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北極冒険家と小学6年生9名が別府温泉~熊本城の100マイルを歩く「100milesAdventure」(ゴール編)
参加メンバー全員が10日掛けて100マイルを踏破
2017年9月14日 00:00
- 2017年8月5日~14日 開催
日本でただ一人の北極冒険家、荻田泰永氏が2012年より実施しているのが夏休み期間を利用して子供たちと歩いて旅をする「100milesAdventure」だ。これは100マイル(約160km)の距離をキャンプ泊などしながら10日間かけて踏破するというもの。参加するのは全国から集まった小学6年生の男女で、今回は男子8名、女子1名の計9人が参加した。
2017年の実施ルートは大分県別府市をスタートし阿蘇を抜けて熊本へ向かう約170kmとなっていた。トラベル Watchではスタート編の記事でスタートの様子をレポートしたが、今回は熊本へのゴールの模様を写真を中心にお伝えする。
ステップワゴンModulo Xの印象をサポートスタッフ聞いた
「100milesAdventure」を支えたサポートスタッフが期間中に使用していたのがホンダアクセスが用意した2台の「ホンダ ステップワゴンModulo X」。今回のチャレンジのためにボディ両サイドに「100milesAdventure2017」の文字とModulo Xのロゴを入れた特製グラフィックがあしらわれているのが特徴だ。
この「100milesAdventure2017」が別府から熊本までの間で開催されていることは地元メディアで紹介されているので、歩いている子供たちだけでなく、移動中のステップワゴンModulo Xもあちこちで注目されていた。
さて、10日間、九州を走り回ったステップワゴンModulo Xだが、そのステアリングを握ることが多かったサポートスタッフにステップワゴンModulo Xの印象を聞いておいたのでそのコメントを紹介しよう。
まずは唯一の男性スタッフであり管理栄養士の国家資格を持つ清野氏のコメントから。「ボディサイズがそこそこ大きいのに小回りが効くと感じました。とくに今回の行程では道幅が細い山道を通ることが多かったのですが、そんな道でも扱いやすかったです。それにカーブでの安定感もあったので初めての山道でも安心して走らせることができました。積みこむ荷物が多かったので重さが加速に影響するかなと思いましたがそんなこともなく、山道でも苦もなく走ってくれました。後ろに荷物をたくさん載せた状態でもふらつくことがなかったのも印象的でした」とのこと。
続いて同じくサポートスタッフの中田さんに伺うと「サポートカーはあちこちを走りまわったので全部で300~400kmほど運転しました。普段もクルマに乗りますが連続して長い距離を走ることは初めてです。それだけに最初は運転疲れもあると思っていましたが、なんと最終日まで運転で疲れたと感じたことはなかったです。このクルマのシートは背中が固定される感じなのでカーブで身体がずれにくく、ここも運転しやすいと思った部分です。それとブレーキの効きがよかったです。いつも乗っているクルマよりずっと大きいのでブレーキの掛け方も最初は戸惑いましたがすぐに慣れたし、踏み込み方を強くするとしっかり止まってくれるのでそういうところにも安心感を感じました。あと使い勝手がいいと思ったのは後ろの横に開くドア(らくらくゲート)です。荷物をたくさん積んでいる状態で追加でなにかを入れたいときあのドアを使うとすごく便利でした」とのことだった。
荻田氏に10日間の総評を聞いた
まとめとして、荻田氏に10日間の総評を伺ったところ「しっかりとコメントを言いたいのですが、終わったばかりのいまは反省点ばかりが頭に浮かんくいるので……」と前置きしたあと「今回で6回目の開催になります。進め方などについては以前の開催と変えたところはないのですが、今回はいままでで、参加人数の最も多い回となりました。これは新しい試みといえるかもしれません。ボクとしては歩くことでなにかを掴み、夢を持ってほしいと思っています。そのためにはやはり会話することが必要です。それだけに旅のなかでは子供たち一人一人との会話の時間は長く取るようにしています。10日間もあると時間はたっぷりあるように思いますが、歩いているときはあまり会話ができないのでじっくりと話ができる時間は夜寝る前とか意外と少ないんです。そういうことから見て9人はちょっと人数が多くてみんなの気持ちの核の部分まで届くことができただろうか、という気もしています。今回の旅においてそこがとても気になるし反省点でもあります」と語った。
では、これだけはしっかり伝えられたと思うことはなんですか?の問いには「この旅において重要なのはみんな揃ってゴールするということですが、これは達成できました。10日間の間には体調を崩してしまった子や足が痛いと訴える子などいろいろとありましたが、その都度、みんなで話し合ううちにチームとしてのまとまりが生まれ、一致団結して前へ進むということは果たせています。難しいこと、辛いことでも一歩一歩進んでいけばゴールにはたどり着くんだよ、ということは体験してもらえたでしょう。遠い目標に対しての“たった一歩”なんて大した意味を持たないように思えますが、その一歩を重ねていくことが大事であって、重ねていけばどこまででも行けるということを知ってくれたと思っています」とのこと。
さらに「目標が遠ければ途中の変化が体感しにくいので不安になることもあるかもしれませんが、そこで強く持ってほしいのが自分を信じる気持ちです。続けていけば変化がある、なにかが起こっていくんだ、と信じることが大事なんじゃないかと思ってます。それだけに参加してくれた子供たちがみんな“自分のことを信じられる人”になってくれていたらうれしいです」と語ってくれた。
提供:株式会社ホンダアクセス