年12月23日~2018年3月25日
リフト運行時間:平日8時30分~16時30分、土日曜・祝日8時~17時
ナイター営業日:2017年12月29日~2018年3月3日のうち毎週土曜、12月29日~1月3日/7日、2月11日の17時30分~21時
所在地:福島県耶麻郡磐梯町大字更科字清水平6838-68
アクセス:東北新幹線郡山駅下車、郡山駅西口からの有料シャトルバス(要予約、1000円)で90分~100分、東北自動車道郡山JCT(ジャンクション)経由、磐越自動車道磐梯河東IC(インターチェンジ)から約10km・15分~20分
ゲレンデ面積:121ヘクタール
コース数:29コース
総滑走距離:30km
最大滑走距離:3km
最大標高差:580m
最大斜度:37度
コース・レベル比率:初級35%、中級40%、上級25%
稼働リフト機数:ゴンドラ1基、ペアリフト5基、クワッド2基、スノーエスカレータ1基
リフト券料金:1日券・大人4700円、中高生3500円、シニア4000円、小学生2000円
Webサイト:星野リゾート アルツ磐梯
星野リゾート 磐梯山温泉ホテル
所在地:福島県耶麻郡磐梯町大字更科字清水平6838-68
アクセス:東北新幹線郡山駅下車、郡山駅西口からの有料シャトルバス(要予約、1000円)で90分~100分、東北自動車道郡山JCT(ジャンクション)経由、磐越自動車道磐梯河東IC(インターチェンジ)から約10km・15分~20分
部屋数:149室
チェックイン/チェックアウト時刻:16時/13時(2017年12月23日~2018年3月25日)
料金:2名1室利用時の1人あたり1万4500円~(1泊2食付き、サービス料込み)
Webサイト:星野リゾート 磐梯山温泉ホテル
星野リゾート 代表の星野佳路氏は、年間60日スキーを滑ることを目標にしていると自己紹介。
そして星野リゾートは施設の所有と運営を分割し、運営に注力することで成長してきたことをあらためて説明し、2003年に星野リゾート アルツ磐梯、2004年に「星野リゾート トマム」(北海道勇払郡占冠村)の運営に入ったが、星野リゾート トマムは中国系資本に売却したため、星野リゾート アルツ磐梯が国内で唯一星野リゾートが直接所有する施設であると話した。
続いて星野リゾート アルツ磐梯を運営する磐梯リゾート開発 取締役総支配人の八木貴博氏が、施設の概要や施策について説明した。
大きなトピックとして、磐梯山の南に展開する「星野リゾート アルツ磐梯」と、北に展開する「星野リゾート 猫魔スキー場」(2017年12月2日オープン済み)において、福島県では唯一となるオートゲートを導入したことを挙げた。リフト券がICカードになり、駅の自動改札のようにゲートにカードをかざせばリフトに乗ることができる。
事前にWebサイトで申し込み、発行されたコードを持って自動券売機に行けばICカードを入手可能。さらにそのICカードは再利用・チャージでき、再訪時にはWebサイトから手続きをすれば、今度は自動券売機にも寄らずにゲレンデに出て、同じICカードでリフトに乗れるようになる。
また、料金もWebサイトからの事前申し込みであれば1日券の大人料金が4700円から4000円になるなど、割安に購入できる。
記者もこのオートゲートを利用してみた。「ICカードを出してかざす」が基本ではあるが、ポケットに入れているだけでも反応してゲートを通過できた。グローブを着用していると細かな作業は難しいので、これはとても助かる。
携帯電話や鍵の束などと同じポケットに入れると反応がわるくなったので、使用頻度の低いポケットにICカードだけを入れておくとよさそうだ。ゲートの左側にセンサーがあるので、ウェアの左側のポケットに入れておこう。
また、フォトジェニックなスキー場を目指し、カラフルなテーブルとイス、オブジェなどをスキー場に配置。天気がよければ磐梯山を望むシチュエーションで写真を撮影できる。
隣接する星野リゾート 磐梯山温泉ホテルでも、12月23日のオープン日から2018年3月25日まで「スキーヤーファースト」として、営業体制を大幅にリニューアル。
ホテル宿泊者は、スキー場の通常営業時刻より30分早くリフトに乗ることができ(宿泊者以外は1000円を支払うことで利用可能)、「整備したばかりの朝一番のゲレンデを気持ちよく滑っていただけます」と話した。
また、ホテルのチェックアウト時刻を13時に延長。例えば土日曜・祝日は通常8時のところ、宿泊者は7時30分からリフトに乗れるので、12時ぐらいまで滑り、温泉に入って汗を流し、身支度をととのえてチェックアウトと、最終日まで十分にスキーやスノーボードを楽しむことができる。
さらに水曜を含めて連泊をすると宿泊プラン1泊分が無料になるサービスも用意する。
星野リゾート アルツ磐梯ではスキー/スノーボードのレンタルサービス、子供向けから大人向けまでレベル分けしたスキー/スノーボードのレッスンを提供。さらに1時間1500円で託児室も用意している。