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「ドムドムハンバーガー」10年ぶりに名古屋帰還で200人の大行列! 熱狂の現場に行ってみた

2026年7月28日 開業
ドムドムハンバーガー 大須万松寺通店

 10年前に名古屋から消滅したドムドム、10年ぶりに帰還! 2026年7月28日、名古屋・大須商店街に「ドムドムハンバーガー 大須万松寺通店」(愛知県名古屋市中区大須3-25-28)がオープンした。

 平成初期には400店を展開していた「ドムドム」も、競争の激化や親会社・ダイエーの経営環境もあって、30店舗以下まで激減。しかし、2018年8月に就任した藤﨑忍社長のもと、「丸ごと!!カニバーガー」をはじめとする新商品がヒットを連発。現在は経営状態も順調で、各地で新規出店を続けている。

 そんなドムドムは、2026年1月に実施したMBO(経営陣による買収)によって、スガキヤ(スガキコシステムズ)など数社との共同経営に移行した。久々の名古屋出店で盛り上がる新店オープンは、どんな様子だったのか? 実際に伺って様子を見守りつつ、藤崎忍社長にもお話を伺ってみた。

限定商品を求めて、200近い人々が開店前から行列に並んだ

スガキヤ「スーちゃん」も駆け付けた! 朝8時からハンバーガー待ちの行列

記念すべきお客さま・第1号となったお三方。普段は関東に住んでおり、マルエツ東習志野店などに足を運ぶという
開店には、スガキヤイメージキャラクター「スーちゃん」も駆け付けた
株式会社ドムドムフードサービス 代表取締役社長 藤﨑忍氏(中央)と、スガキコシステムズ株式会社 代表取締役会長 菅木伸一氏(中央右)、代表取締役社長 菅木寿一氏(中央左)らが記念撮影

 行列の先頭の方は、朝の8時ごろにはすでに並んでいたとのこと。「丸ごと!!カニバーガー」ぬいぐるみやバッグなどのドムドムグッズを装着して、3人で千葉県から駆け付けたという。このあと200人近く並んだ来客のグッズ装着率が、かなり高かった。

 ハンバーガーだけでなく、イメージキャラクター「どむぞうくん」の人気も高いドムドムのファンの熱量はそうとうなもの。このあと天候が一変して土砂降りとなったもの行列は絶えず、10年ぶりの名古屋出店への期待の高さを伺わせた。

開店のあいさつをする藤崎社長、境店長と、スガキヤのキャラクター「スーちゃん」

 MBOによる共同経営のパートナー・スガキヤからもスガキコシステムズの菅木伸一会長、菅木寿一社長が駆け付け、名古屋ではおなじみのイメージキャラクター「スーちゃん」も登場。若者やインバウンド観光客も多い大須万松寺通りで、愛敬をふりまき続けた。

 ところが、開店待ちの行列が二重にも三重にも伸び、いまにもアーケードをふさがんばかりの勢いに。駆け付けた藤崎社長はあいさつと来店への御礼ののちに、今日だけ開店時刻を30分早めて、10時30分にすることを発表。かの織田信長公にも縁があるという、伝統を感じさせる万松寺通りの商店街は、お祭りのような盛り上がりを見せていた。

店内はスタンド数席、でもハンバーガーは絶品!

ドムドムハンバーガー 大須万松寺通店の店内
グッズ販売も行なっている。スガキヤとのコラボ商品「スガキン」も取り扱う
メニュー
店舗限定の「丸ごと!!カニバーガー 名古屋みそ味」
ドムドムハンバーガーのイメージキャラクター「どむぞうくん」
どむぞうくんのボールチェーンぬいぐるみやラバマスキーチェーンも販売

「ドムドムハンバーガー 大須万松寺通店」店内は、立食タイプ(椅子なし)のテーブルが3~4人分。店舗の奥にはもう少しスペースがあり、来客が落ち着いた時点であと数席を追加できるという。ただ、店頭でいただかなくても、近隣には大須公園などもある。活気ある商店街を眺めながら、テイクアウト商品をいただくのもよいだろう。

 この店舗だけのオリジナル商品として、ドムドムの看板商品「丸ごと!!カニバーガー」の限定版をお勧めしたい。他店と違って「名古屋みそ味」があり、お店で揚げたカニ(ソフトシェル)と味噌の味が絡んで、濃厚な旨味を味わえる!

 ほかのお勧めメニューは、定番商品の「ビッグドム」や、もともと居酒屋の経営者であった藤崎社長が開発した「厚焼きたまごバーガー」など。また、高齢の方にも人気がある「かりんとう饅頭」などもある。ドムドムのメニューは、これまで食べたことがない方々にも、ぜひ試してほしい、オリジナリティあふれる逸品ばかりだ。

ドムドムハンバーガー 大須万松寺店 境嵩店長

 記念すべき新店を率いる境嵩(さかいたけし)店長は「これまで要望が多かった名古屋への出店がかない、とてもうれしい」と語った。

 実は境店長は入社半年で、関東のドムドム各店舗を巡回しつつ経験を積んだうえで、新店舗の店長に就任したとのこと。MBOによるスガキヤなどとの共同経営に移行して半年、3月の奈良県進出に次いで2軒目の新店に、意欲ある若手を抜擢するあたり、安定成長が続くドムドムの勢いが伺える。

スガキヤとの共同経営のメリット、大アリ! ドムドム藤崎社長に聞いた

大須万松寺店の店頭で藤崎忍社長にお話を伺った

 多忙ななか、ドムドムフードサービス・藤崎忍社長が開店前に駆け付けた瞬間に、行列に並んでいた200人近いファンがいっせいに声援を送り、記念撮影に気軽に応じていたのが印象的であった。ハンバーガーだけでなく、藤崎社長の人気もすごい。

 藤崎社長は2018年にドムドム社長に就任してから、新商品開発にも積極的に関わり、消滅の危機を迎えてきたドムドムの経営を立て直したことでも知られる。今回の「大須万松寺店」出店について、お話を伺った。

――10年ぶりに名古屋で新店を出店されたご感想は、いかがでしょうか?

藤崎氏:「ドムドム」の店舗はこれまで名古屋近辺で少なく、東は浜松市(ラフレ初生FC店)、西は奈良県香芝市(ぢゃんぼスクエア香芝店)まで食べに行く必要がありました。ご要望が多かった名古屋での出店ができて、うれしく思います。

――スガキヤなどとのMBOによって、新しい経営体制に移行しました。どんなメリットを感じられますか?

藤崎氏:昨年12月のMBO以降、スガキヤとは両社は良好な協力関係を築いています。今回のような新店の出店で、スガキヤとの物件情報を共有できることでしょうか。今回の店舗も3月まではスガキヤの別業態「スーちゃんのSweet Cafe」として営業しており、閉店以前の2月ごろから、ドムドム転換に向けて準備を進めていました。

――東海地方では、今後も出店されますか? また、関東進出を発表したばかりのスガキヤと、共同で出店する予定はありますか?

藤崎氏:現在のところ、発表できるような情報はまだありません。一例としてはフードコートなどで「スガキヤのラーメン店とドムドムを共同で出店する」ようなケースも考えられますが、いまは出店場所や形態は固定せず、物件との「出会い」を重視しながら柔軟に模索していく方針です。

近所の人々も「何これ?」。ドムドムにかかる期待

当日は特製のうちわが配られた

 オープンの際の大行列には、地元・大須万松寺通りの人々も驚いたようだ。

 いつもこのあたりを自転車で通るという男性は、「関東で会社勤めをしていた際に、埼玉県久喜市の駅前のダイエーにあったドムドムに、よく行っていた。懐かしいので、落ち着いたらまた来たい」と語った。

 また、商店街にある衣料品店の店員の方と、筆者が取材の時間待ちに使った喫茶店の奥さまは、わざわざ現地を見に来て「これはびっくり! この行列はただごとではない。またぜひとも食べにきたい」とのこと。

 1970年に創業したドムドムハンバーガーは、翌年に創業したマクドナルド日本法人より歴史がある「日本最古のハンバーガーチェーン」と言われる。久々の名古屋出店で盛り上がるドムドムが、さらなる成長を続けるのか、期待しながら見守りたい。