ニュース

沖縄のリゾートエリア恩納村に開業した高級コンドミニアムホテル「ブリスティア・スイート&リゾート沖縄恩納村」に泊まってみた

2026年7月15日 開業
沖縄恩納村の高台に開業する「BLISSTIA SUITES&RESORT(ブリスティア・スイート&リゾート)沖縄恩納村」。6階にあるインフィニティ・プールからの眺望

 サンケイビルと東急不動産、日鉄興和不動産は、沖縄県国頭郡恩納村に「BLISSTIA SUITES&RESORT(ブリスティア・スイート&リゾート)沖縄恩納村」(沖縄県国頭郡恩納村字前兼久497-6)を7月15日に開業した。

 運営はグランビスタ ホテル&リゾートが行なう。グランビスタ ホテル&リゾートは1958年に北海道不動産として創業し、三井観光開発を経て、現在ホテル事業をはじめ、水族館・ゴルフ場やハイウェイレストランなども展開している。

「札幌グランドホテル」から始まったホテル事業は、「ホテルインターゲート」ブランドや「キャプション by Hyatt なんば 大阪」などがあり、現在国内16の宿泊施設を手掛けている。8月には日本三景の松島を臨む、全室オーシャンビューで温泉付きの「YOKI MATSUSHIMA」の開業を予定している。

「ブリスティア・スイート&リゾート沖縄恩納村」。6階のインフィニティ・プールからの眺め

「ブリスティア・スイート&リゾート沖縄恩納村」は、リゾート型で全室が50m2以上の広い客室、長期滞在にも便利なキッチンなどの設備を備えるコンドミニアムホテル。直接海に面してはいないが、南北に貫く国道58号線を隔てた小高い丘の上に位置しているため、ホテルからの眺望は抜群で海岸線までよく見渡せる。

プール周辺は夜のライティングで美しく変貌する
ホテルの西面。海側からホテルにアクセスする際には、こちらから見ることになる

 沖縄恩納村には高級リゾートホテルが多数立ち並んでいるが、その南側の読谷村に近いエリア。「ホテルモントレ沖縄 スパ&リゾート」と「HIYORIオーシャンリゾート沖縄」間あたりの高台に位置している。最寄りのビーチは、「ザ・ムーンビーチミュージアムリゾート」のプライベートビーチとなっているムーンビーチがある。

 那覇から恩納村方面へはレンタカー移動が便利だが、空港からのリムジンバスや沖縄エアポートシャトルもあり、アクセスは良好だ。ムーンビーチ交差点近辺を目指し、上記ホテル周辺を目指して降りるとよい。

 路線バスであれば那覇空港で「120番 名護西空港線」に乗り、「ムーンビーチ前」バス停が最寄りになる。あとは徒歩圏内だが高台に登ることになるので、荷物によってはこの移動だけタクシー配車サービスを呼んでもいいだろう。空港からはバスや自動車で1時間程度だが、復路の空港に向かう午後の道路は渋滞が予想されるので、移動時間は余裕を持っておきたい。

国道58号線のムーンビーチ交差点から丘を上がっていく
交差点を逆の海方向に向かうと、プライベートビーチのムーンビーチがある
交差点にはホテルの銘板がある
ホテルエントランスの車寄せ
エントランスは中が見えない重厚な扉

 ホテルの建築コンセプトは「高台のグスク(石造りの城塞)に佇むリゾート」としていて、琉球石灰岩を積み上げた外壁など、座間味城や勝連城からインスピレーションを得たモチーフが使われている。

エントランスのドアが開くと、このような開放的なロビーが迎えてくれる。森に抜ける空間が広さを感じさせる
木を多用した沖縄伝統デザインが特徴的
沖縄を感じさせる生け花
ロビーはバルコニーに抜けて出ることができる作り。左に見えるレストランにつながっている
ロビーにつながるレセプションカウンターとラウンジ
レセプションカウンターまわりは重厚な作り

 ホテルは地上13階・地下1階のホテル棟と、地上3階・地下1階の共用棟に分かれている。レセプションは1階で、客室階は2~14階。6階に上がると、屋外にインフィニティ・プールとプール・ラウンジが広がっている。

 このプール・ラウンジのバータイム(19時30分~22時)は、宿泊者に無料のフリーフローとしてアルコールや軽食を提供する。このほか、ティータイム(12時~15時)とイブニングタイム(16時~19時)に営業している。

6階に広がるインフィニティ・プール
適度な温水でジャグジーもある。周辺の緑を見渡すことができ、鳥の鳴き声が聞こえる
階段で少し上がったところにはプール・ラウンジがある
プール・ラウンジは外に開いた作り。海岸線が見渡せる
プール・ラウンジは、落ち着いたバーのような作りになっている
ベランダとつながっていて開放感がある
ビールは自分でサーバーから注ぐスタイル

 プールは、屋外のインフィニティ・プール以外に、4階に屋内のインドア・プールも用意している。ジャグジーやレインシャワーなども備えており、天候や気分に応じて使い分けることができる。

 また、同じ4階にはサウナ付き大浴場のスパや本格的施術が受けられるリラクゼーション・スパがある。大浴場の浴槽は露天風呂ではないが、洞窟のように囲まれ感のあるめずらしいデザインをしていて癒やされる。

4階の屋内インドア・プール
大きな窓から自然がよく見える
プライベート感ある休憩ベッド
別室にジャグジーもある
レインシャワーも用意
4階にはサウナ付き大浴場のスパがある。こちらは女湯。洞窟のようなデザイン
洗い場はパーティションがある
サウナも用意している
こちらは男湯の広めの浴槽
似たようなデザインを施している
レインシャワーも用意する
洗い場の様子
脱衣所の洗面まわり
「GREEN EARTH 2050」のアメニティ類
フィットネスルームもある
4階のリラクゼーション・スパ。カップル用のトリートメントルーム
1人向けのトリートメントルーム。本格的施術が受けられる
受付と待合スペース
1階のロビー付近あるショップコーナー
ホテルで使われているアメニティの「ゆめじん」
「黒船」の沖縄限定品。カステラなど
伊江島の人気スナック「ケックン」なども
琉球焼き青風窯の焼き物

奥行きのある大型バルコニーを備え、広く快適な長期滞在に向く客室

 客室は、全室50m2以上の広さがあり、ラナイと呼ぶ奥行き3mの大型のバルコニーを備えているのが特徴だ。コンドミニアムとして使えるよう、キッチンなども備えている。恩納村のホテルコンドミニアムとしては最大の平均面積を誇るという。

 なお物件としては、ホテル運営をしながら別荘としても利用できる形態になっている。ホテル運営会社と賃貸借契約を結び、利用しない期間を客室提供し収入を得ることができる区分所有権物件として販売もしている。オーナーになると特別料金で利用できる。

「ブリスティア・スイート」は、156.8m2の最大面積で、1室のみの特別なスイートルーム。最大で6名まで対応する。ビューバスやサウナ、ランドリーも備え、アメニティも特別仕様になっている。2名宿泊時の1泊朝食付きが49万5000円からとなっていて、スパの無料利用などが含まれる限定宿泊特典も用意している。

「ブリスティア・スイート」のリビングダイニング
もちろんオーシャンビューだ
ラナイとグリーンのある中庭に挟まれた寝室
中庭を挟んでもう1つ寝室がある
ビューバスを備えた広い浴室
ラナイにも浴槽がある
シャワーブース
アメニティは沖縄の「ゆめじん」
同じく「ゆめじん」のスキンケアなど
冷蔵庫は大型だ
ランドリーも備わる

「コーナーデラックス・スイート」は、最上階角部屋で80m2ある。定員は6名までで、2名宿泊時の1泊朝食付きが11万6600円から。オーシャンビューの浴室を備えている。

「コーナーデラックス・スイート」のリビングダイニング
ダイニングテーブルも広い
ベッドルームが2つで各部屋になっている
ベッドルーム
浴室はオーシャンビュー

「デラックス・スイート」は77.2m2。定員は6名までで、2名宿泊時の1泊朝食付きが11万0000円から。

「デラックス・スイート」。ラナイが広々としている
リビングとダイニング
ベッドルームは2つある
ベッドルームはパーティションで囲み独立させることができる
洗面と浴室

「コーナープレミアム・スイート」は52.7m2。フォレストビューと海側も見える。定員は4名までで、2名宿泊時の1泊朝食付きが7万9200円から。13室用意している。

「コーナープレミアム・スイート」。海と森の両方を楽しめる
ベッドルームは窓向きの配置
浴室からも景色が楽しめる

「コーナー・スーペリア」は55.6m2。2面で開放感がある。定員は4名までで、2名宿泊時の1泊朝食付きが7万2600円から。13室用意する。

「コーナー・スーペリア」。リビングスペースとベッドが1つの部屋になる
角部屋の眺望がとてもよい
ベッド横にも窓がある

「スーペリア・スイート」は50.4m2で、もっとも多い108室を用意するスタンダードな客室となる。定員は4名までで、2名宿泊時の1泊朝食付きが6万6000円から。

「スーペリア・スイート」。浴室がガラス張り。ベッドルームはこの背面にある
リビングスペースからラナイを見る。オーシャンビューだ
ベッドルーム
浴室から外が眺めることができる

 試泊したのも「スーペリア・スイート」だったが、部屋の配置が少し異なっていた。設備とアメニティはこの部屋に備えられていたものを紹介しよう。

試泊した「スーペリア・スイート」。奥にリビングスペースがある
リビングスペースは十分過ぎる広さ
リビングスペースからラナイを見る
キッチンも備えている
ベッドルームはパーティションで囲むこともできる
ラナイから眺める。奥行きがありくつろげるスペース
ラナイからのオーシャンビュー
浴室と洗面
ハンドソープやコップなど
アメニティ類がカゴに入っていた
「GREEN EARTH 2050」のスキンケアセット
バスアメニティは、沖縄のブランド「KANASAN STYLE」
パナソニックのドライヤー
トイレは別室となっている
キッチンには冷蔵庫と電子レンジ
IHコンロもある
ネスプレッソのコーヒーメーカー
カップやグラスなど
カトラリー系。調理用具もある
フライパンなども用意
シャープの空気清浄機
もちろん大画面のテレビがある
ベッドサイドにUSB Type-CとType-Aの充電ポートがある。USBのマルチ端子ケーブルも用意
BluetoothスピーカーはEdifier MP230
買い物に便利そうなバックと貴重品用セキュリティボックス
肌触りのよいパジャマを用意している
使い捨てのスリッパ
部屋内に琉球焼きがデザインされていた
各階エレベーターホールは明るく森側の眺望が抜群
1階のエレベーターホール
コインランドリーも用意している

森に囲まれビュッフェが楽しめるメインダイニング「森“MUI”」

 レストランは1階ロビー横に、100席のメインダイニング「森“MUI”」が用意されている。地元の食材を使用した贅沢な料理が楽しめる。朝食が6時30分~11時、ディナーが17時30分~22時の営業。どちらもビュッフェ形式で、ディナーのみ肉と魚から選べるメインディッシュが付いている。朝食が3600円から(夏季と年末年始、11歳以下は別料金)、ディナーが6000円(11歳以下別料金)。外に広く開き、テラス席も20席用意されていて、森の景色に囲まれての食事が楽しめる。

 シェフの知念剛史氏からは、「“沖縄の森にいだかれ、美ら島の美食を味わう”をコンセプトに、沖縄の雄大な自然を眺めながら、地元の食材を使用して食材本来の味にこだわった料理を楽しめます。医食同源をキーワードに地産地消のビュッフェを展開していきます。伝統的な沖縄料理とホテルならではの一品をご賞味ください」とのメッセージをいただいた。

メインダイニング「森“MUI”」
メインダイニング「森“MUI”」のエントランス。ロビーに面している
外に大きく開いていて開放感がある
テラス席も20席用意されている
オープンなアクションステーションで調理されるメニューもある
ディナーのメニュー盛り付け例。肉か魚で選べるメインディッシュが付く
沖縄のメニューが並ぶ。ミミガー、ゴーヤチャンプルー、海ぶどう
島豆腐サラダ
ラフテーや豚しゃぶなど、ビールに合いそうなメニューをいただいてみた。ビールがサッポロなのは、グランビスタ ホテル&リゾートが北海道発祥というのが理由とのこと
こちらは朝食ビュッフェの盛り付け例
ポキ丼や沖縄風粥、テビチなどをいただいてみた
地元パイナップルと今帰仁のスイカが甘くて美味しい
シェフの知念剛史氏。「地元食材を使い食材本来の味にこだわった料理を楽しめます。医食同源をキーワードに地産地消のビュッフェを展開していきます」

地域共生こそが事業価値、ゲストの五感を開き、沖縄の自然や文化にとけ込む至福の滞在を提供

 内覧会に先だって、ロビーにて発表会が開催された。はじめに、グランビスタ ホテル&リゾート 代表取締役社長の荒井幸雄氏が登壇し、グランビスタホテル&リゾートの成り立ちについて解説しつつ、「創業当時の企業理念は、観光事業を通して地域に貢献することでした。その後、規模を拡大しましたが、一貫して行なってきたのは事業を通じて自然と人の共存。地域とともに歩むということです。

 これまで国内で札幌グランドホテルをはじめとする複数の地域の施設運営を通じ、そこに住む人たちと信頼関係を築いてきた経験から、それでも地域にはまだまだ知られていない魅力や価値がたくさんあることを私たちは知っています。そして、その価値を世の中に発信していきたいと考えています。地域共生こそが私たちの事業の価値となります。

 今回、その土地ならではの体験を、ゲストに届けるための新しい仕組みとしてランドリレーションを打ち出しました。ランドリレーションは、ホテルキャスト、地域事業者からなるランドリレーションサポーターにより、地域の魅力、沖縄の暮らしに存在する五感を伝えていきます。地域を思う情熱こそは私たちの描く未来の原動力となります」と理念や取り組みについて語った。

株式会社グランビスタ ホテル&リゾート 代表取締役社長 荒井幸雄氏

 さらに「今回開業するブリスティア・スイート&リゾート沖縄恩納村は、グランビスタの歴史に新たなページを刻む沖縄初の拠点になります。8月には、日本三景のひとつ宮城県松島に、スローラグジュアリーホテル『YOKI MATSUSHIMA』を開業します。

 私たちは、単にホテルとして進出するだけではなく、この恩納村の豊かな自然、そして何より温かい人の輪に関わる、本当の意味での地域の一員になりたいと願っています。ここに住まう皆さまと手を取り合い、沖縄の伝統や文化を未来へとつなぎながら持続可能な観光の新しい形を、この地から世界へ発信してまいります」とあいさつした。

ブリスティア・スイート&リゾート 沖縄恩納村 支配人 市川昌二氏

 続いて、ブリスティア・スイート&リゾート 沖縄恩納村 支配人の市川昌二氏が登壇し、「今回開業いたしますホテルのコンセプト、それは“沖縄に、とけていく”です。海と森の間の高台に佇む静かな空間のなかで、外と内の境界がとけていく時間を過ごしていただく、それによってゲストの五感を開き、沖縄の自然や文化に心の底からとけ込むような至福の滞在を提供していきます。

 この施設の建築コンセプトは、高台のグスクにたたずむリゾートです。沖縄の森と海にいだかれたこの地に建てられた当ホテルには、本物のグスクがそうであるように、琉球石灰岩で曲線的に築いた外壁をはじめ、館内の随所に勝連城などからインスピレーションを経たこだわりが散りばめられています。

 朝は小鳥のさえずりなど自然の音に包まれ、大地と美ら海の恵みをダイレクトに味わい、そしてオリジナルアロマや潮の香りの記憶に刻まれる。これらで心地よく刺激されることで、心が緩やかにとけ、この土地と一体になっていく、この五感を解放するアプローチこそが、私たちの目指すおもてなしの根幹になります」などと、コンセプトを含めて、施設の詳しい解説があった。