Luup、運転免許不要の三輪ユニバーサルカー「Unimo（ユニモ）」。万博会場で初公開

三輪・小型のユニバーサルカー「Unimo（ユニモ）」

　Luupは、三輪・小型のユニバーサルカー「Unimo（ユニモ）」のコンセプトモデルを発表した。大阪・関西万博の実証実験会場「ロボット＆モビリティステーション」にて8月25日～31日の期間、展示を行なう。観覧予約は不要。

　同社のミッション“街じゅうを「駅前化」するインフラをつくる”の実現を目指し、年齢・性別などの違いにかかわらず、できるだけ多くの人が利用できるよう開発したもの。技術パートナーとしてアイシン、デザインパートナーとしてGKダイナミックスの2社が携わっている。

万博会場で初公開となる「Unimo（ユニモ）」のコンセプトモデル

　車両区分は「特定小型原動機付自転車」のため、16歳以上であれば運転免許不要。制限速度は車道通行時20km/h、一部の歩道や路側帯の通行時は6km/hとなっている。

　走行状況のデータをリアルタイムに分析し、車体の傾斜角を調整する「リーンアシスト制御」により、小型ながらも三輪構造の安定性を確保したうえで、二輪車並に幅が狭い道路でも走行できるとのこと。

　サイズは130×59.5×120cm（長さ×幅×高さ）で、自動車や電動キックボードと同程度。LUUPの既存ポートに停車できる。重量は約60kg、耐荷重は120kg。車輪サイズは前輪が12インチ、後輪が10インチ。

　今後は試乗会などを実施したうえで、2026年度中を目途に複数地域で実証実験を行ない、シェアリングサービスへの本格導入を検討していく方針としている。

走行イメージ

大阪・関西万博会場内のロボット＆モビリティステーションで展示を行なう