福岡空港国内線ターミナル複合施設が2027年夏開業。既存の3倍・約270店舗で国内空港最大級に

福岡空港国内線ターミナルに直結する複合施設が2027年夏ごろ開業

　福岡国際空港は、国内線ターミナルに直結する複合施設を2027年夏ごろ開業すると発表した。地上11階建、延床面積約4万m2に、商業施設、ホテル、バスターミナルなどの機能を有する。既存の国内線ターミナルビル（地下2階～地上5階建、約12万8000m2）を増改築するかたちで4月より着工する。

　複合施設が開業すると、飛行機に乗らない人も利用できる保安検査場通過前エリアの店舗数はこれまでより約180店舗増えた合計約270店舗になり、国内空港最大級となる。コンセントは「旅する空港」。空港にいながらローカル（福岡・九州）とグローバル（アジア）を旅するような非日常空間を目指すという。

　1階は、到着フロアと接続し、旅をアシストするトラベル用品店やサービス店、スーパーマーケットなど、日常的に利用できる店舗をラインアップする。また、路線バスや高速バスの乗降場となるバスターミナルも新設。あわせて、国内線・国際線ターミナル間の移動時間を約5分に短縮する連絡バス専用道も整備する（乗降場と待合室は2階に設置）。

　2階は、出発フロアと接続し、福岡・九州を中心とした日本各地の食と土産を取り揃える。できたてを味わえる「食べ歩きグルメゾーン」も新設する。

　3階は、日本文化であるキャラクターの雑貨店や体験コンテンツを展開し、年代・国籍問わず楽しめるにぎやかなフロアに。

　4階は、日本最大級のアジアンフードフロア。広さ約8000m2の異国情緒あふれる空間に、レストランやフードコート、横丁などのスタイルで40店舗以上が出店。何度来ても新しい、就航先のアジア各国料理がラインアップする。

　5～11階には、西日本鉄道グループ初の空港直結型ホテル「ソラリア西鉄ホテル福岡エアポート（仮称）」が入居。全165室の客室、浴場やサウナ、フィットネスを擁する。

国内線ターミナルビル 到着口（北）正面には、1～4階をつなぐ大階段を設置

バスターミナル機能は1階に