ボーカリスト琴音の音楽旅
ペルーとアジアの合体料理!? ロモ・サルタードを作ってみた
2021年2月27日 00:00
海外に行きたいと思いつつも、おうちにいることが多い今日このごろ。「行けないのならせめて口だけでも!」ということで、南米のペルー料理を作ってみました。
今回作った「ロモ・サルタード」は、簡単にいうと牛肉と野菜の炒め物です。しかし、なんと調味料にしょう油を使うんです! え、南米ペルーの料理にしょう油!?
そう、ロモ・サルタードは中華料理とペルー料理が合体してできた料理なんです。1800年代後半に多くの中国人がペルーに移住し、このロモ・サルタードは1903年から料理本に登場します。
ペルーでよく食べられていた牛肉、ジャガイモを具に使い、味付けはお酢としょう油、ご飯を添えて食べるフュージョン料理です。このほかにも南米のペルー料理店では「チャウファン」というご飯を炒めた料理など、中華料理に近いものを食べられます。
ロモ・サルタードは具としてフライドポテトを炒めるので、カロリーを気にして今回は冷凍フライドポテトをオーブンで焼いて使用しました。もちろん、油で揚げてもOKです。
ここでは日本の家庭で手に入りやすい食材でのレシピをご紹介します。
「ロモ・サルタード」の材料
牛ステーキ肉:300g
玉ねぎ:1個
トマト:1個
パプリカ赤・黄:1個ずつ
冷凍フライドポテト:150g
長ねぎの青い部分:1本分
ニンニク:3片(すりおろすのでチューブでも可、その場合は4cmほど)
しょう油:大さじ2
お酢:大さじ2
砂糖:小さじ1
オレガノ:小さじ1
クミン:小さじ1(なければカレー粉でも可)
塩コショウ:適量
オリーブオイル:適量
ロモ・サルタードの作り方
1. 材料を切ります。玉ねぎ、パプリカ、トマトはくし切りに。牛肉は拍子切り、長ねぎの青い部分は斜め切りにします。
2. ニンニクをすりおろして、深めの入れ物で牛肉、しょう油、お酢、砂糖、オレガノ、クミンと一緒にもみ込みます。これを15分ほどおいて、牛肉に味を染み込ませます。
3. 牛肉に味を染み込ませている間に、フライドポテトを作ります。冷凍フライドポテトを170℃のオーブンで15分焼きます。もちろん、油で揚げてもOKです。
4. フライパンにオリーブオイルを多めに入れ、強火で熱します。15分おいた牛肉を入れ、火が通るまで焼きます。牛肉に火が通ったら、1度別の皿に取り出します。このまま野菜と一緒にずっと炒めていると、牛肉が固くなってしまうためです。
5. 牛肉を取り出したフライパンに玉ねぎを入れ、少し透明になるまで炒めます。
6. 玉ねぎが少し透明になったら赤・黄パプリカ、長ネギを入れて炒め、ここで軽く塩コショウを振ります。
7. パプリカに少し火が通ったら、トマトを入れてさらに炒めます。
8. トマトが少し崩れてきたらフライドポテトを入れて、ソースが馴染むまで炒めます。
9. ご飯を添えて一緒に盛り付けます。
ロモ・サルタードができあがり! そのお味は?
フライドポテトを炒めて、さらにご飯を添えるとは……。炭水化物お化けが出そうな組み合わせですよね。しかし、ソースを吸ったフライドポテトがこれまた美味い! お化けが出てきてもいい! 油と糖の罪な組み合わせ……罪深い分、脂肪と引き換えに天国に連れて行ってくれます。
確かにコッテリ味ですが、お酢とトマトが入っているので意外とサッパリ。お酢は加熱されているので、刺激感はなくとってもまろやかになっています。牛肉とご飯、玉ねぎと長ねぎの香ばしさがたまりません。ほんのりとオレガノが効いていて、アジアのなかに南米を感じることができます。
まだまだ海外には行きづらいですが、外国のお料理を食べることで海外気分を味わえますね。私は3月からまた、ブエノスアイレス外語大のスペイン語講座が始まります。
現在2月はアルゼンチンは真夏で、ちょうど夏休みなんです。ブエノスアイレスも、まずは子供の学校から授業が再開してきていますが、大学の再開はまだ先のことになりそうです。
リモート授業のうちは、私も日本から授業を受けることが可能です。現時点では、アルゼンチンに居住している外国人以外は入国できないので、リモート授業が終了しても、入国ができるかどうかは分かりません。
1日も早くパンデミックが収束し、また自由に海外に行ける日が来ますように。それまでに少しでも語学力をあげておくぞー!