ボーカリスト琴音の音楽旅
栄養満点! アルゼンチンの熱々シチュー「ロクロ」を作ってみました
2021年1月23日 00:00
寒波に見舞われて日本海側では大雪、東京も1月に入り寒い日が続いています。東京都は再度、非常事態宣言が出て飲食店も20時閉店するところが多く、さらに自宅で食事をする機会が増えました。
そんな寒くて自宅で過ごす日が続くなか、海外気分を味わうためにアルゼンチンのシチュー「ロクロ」を作ってみました!
「ロクロ」ってどんな料理?
ロクロは、簡単にいうとカボチャや芋、白インゲン豆、トウモロコシとお肉をたくさん入れたシチューです。アルゼンチンでは革命や独立などの祝祭日に食べられているのだとか。もともとはアルゼンチンの北西部、サルタ地方の郷土料理です。
しかし、私はまだアルゼンチンでロクロを食べたことがないので、スペイン語で調べたレシピを組み合わせて「こんな感じかな?」と作ってみました。
今回は日本にある材料で作れる、少しアレンジしたレシピをご紹介します。今回使った材料以外に、サツマイモ、パプリカ、セロリなどを入れるレシピもありました。お肉は牛、豚、ウインナー、ベーコンなどを何種類か入れるのがいいようです。
ねぎ油のソースをかけるレシピもありますが、私の周りのアルゼンチン人たちは「ロクロは油っこくてあまり好きじゃない」と言っていたので、今回はねぎ油ソースは作りません。代わりにアルゼンチンのお料理番組で緑の長ねぎをトッピングしていたので、そのやり方で作りました。
「ロクロ」の作り方
1. 玉ねぎは半月切りに、長ねぎは白い部分を輪切り、緑の部分を小口切り、ニンニクはみじん切りにします。にんじん、カボチャは一口大に切りましょう。
2. ウインナー、シチュー用牛肉も、一口大に切ります。白インゲン豆はザルにあけ、コーン缶は汁を切っておきます。
3. 冷たい鍋に炒め油とニンニクを入れ、中火で炒めます。
4. ニンニクがきつね色に色づいてきたら、玉ねぎ、長ねぎの白い部分の小口切りを入れて半透明になるまで炒めます。ここで軽く塩コショウを振ります。
5. 鍋に水を入れ、角切りベーコン、ウインナーを入れます。火は中火のままで大丈夫です。
6. 鍋にカボチャ、にんじん、シチュー用牛肉、白インゲン豆、コーン、オレガノ、パプリカパウダーを入れます。
7. 固形スープの素と塩コショウで味を整えて、ドロッとしてくるまで弱火で煮込みます。
8. お皿に盛って、ねぎの小口ぎりを添えていただきます。
できあがり! そのお味は……?
ロクロは、白インゲン豆が溶けて少しドロッとして濃厚な味わいのシチューです。いざ食べてみると、色んな肉の出汁が出ていて美味しい!
お肉大国アルゼンチンならではの組み合わせですよね。カボチャのほっこりした甘味にさらに癒される~。白インゲン豆のホクホク感とベストマッチ。ニンニクとオレガノの組み合わせが多いアルゼンチン料理。今回もしっかりアルゼンチンの味になりました。
煮込んでいる間に部屋も温まるし、食べて温まるし、美味しく栄養も取れて一石三鳥のメニューです。たんぱく質、炭水化物、ビタミン、食物繊維もこの一皿で豊富に摂れます。日本から1番遠い国、アルゼンチンを感じられる一皿でした。
コロナ禍でも、日本からアルゼンチンのブエノスアイレス外国語大学スペイン語講座をリモートで受講していました。が、現在アルゼンチンは夏休み。学校の授業も当然お休みで、スペイン語の個人レッスンをリモートで続けています。
最近はウルグアイ人の友人が日本語を勉強したいらしく、スペイン語で日本語を教えています。スペイン語で人に何かを教える日が来るとは、夢にも思いませんでした。
まだまだ南米に行くのは先になりそうですが、去年のブエノスアイレス留学は志半ばで帰国してしまったのでいつかまた絶対に行きたいです。そう思ってスペイン語の勉強を続けています。
またアルゼンチンに行ける日まで、スペイン語の勉強頑張るぞ~~! それまでは、お料理やインターネットで南米を味わうことにします。