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【紅葉と雪景色】「フリード+」でオートキャンプに行ってみた
東京から70分の森で、アウトドア料理と車中泊にトライ!
2016年12月29日 13:08
旅とドライブが大好きなみなさーん! オートキャンプに行ったことはありますか? 「ちょうどいい」でおなじみ、コンパクトなミニバン新「フリード+」に乗って、アウトドア料理と車中泊を楽しむオートキャンプに行ってきました。
今回旅をともにした新「フリード+」には、キャンプに便利な各種アイテムをはじめホンダ純正アクセサリーが多数搭載されています。その純正アクセサリーを開発販売するホンダアクセスには有志で結成された「キャンプ部」があり、趣味のパワーを商品開発にフィードバックするべく実際にキャンプやアウトドア活動を積極的に展開しているとのこと。
今回はそのホンダアクセス キャンプ部のみなさんとともに、アウトドアコーディネーターの小雀陣二さんを講師に迎え、1泊2日「雪中」キャンプを楽しみます。
オートキャンプ前日から、まさかの雪!!
ロケ前日から関東地方は早すぎる積雪に見舞われ、「イレブンオートキャンプパーク」は紅葉と雪景色を同時に楽しめるという貴重な機会に恵まれた。と、言えば聞こえがよいですが、とにかく寒~い!(笑)
それでも元気いっぱいなキャンプ部のメンバーは、さっそく新「フリード+」からキャンプ道具を運び出します。広さも使いやすさも「ちょうどいい」の文字通り、コンパクトなボディからは想像もできないほどの積載性。低い位置から大きく口を開けたラゲッジスペースには10kgまでの荷物を詰めるラゲッジマルチボードもセットされ、多くのキャンプ用品が収納できます。
ホンダアクセス キャンプ部は2016年1月に社員有志10名で結成されたそうです。所属部署も性別も年齢も様々なみなさんで部活動を行なうことにより、仕事の上でも新しい気付きが多いのだとか。初めてのキャンプ実践では、クルマへの荷物の積み込み1つを取っても後方視界が確保できない、荷崩れする、荷物が多すぎたので片付け時間も掛かりすぎたなど反省点が多々あり、後日それらを1つ1つ検証。持ち物リストの整理、積載術を研究、キャンプ講座に参加するなどして関連スキルを磨き、市販されていないアイテムのDIYにもトライ。「ない」→「困った」→「作ってみよう」という流れは、さすが純正アクセサリーメーカーの皆さんといったところ。
イレブンオートキャンプパーク
アウトドアコーディネーター、チュンチュン先生登場
楽しみながらスキルアップしてきたキャンプ部の活動も2年目に入り、もう1段階ステップアップするべく今回はアウトドアコーディネーターの小雀陣二さんにレクチャーを依頼。「山と渓谷」などアウトドア雑誌でおなじみ、通称「チュンチュン」こと小雀さんは焚き火を使ったアウトドア料理の名手。レクチャーを受けて自分でやってみる……のも暫し忘れて、小雀さんの見事な腕裁きに見とれてしまいます。
これまで道具も調理法も各自の経験を持ち寄って自己流でやってきたというキャンプ部のみなさん。アッと言う間に設営された小雀さんのアウトドアキッチンを見て、まず気がついたのはテーブル類の高さと配置。調理テーブルはちょっと高めに、バーナーテーブルはちょっと低めに、水タンクやゴミ入れの配置など作業動線を考えた効率的なセッティングに一同感心しきりでした。
「道具をひととおりセットしたら、夏でも冬でもまずは必需品のお湯を沸かすのがオススメです。料理に使うのはもちろん、コーヒーも飲めるし何かと便利ですよ。」と小雀さん。
テーブル類をセットして、ガスやホワイトガソリン式のバーナーでお湯を沸かし、その間に炭をおこして、薪を焚いて、ふとテーブルを見れば既に野菜類のカット作業が始まっていて、いやはや流石はプロ。動きに無駄がありません。「これが正解」というやりかたはないそうですが、自分がやりやすいスタイルを見つけるべく、キャンプ部の皆さんも真剣にメモを取ったり質問したり。
Coffee&Goodies 雀家 suzumeya
アウトドア料理は、効率よく短時間で
初日の昼食はスープパスタに決定。ステンレスボウルに乾燥したパスタをいっぱいに入れ、沸かしてあるお湯ではなくて水をドバドバと投入。
小雀さんが「1分パスタ」と呼ぶこの調理法は、パスタをお湯で数分茹でるのではなく、ある程度の時間水に浸しておくというもの。野外で何かと必要なお湯を節約できるため、キャンプだけでなく登山などでも有効なテクニックだそうだ。質のよいパスタなら1時間以上水につけておいても平気なので、最初にパスタを水につけて、それから他の料理に取りかかると効率よく作業できる。
キャンプ部の皆さんは目を丸くして感心しつつ、さっそく気付きボード(ホワイトボード)にメモを書き込んでいた。
ちなみに食材や調味料の量はいつも「目分量」とのことだが、長年の経験に裏打ちされていることは言うまでもない。
コーヒー&スープパスタでランチタイム
「じゃ、この辺でコーヒータイムにしましょうか」と小雀さん。
キャンプ部のみなさんもこれまでの活動を通してテントやターフの設置、アウトドアキッチンの準備などだいぶ手際がよくなったそうだが、小雀さん・仙田さんのプロ技には舌を巻くばかり。
効率よく準備や片付けをする秘訣はと聞くと、「ボクは基本的に面倒くさがりだから、面倒じゃないように色々工夫したり下準備したりしていますけど、まあ、慣れですかね」。……いや、かなりマメなのだと思います(笑)。
腹が減ってはなんとやら。タープやテント、それぞれが持ち寄ったキャンプグッズを一通り展開し終えたところでランチタイム。
オートキャンプ、アウトドアクッキングという共通の話題を通じて、早速トークが盛り上がります。
Q:「ダッチオーブンを何度か使ってみたのですが、どうしても下の火力が強くなりがちで、火力調整が難しくて……」
小雀さん:「下は薪でも炭でもよいのですが、炎が出ている状態ではなく熾火(おきび=赤色から白色になって燃えている状態)にして、火との距離を調整するのが大事ですね。なので、距離を調節しやすいリフターは持っていた方がよいでしょう。蓋の上に炭を乗せる場合は、まめに蓋を回して均一に熱すると美味しくできますよ。これからローストビーフを作るので、一緒にやってみましょう」
Q:「今日はまさかの雪景色で綺麗ではありますが、やっぱり寒いし料理も冷めやすいですよね(笑)。手軽で温かい冬のキャンプメニューのオススメはありますか?」
仙田さん:「今日は撮影用ということもあって品数を多く作りましたが、寒い時期は鍋とか一品ものの料理を作って、だるまストーブを持ち込んで上に乗せておくと冷めないし暖も取れて一石二鳥ですよ」
キャンプにもちょうどいい「フリード+」の便利アイテム その1
さて、おなかも一杯になったところで、新「フリード+」に装着した便利グッズやパーツをちょっと見てみましょう。
エントリーナンバー1、まずはフリード+(フリードプラス、2列シート5人乗り仕様)専用の車中泊アイテム「ラゲッジクッションマット」、モデルは太田さんです。車種専用設計の純正オプションだけあってサイズもピッタリ。奥行きも180cmあるので、背の高い方でも安心です(※走行中は使用できません)。フロント、左右、テールゲートのガラス部分を全てカバーでき、プライバシーを守ってゆっくり休める「プライバシーシェード」も装着すれば、まさにそこは1つの部屋に。
続いてエントリーナンバー……本稿ではちょっと紹介しきれないので、詳しくは公式Webサイトでチェックしてくださいね。
上の写真で紹介している、「ルーフラック」「ラゲッジマルチボード」「ラゲッジトレイ」は単品価格の合計で7万5600円となってますが、ホンダアクセスでは3製品セットのお得なパッケージ「積載パッケージ」を用意。こちらを購入すれば6万4800円なので、「フリード+」をとことん活用してみたい方は検討してみてください。
Honda FREED / FREED+ 純正アクセサリー
夕食はローストビーフと丸鶏のローストチキンにトライ!
さて、大人のキャンプは夜が本番です。ちょっとリッチな肉料理にトライということで、丸鶏のローストチキンとローストビーフ、どちらもダッチオーブンで調理します。
丸鶏は中を洗い、水気を取ったら塩をすり込み、ニンニクをたっぷり詰めます。ハーブなどを使ってもよいですが、今回は小雀さんおすすめの「小笠原の塩」を使い、素材を活かしたシンプルな味付けに。
続いて、地元九十九里産のハマグリをベースにしたブイヤベースを作ります。スープや煮物を作るときは、前の食事で余った食材などもうまく混ぜ込むことで、より美味しく、無駄なく調理できます。
野菜などをカットする時はいちいちゴミを袋に入れるのではなく、まな板の横にボウルを用意してそこへ溜める、繊維に沿ってカットするか長辺ベースでカットするかで料理の味が変わるなど、アドバイスを受けた点は片っ端から「気付きボード」にメモメモ。キャンプ部のみんなで手分けをして、調理を進めます。
気がつけばあたりはすっかり日が暮れて真っ暗に。電気もガスもなかった昔、夜を照らす明かりは「火」そのものしかなく、人間のDNAにはきっと火を見ると落ち着くプログラムが書かれているのかもしれません。
美味しく焼けているかな、焦げていないかな、蒸し具合はどうかな、いい匂いだね、腹減った~!と焚き火を囲んで文学的な会話を楽しみつつ完成を待ちます。
灼熱のダッチオーブンをリフトで上げ下げするのはちょっとコツが必要なので小雀さんにやってもらいつつ、ローストチキンは廣瀬さんが、ローストビーフは太田さんが火元責任者を担当。
満を持してダッチオーブンの蓋を開けると~……これはもう、お肉のパラダイス(笑)。もはや説明不要のインパクトに、おもわず笑顔がこぼれます。
ご飯はスープパスタの残りスープを活用してパエリア風に炊き込みました。ミョウガと三つ葉をチラシ、爽やかに仕上げます。つづいてブイヤベース鍋の蓋を開けると~……ハマグリ、ムール貝、鱈、エビ、各種野菜の旨みが濃縮された、まさに海の宝石箱。
それではお待ちかねのディナー、スタート!美味しすぎて思わず真顔で感動、写真撮影もそこそこに、みんなで舌鼓を打ちつつ、キャンプ・アウトドア談義に花を咲かせました。
最高に美味しい食事を頂きつつ、楽しい仲閒と過ごす時間は本当に最高ですね。時が経つのも忘れ、地面が凍る寒さ……は忘れられないので焚き火で暖を取りつつ、夜が更けていきました。
おはようございます!みなさんぐっすり眠れましたか?
青空に朝霧が煙る爽やかな朝、おはようございます!!
テント泊のみなさんはさておき、昨夜新「フリード+」で車中泊を実践したキャンプ部 片山さんの寝起きをカメラマンとともに直撃します。
「(おはようございます...)」、と言いつつスライドドアを開けると、片山さんは既に起きて昨夜ステンレスボトルに入れたコーヒーを優雅に飲んでいるところでした。
ぐっすり眠れたかどうかは、聞かなくても元気そうな顔色で分かりますね。11インチリア席モニターでテレビを楽しみつつ、ラゲッジマルチボードをテーブルにしてくつろぐ姿は、まさに「暮らせる」フリード+、といったところでしょうか。
朝食はベーコンレタスサンド、うまくパンを焼けるかな!?
朝食のレシピはBLTことベーコンレタスサンドと、昨夜完成済みの野菜たっぷりラタトゥイユです。焚き火でパンやベーコンを薪で焼く際は、特に火力に注意が必要と小雀さんからアドバイス。火力が強い場所と弱い場所を見極めて、こまめにトングで調整しないと、せっかくの食材が一瞬で炭になってしまうこともあるのだとか。
また、直火焼きのコツは、「こすったり引きずったり」しないこと。網目のススがパンにこびりついて、見た目がわるくなってしまうからです。
朝食の準備をしつつ、キャンプ部のみなさんに今回特に印象的だったポイントを伺いました。
梅津さん「小雀さんも仙田さんも、とにかく薪や炭の燃え具合を絶えずこまめに調整しているのが印象的でした。コントロールが難しい直火を、まるでガスやIHのように自在に調整できるからこそ、より美味しい料理が作れるのでしょうね。」
片山さん「パーコレーターで淹れるコーヒー、雰囲気があってよいですね。小雀さんの「長年手入れをしながら使っている道具」の雰囲気を真似て、自分もプロっぽくしたいです。金属製の食器はちょっとボコボコにしたり、わざと焦がして焼き色を入れてみようかな(笑)」
廣瀬さん「夏前に榛名湖でキャンプした際、ご飯を土鍋で炊いたら割れてしまいました。薪でも炭でもガスでも、火力調節の大切さをあらためて感じましたね。丸鶏のローストチキン、最高でした♪」
山本さん「仕事の都合で初日だけの参加でしたが、テーブルの高さと配置で、こんなに作業性がよくなるというのはビックリでしたね。自分でもDIYしてみようと思います。」
太田さん「ダッチオーブンの使い方は、とても勉強になりました。早速もう一度トライしてみようと思います。ローストビーフに包丁を刺して唇に当ててみて、ぬるいぐらいがちょうどよい火加減だそうですが、マネしたら火傷しちゃうかな(笑)」
飯田さん「お昼のスープパスタの残りも全て利用してブイヤベースを作って、ブイヤベースの一部を利用してラタトゥイユを作って、ほんと、無駄なく美味しく料理するって素晴らしいですね」
石井さん「ほんとうに貴重な体験でしたね。やっぱりフリード+と純正アクセサリーが素晴らしいから、キャンプもより素晴らしくなるのだとシミジミ感じましたね。」
小雀さん、仙田さん、ご指導ありがとうございました。
楽しかったねー、また行こうね!