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写真で見る、J-AIR エンブラエル 190型機

2016年5月9日 実施

2016年5月10日 就航

 J-AIR(ジェイエア)が5月10日に就航する新鋭機「エンブラエル 190型機(E190型機)」。4月25日に伊丹空港に到着した本機のお披露目会、関係者や地元の人を対象とした遊覧飛行を5月9日に実施したことは、「J-AIR、全席ACコンセント装備の新鋭機「エンブラエル 190型機」のお披露目式」「全席ユニバーサルAC電源装備のJ-AIR新型機「エンブラエル 190型機」で充電遊覧飛行」でもお伝えしたとおりだ。本稿では機内外の写真をもとに、本機のポイントを紹介していく。

 J-AIRが導入したエンブラエル 190型機は、先に導入されたエンブラエル 170型機(E170型機)よりひとクラス大型となる機体となる。主な仕様の違いは下記のとおりで、全長、全幅、全高いずれも大きくなり、エンジンもよりE170型機の「CFM34-8E」(推力5900kg)から、推力が大きい「CFM34-10E」(推力7757kg)となり、最大離陸重量はE170型機の34.5トンから45トンへ、航続距離も2600kmから3000kmへと延びている。

 延長した主な部分は主翼付け根のやや後方より部分で、E170型機と比べて窓が5個増えているのが見た目に分かりやすい違いだ。

 座席数は76席の普通席モノクラスから、15席のクラスJ、80席の普通席の計95席に増加。特にクラスJを備えたことと、JALグループの国内線機材として初めてクラスJ、普通席ともにユニバーサルACコンセントを備えたことが大きな特徴となる。

 以下、写真で主なポイントを紹介していく。

J-AIRのエンブラエル 190型機
機体正面
機体後方から
主翼。スラット、フラップなどをフルダウンにした状態
垂直尾翼
水平尾翼
垂直尾翼上部にも整流板のようなものが取り付けられていた
機体末端部
主翼の付け根
主翼のやや後方部分がE170型機からストレッチした部分で、よく見ると胴体延長分を取り付けたリベットが見える
コックピットのワイパー
主翼の翼端灯
前部ドア
後部ドア
タイヤ。ミシュランを使っていた
ノーズギアのタイヤサイズは24×7.7R10
メインギアのタイヤサイズはH41×16.0R20
エンジンはGEのCFM34-10E
正面から。カウルは扁平の形状
クラスJシートに座る株式会社ジェイエア 代表取締役社長 大貫哲也氏(左)とエンブラエル アジア・太平洋地区 バイスプレジデント マーク・ダナキー氏(右)
機内。前方に2+1の3アブレスト、5列の計15席を備えるクラスJシート
普通席は2+2の4アブレストで20列、計80席を備える
機内後方から
クラスJシート
クラスJは1席につき1個のユニバーサルACコンセントを備える
クラスJシートのテーブル。両端を支える構造なのでノートPC(12.5型液晶)を置いても安定感があった
普通席
普通席は2席につき1個のユニバーサルACコンセントを備える
普通席のテーブル。同じように12.5型液晶搭載のノートPCを置いてみた様子
オーバーヘッドコンパートメント
上部の読書灯など
前方のギャレー
前方に機内アナウンス用のシステムが搭載されていた
前方のラバトリー
後部のギャレー
後部のラバトリー
JALグループのCA(客室乗務員)は各社それぞれにスカーフが異なっており、J-AIRでは若々しさのあるピンクのスカーフを使っている

(編集部:多和田新也)