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「OMO7横浜 by 星野リゾート」本日予約開始。愛犬家専用フロアや屋外ドッグラン、ブランド初の“パン飲み”も

2026年4月21日 開業
横浜スタジアム目の前の「BASEGATE横浜関内」内にオープン

 星野リゾートは、「OMO7横浜 by 星野リゾート」(神奈川県横浜市中区港町1-1-1)を2026年4月21日に開業する。これに先立ち、10月22日から公式サイトで宿泊予約を受け付けている。宿泊料金は1泊1室3万6000円~(2名利用時、食事別)。

 コンセプトは「気分上々、ハマイズム」。JR関内駅から徒歩1分の、旧横浜市旧市庁舎跡地を活用した開発プロジェクトで建設される「BASEGATE横浜関内」内の施設で、建築家・村野藤吾氏が手がけた旧横浜市庁舎行政棟をレガシーホテルとして再構築する。なお行政棟は、8月に戦後の建造物として初めて「横浜市認定歴史的建造物」に認定された。

 1階 OMOベースには、旧市会棟本会議場にあった円形照明の要素を取り入れた特殊照明を設置。旧横浜市庁舎の象徴的存在でもあった元市民広間大階段は1階と2階を繋ぐ大階段として、村野藤吾氏の特徴的デザインである滑らかな曲線を含む手すりの一部も再活用する。

外観
メインビジュアル
OMOベース(全景)
OMOベース(フロント)

 客室数は全276室で、広さ20~73m2の全9タイプを用意。広さと高さを兼ね備える「やぐらスイート」(定員6名)、ゆったりとしたソファを備える「かたりばルーム」(定員4名)などから選べる。

 客室のテーマカラーである赤・青・緑は、それぞれ旧市庁舎内で使用されていた色を落とし込んでおり、赤は旧市長室の絨毯、青は旧市庁舎内の磁器質タイル、緑は旧市会棟本会議場議員席をイメージしているという。

旧市長室の赤い絨毯 ©Photo by KOUJI HORIUCH
やぐらスイート(定員6名)
旧市庁舎内の青い磁器質タイル ©Photo by KOUJI HORIUCH
かたりばルーム(定員4名)
旧市会棟本会議場の緑色の議員席 ©Photo by KOUJI HORIUCH
やぐらルーム(定員3名)

 さらに愛犬家専用フロアには、ドッグフレンドリーダブルルーム、ドッグフレンドリーデラックスルーム、ドッグフレンドリースイートの全3タイプを用意。なかでもスイートルームは、6名定員に加え小~大型犬2頭まで一緒に過ごせるため、家族3世代やグループ旅行など多様な旅のニーズに応えられるとしている。

 館内には、屋外ドッグランと屋内ドッグラウンジの両方を備えた「OMOドッグガーデン」も設置。ドッグランで思いきり遊んだり、屋内で飲食を楽しみながらリラックスしたりと、愛犬と心ゆくまで思い思いの時間を過ごせるという。

ドッグフレンドリースイート(定員6名+小~大型犬2頭まで滞在可能)
OMOドッグガーデン ドッグラウンジ

 OMOブランド初の形態となる「OMOベーカリー」では、朝はカフェテリア形式でパン中心のセットメニュー、昼から夜にかけてはカレー伝来の地である横浜になぞらえて特製のカレーパン5種類をメインに販売。ランチやカフェだけではなく、夜は「パン飲み」も楽しめるとのこと。

OMOベーカリー
OMOベーカリー カレーパン
OMOベーカリー パン飲み

 OMOダイニングでは、朝食ビュッフェ「Yokohama Morning Specialties」を提供。夜は、横浜らしいナポリタンやドリアのほか、オマール海老の麻婆ポットパイや、スパイシーなラムを包んだ赤の餃子など中華メニューもアラカルトで用意する。

OMOダイニング
OMOダイニング 朝食
OMOダイニング 夕食アラカルトメニュー

 また、旧横浜市庁舎の屋上「HAMAKAZEテラス」では、夜のイベント「気分上々、ハマナイト」を開催予定。クラフトビールやできたてのオリジナルフードを片手に、ジャズを含むさまざまなジャンルの音楽を生演奏で楽しめるという。

夜のイベント「気分上々、ハマナイト」

 そのほか、約60年にわたる旧横浜市庁舎の歴史のなかで、横浜で生まれた文化や歴史背景を知ることができる「ハマイズムコレクション」を1階 OMOベースに展示。

 OMOブランドならではの、ホテルから徒歩圏内の街を学ぶ「Go-KINJO(ごーきんじょ)」サービスも提供する。館内には「ご近所マップ」を設置するほか、「ご近所ガイドOMOレンジャー」によるガイドツアーも計画中とのこと。

ハマイズムコレクション
ご近所マップ
ご近所ガイドOMOレンジャーによるガイドツアーも計画中
OMOブランドは全国に16施設を展開。2026年1月に「OMO5横浜馬車道」、2026年4月には「OMO7横浜」が開業予定
空室・料金チェック