ニュース
虎ノ門ヒルズ ステーションタワーの飲食フロアがついに開業! 和洋中だけじゃない専門店、完全予約制など魅力あふれる4階~地下2階を見てきた
2024年1月17日 12:49
- 2024年1月16日 開業
10月に開業した「虎ノ門ヒルズ ステーションタワー」には、以前紹介した「ホテル虎ノ門ヒルズ」やオフィスエリアがあるほか、飲食店やショップが並ぶ商業エリアも設けられている。
開業に合わせてオープンしたテナントも多いが、4階のダイニングフロアや2階の大型店舗は1月16日から営業を始める。実際の店舗を見てきたので写真を中心にいくつか紹介しよう。
4階はエリア最大級のダイニングエリアとして人気店など20店が軒を連ねる
1500m2の敷地にレストランやカフェを集めたのが4階のダイニングフロア。ジャンルは和洋中だけでなく、うなぎの専門店であったり、串揚げ専門店も軒を連ねるなど多種多様なので、食の好みやシーンに合わせて見つけることができる。店舗のなかには完全予約制になっているところもあり、落ち着いた雰囲気のなかでディナーを楽しむことも可能だ。
店舗は中央にあるエスカレーターを取り囲むように配置されている。内装は通路側にカウンター席を設けたスタイルや、店内が見えるようにオープンで入りやすい雰囲気を重視したタイプと、ドアを開けて入るプライベート感を重視したタイプに分かれている。
スカイデッキでエリアをつなぐ2階には大型の飲食店が入居
虎ノ門ヒルズ ステーションタワーの2階には「T・デッキ」と呼ばれるスカイデッキがあり、虎ノ門ヒルズ 森タワーとつなぐ玄関にもなっている。
席数を多く備えた飲食店が入居しており、その一つが「THE GRILL TORANOMON」だ。同店は店内114席の大型オールデイダイニングで、カウンター席や通常のテーブル席に加え、テラス席や個室も用意している。提供するメニューはカツレツやカレーライス、カニクリームコロッケなど親しみやすい洋食を現代風にアレンジしたものがメインで、フレッシュオイスターや魚介のアペタイザーも振る舞う。
地下1階には都市型スーパーとワインレストランのコラボ店舗がオープン
地下1階には世田谷区のスーパー・酒「信濃屋」とワインレストラン「W」がコラボした「cask/W TORANOMON」がオープン。caskではデリやスイーツ、パンなどが購入でき、お酒を取り扱う信濃屋らしく、ワインやウイスキーも数多く揃えている。Wはレストランスタイルで営業するほか、デリ弁当も販売している。おもしろいのは1500円払えば持ち込み可能なBYOスタイルを取り入れていることだ。隣のcaskで好きなワインを選んで、料理と合わせることもできる。
駅近のアクセスのよさと多種多様なジャンルが味わえる「T-MARKET」
地下2階にあるのが飲食店を中心に27店舗が軒を連ねる「T-MARKET」だ。すでにほとんどの店舗がオープンしているが、今回のタイミングですべてが出そろった。
インテリアデザイナーでワンダーウォール代表の片山正通氏が空間デザインを手掛けている。片山氏が「あいまいな空間を目指した」とするこちらのエリアは、駅からのアクセスのしやすさ、ショップの回りやすさなど、すべてが続いているようなあいまいさを表現したそうだ。照明にもこだわったそうで、時間の経過とともに5段階で明るさが変わるようになっている。特に夜の時間帯は照度を落とすことで、しっとりとした雰囲気で飲食やショッピングを楽しめるようになっている。
また、各所にパブリックテーブルが設置されており、朝から夕方までは自由に使用でき、ディナータイムからはレストラン席としてスタッフが案内する仕組みになっている。スマホを使ったモバイルオーダーにも対応しており、注文した際はフードなどをテーブルまで持ってきてくれるなど使い勝手も考慮されている。