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東京アウトドアショー2026で話題の車中泊向け新型車。トヨタ系コンプリートカー、マツダ CX-5・スズキ ハスラーの純正アクセサリーに注目【車両編】
2026年6月29日 20:30
- 2026年6月26日~28日 開催
6月26日~28日の3日間、千葉・幕張メッセで「東京アウトドアショー2026(TOKYO OUTDOOR SHOW 2026)」が開催された。「自然に優しく、自然を楽しむ。アウトドアを通して多様性のある生活をもっと楽しむ」をコンセプトに、アウトドアレジャーに関連するさまざまなメーカーやブランドが集結するイベントとなっている。
一時期のアウトドアブームは落ち着いた感があるが、それはジャンルとしての縮小ではなくコア層が定着したと見ることもでき、実際に会場は多くの来場者でにぎわっていた。
本稿では東京アウトドアショー2026に出展していたメーカーやブランドの製品のなかから、トラベル Watchで連載している「車中泊の拠点 RVパークを訪ねる」に関連するような、車中泊向けの車両を中心に紹介していく。
トヨタ・マツダ・スズキ、自動車メーカーの出展
RVパークやオートキャンプサイトを使ったクルマ旅を楽しむ人は年々増えており、自動車メーカーもそうしたニーズに対してかなり踏み込んだアプローチをするようになっている。
今回は自動車メーカーのマツダとスズキが新型車にアウトドアをイメージしたカスタマイズを施して出展していたのに加えて、トヨタ車のカスタマイズを手がけるトヨタカスタマイジング&ディベロップメントのブランド「モデリスタ」も車中泊仕様車を展示。
さらにはトヨタの純正部品・用品の取り扱いからリテール、ロジスティックなども手がける「トヨタモビリティパーツ」も車中泊用のオリジナルベッドキットを装備したデモカーを展示。
単なる車両展示ではなく、車中泊やクルマ旅での楽しみ方まで見せる提案型の展示になっていた。
マツダは新型「CX-5」の車中泊仕様を展示
マツダブースでは5月21日に発売した新型クロスオーバーSUVの「CX-5」を展示していたが、今回は単なる車両の展示ではなく、マツダ本社がある広島県で活動するアウトドアブランド・企業と共創して、新型CX-5を使ったアウトドアシーンの展示やワークショップの開催などを行なった。
注目したのは純正アクセサリーとして設定している「ベッドクッション」を使う車中泊仕様の展示。ベッドクッションは幅が310mm、長さが510mm、厚みが254mm。展開すると長さは約1800mmになるが、新型CX-5ではラゲッジの奥行きから約1500mmのサイズで使用することになる。
ただ、これでは成人男性が寝転ぶには長さが足りない。しかし、写真を見て分かるように、スペースには前倒しした後席のヘッドレスト分の余裕があるので、実際に寝る場合は、ヘッドレストを枕として利用したり、ヘッドレストを外して空いたスペースにクッションなどをはめ込むことで、実質的なベッドサイズを延長することができそうだ。
車中泊では窓の目隠しをするためのアイテムも欠かせない。その点についても、純正アクセサリーには遮光率1級の生地を使用したサンシェードとウィンドシェード(網戸機能付き)もラインアップに用意していた。これらのアクセサリを揃えることで新型CX-5で快適な車中泊を楽しむことができるようになるはずだ。
車中泊ではハイエースのようなワンボックスカーや軽バンを利用するのが一般的だが、そうした車種では普段の生活スタイルに合わないこともある。車中泊に興味はあるが実行することができなかったという人にとって、新型「CX-5」を使ったこの展示は魅力的に映るのではないだろうか。
スズキはハスラーの車中泊仕様を展示
次はスズキブース。展示していたのは「ハスラー タフワイルド」と「エブリイJリミテッド」の2台。ハスラー タフワイルドが助手席側にシュラフを展開した車中泊仕様で、エブリイJリミテッドはガレージライフをイメージした展示になっていた。
スズキの人気車ハスラーは、アウトドアイメージも強く荷物もたくさん積めることからテント泊ユーザーにも好まれるクルマではあるが、車中泊ユーザーからの注目度はそれほどでもなかった。
理由は、乗用車タイプのため就寝スペースが確保できないのではないかといったことであったが、今回の展示を見るとまったくそんなことはない。
実はハスラーの室内長はダッシュボード部分からテールゲート部分まで長さが約2.2mあるので、シートアレンジをフルフラットにすることで一般的なサイズのシュラフを展開できる。
それに加えて、ハスラーはアウトドアレジャー向け純正アクセサリーが豊富に揃っていた。荷物を詰め込んだトランクボックスなど搭載するためのルーフキャリアから、現地でのリビングスペースが作れるカータープ、テールゲートを開いた状態でその下をプライバシースペースとして使うことができるカーテン&タープキットもある。
そして車中泊では必須のアイテムであるフロント、リアのプライバシーシェードにベッドマットとして使えるリラックスクッションも揃えている。
トヨタ車販売店で購入できる車中泊仕様車を展示
トヨタ車のカスタマイズを手がけるトヨタカスタマイジング&ディベロップメントは、「モデリスタ」ブランドとしてアウトドア用コンプリートカーを展示。今回はそのなかから人気のミニバンである「ノア」と「シエンタ」をベースとした車両を紹介する。
まずはミニバンのノアをベースにしたモデリスタコンプリートカー「マルチユーティリティ(エムユー)」。専用ラゲージフレームとラゲージボードによる2段構造の大容量ラゲージを標準装備して、買い物からアウトドア、趣味の道具の積載まで幅広いシーンに対応する車両となっている。ここにさらにフロントベッドボードを装着することで、車中泊が可能なフラットな空間を作ることができる。
写真はフロントペッドボードを装着したもので大人2名がゆったりと就寝することも可能だ。
さらにソロで利用する場合、左側のベッドボードを取り外すことで、ベッドモードのまま2列目シートを展開することができるので、ゆったり座る・のびのび寝るを両立できるスペースが作れるのだ。
トヨタモビリティパーツのシエンタ用ベッドキット
車両紹介の最後はトヨタ車の純正パーツなどを扱うトヨタモビリティパーツが出展していた「シエンタベッドキット」。
テーマは「愛犬と一緒に旅をするための車中泊スタイルの提案」で、後席とラゲッジスペースを就寝用のベッドスペースとして展開するためのベッドマット&ベッドフレームキットで構成。適応車種は2022年8月からの現行モデルが対象になっていた。
モデリスタの「ジュノ」が4ナンバー登録だったのに対して、こちらはシートを取り外すことなく装着できるところが特徴。
乗車定員の変更などもないのですでにシエンタを所有している人でも装着することができる。こちらもトヨタ系列企業の製品なので、信頼性についても不安がない。
使い勝手については厚めのベッドマットなどを見る限り快適そうだが、純正のシートを取り外すことなくベッドボードを追加しているので、ベッドボード位置は少々高め。ベッドから天井までの距離も近くなっている。
そのため、カーサイドタープなどと組み合わせてリビングスペースは車外、就寝は車内といった感じで使い分けるとよいのではないだろうか。















































