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NEXCO中日本、新たに開通する新東名「豊田東JCT~新城IC」の建設現場公開

浜松いなさJCT~豊田東JCTが2016年2月開通

2015年11月19日 実施

2016年2月開通

 NEXCO中日本(中日本高速道路)は11月19日、2016年2月の開通を発表した「新東名高速道路」浜松いなさJCT(ジャンクション)~豊田東JCT間の建設状況を示すために、開通区間の一部、豊田東JCT~新城IC(インターチェンジ)間の建設現場を公開した。

 当日の主な見学ルートは、豊田東JCTより新東名へ進入して、岡崎SA(サービスエリア)、岡崎SA付近の切土崩落現場、岡崎東IC、長篠設楽原PA(パーキングエリア、下り)、新城ICまでを見学することができた。

豊田東JCT付近

 豊田東JCTは、東京から名古屋方面へ進行してくると、伊勢湾岸自動車道と東海環状自動車道へと分岐するジャンクションとなる。現在は舗装も完成しており工事車両の姿は少ない。

豊田東JCTから新東名に合流
名古屋方面へは本線車線を走ると伊勢湾岸自動車道へ、陸橋を渡って東海環状自動車道へ繋がる
合流後ほどなく岡崎PAの案内標識が見えてくる
山間部を通る新東名は、ほとんどの区間を橋とトンネルと山を切り崩す切土工事が必要となる
この区間は最終的な舗装が完成していた
各種の標識やセンサー類も設置済み
名古屋方面の標識も完成している
新たな開通区間は全線で霧が発生するため、LEDライトによる「視線誘導灯」が設定されている
岡崎PAに到着

岡崎SA

 岡崎SAは、周辺の一般道路からもアクセス可能な上下線集約型のサービスエリアとなり、上り側では、東海道五十三次の38番目の宿場である岡崎宿をイメージした建物が完成予定。下り側では「森のエントランス」をコンセプトに、自然の温かみを感じる積み木をイメージした建物が完成予定で、入り口部分は岡崎市周辺に生息するコノハズクをイメージした外観に仕上げられる。

岡崎SAの下り側は「森のエントランス」をコンセプトにした建物が登場する
上り側は岡崎宿をイメージした建物が完成予定
トイレの入り口には込み具合を示すモニターを設置
個室の使用状況を示すモニターもありどのトイレが空いているか分かりやすくしている
青いLEDランプが点灯していると空室、使用中が赤となる
女子トイレには化粧室を完備
PAに入居するテナントの数々

岡崎SA付近の切土崩落現場

 同区間の開通時期見直しの要因の1つとなった、岡崎SA付近の切土のり面崩落現場を見学。同現場の切土部分では高さ20mの崩落が発生、かこう岩の山がもろくなっていることから、コンクリートで斜面を覆う対策工事が行なわれた。斜面を覆うコンクリートは固い地層部分とアンカーで固定されるとともに、計器を取り付けて地表の変化を監視し続けるという。

岡崎SAから東京方向へ進む
東京方面に続く舗装工事中
切土崩落現場。切土部分を覆うコンクリートと地中の硬い地層をアンカーで繋ぐ対策工事が実施された。表面にある十字の形状部分にアンカーが埋め込まれている

岡崎SA~岡崎東IC~長篠設楽原PA

 岡崎SA~岡崎東IC~長篠設楽原PAには、トンネル区間が多く点在する。トンネル内には、LEDライトを使って車両の進行方向に向かって照明を当てる「プロビーム照明」を採用、前の車が明るく見えるなどトンネル内での視認性を向上させた。また、今回の開通区間では全線で霧が発生するということで、中央分離帯などに目印となる視線誘導灯を設置するなどの安全対策を施した。

取材中に聞いた豆知識。防音壁の高さが高いところは、近くに民家がある地上に近いところを走っているという証拠という
この区間では舗装工事を行なっていた
標識の後ろにある携帯電話の基地局。トンネル区間も通信できるよう対策が施される
防音壁がない区間は標高の高いところを走っているということ。見晴らしはよいが、ドライバーのよそ見は厳禁だ
トンネル内は車両の進行方向に向かって光を照射する「プロビーム照明」を採用。写真は逆走をしているため前方が暗く見える
設置される照明類はLEDが多用されている
作業員の安全管理も大切
岡崎東IC
新城IC方面へ走行を続ける
新城ICに向けてトンネル区間が多い

長篠設楽原PA(下り)

 長篠設楽原PAは、歴史上の「長篠・設楽原の戦い」の跡地に隣接していることから、上りと下りのコンセプトを「長篠・設楽原の戦い」として展開。上りは武田軍をイメージして朱塗りを配色した外観の建物が完成予定。一方、今回見学した下りは、織田・徳川連合軍をイメージして、物見櫓・のぼり旗・馬防柵を再現する予定。

今回見学した長篠設楽原PA(下り)は、織田・徳川連合軍をイメージした建物が登場予定
「長篠・設楽原の戦い」の古戦場を遠望できる
駐車場にはカメラを設置、画像処理で混み具合を把握して案内表示板に示される
名古屋方面へ続く道路

長篠設楽原PA(下り)~新城IC付近

 国道151号に接続する新城ICは、機械化インターチェンジとして無人の料金所となり、何かあれば遠隔操作で対応するという。また、10月12日に新城ICから長篠設楽原PA間で行なわれたウォーキングイベントには、約3万人の参加者があったことが報告された。

新城IC付近
新城ICは機械化インターチェンジになる

(編集部:椿山和雄)