ニュース

ホテル虎ノ門ヒルズがいよいよ開業。大人気が予想される三つ星シェフ監修のレストランや見晴らし抜群の客室を見てきた!

1階にセルジオ・ハーマン監修「ル・プリスティン東京」

2023年12月6日 開業

12月6日に開業した「ホテル虎ノ門ヒルズ」

 10月に開業した「虎ノ門ヒルズ ステーションタワー」に205室を擁する「ホテル虎ノ門ヒルズ」(東京都港区虎ノ門2-6-4)が12月6日にオープンした。

「アンバウンド コレクション by Hyatt」に位置付けられた施設内にはミシュランガイドの三つ星を長年獲得しているセルジオ・ハーマン氏が監修したレストランも設けている。

国内2軒目で東京初となるアンバウンド コレクション

 今回オープンする「ホテル虎ノ門ヒルズ(HOTEL TORANOMON HILLS)」は、ハイアットのインディペンデント・コレクションの一つであるアンバウンド コレクション by Hyattのブランドとして開発された。アンバウンド コレクションについて同社は、「洗練されていながらも枠にとらわれないユニークな体験を求めるお客さまのご要望をかなえる、アッパーアップスケールからラグジュアリーなカテゴリーのホテルコレクションです」と説明している。

 日本では、2022年に「富士スピードウェイホテル」が開業しており、ホテル虎ノ門ヒルズは国内では2軒目、東京では初となる。施設は1階にレストランやカフェ、11~14階に客室やラウンジを配置している。

 アンバウンド コレクションにはそれぞれのストーリーがあるとし、ホテル虎ノ門ヒルズはグローバルビジネスセンターの形成を目指す虎ノ門ヒルズエリアにおける中核施設の一つとして、ビジネスやレジャーなどさまざまな人が交流できる拠点「虎ノ門のアーバンリビングルーム」となることを目指している。戦略発表会でコマーシャル担当シニアバイスプレジデントのカリーナ・コーレンゲル氏が「人々の胃袋をつかみたい」と述べていたように、三つ星シェフにレストランやホテルの飲食を監修してもらうなど、食体験にも力を入れているのが特徴だ。

10月に開業した「虎ノ門ヒルズ ステーションタワー」。地上49階建て、高さは約266mあり、東京メトロ日比谷線の虎ノ門ヒルズ駅と直結している

ホテルの顔にもなっている世界的なシェフが手掛けたレストラン

 1階にあるのがセルジオ・ハーマン氏が監修したレストラン&カフェ「ル・プリスティン東京(Le Pristine Tokyo)」だ。没入型ガストロノミー体験を届けるレストランとして、「食」「ファッション」「デザイン」「アート」「音楽」を5つの重要なエレメントとして掲げている。

 総支配人であるギヨーム・ ポピー氏は「ホテル虎ノ門ヒルズは東京の中心に位置し、世界のグルメやラグジュアリーを求めるお客さまのホテルとなっています。そのメインとなるのがル・プリスティン東京で、今回コラボレーションできたことを大変うれしく思います」と紹介した。

アンダーズ東京、ホテル虎ノ門ヒルズ マネジングディレクター 兼 総支配人 ギヨーム・ ポピー氏
ル・プリスティン東京の店内
カウンター席やカフェブースも用意している

 セルジオ・ハーマン氏はオランダ・ゼーラント州の片田舎で生まれ育ち、父親が腕を振るっていたレストラン「アウト スラウス(Oud Sluis)」でキャリアをスタートさせた。「海に近い小さな村でムール貝の美味しいお店として有名でした。その後、店を継ぎ、自分のやりたいことをやれと言われたので、高級レストランを目指し、ミシュランの三つ星を獲得しました」と自身の歴史を振り返り、そのあとはヨーロッパ各地でレストランを開いてきたことを説明した。

 コロナ禍で困難な時期に「東京で店を出さないか?」とオファーされたときは1時間考えて答えを出したとし、「一生に一度のチャンスと思ったので、今私はここに立っています。サポートしてくれたハイアットとチームのメンバーに感謝します」と話した。

ル・プリスティン東京 監修 セルジオ・ハーマン氏
オープンキッチンなのでシェフが腕を振るう姿も見られる

 ランチを試食する機会があったので、5品が提供されたコースをいただいた。どれもが味はもちろんのこと、非常に見た目も美しく仕上げられていることに感心した。レストランのコンセプトに「ゼーラント地方と日本の厳選された旬の食材を融合させたコンテンポラリーなヨーロッパ料理で提供」とあるように、ハマチやウニ、国産のムール貝や黒大根など、日本の食材をふんだんに使いつつも、味付けは日本とは違うので非常に新鮮に感じる。

 メインで提供されたパスタ料理「オレキエッテ ゼーラント風」は、魚介をふんだんに使ったブイヤベースに、濃厚なバターと隠し味にイタリアの辛口ソーセージ(輸入できないので北海道産)を使ったリッチで複雑な味わいがクセになる一品だった。魚介の素材が持つテイストを大事にしつつ、さまざまな調理法で提供するセルジオ・ハーマン氏のスタイルは、日本人にも高く評価されそうだ。

ハマチ、毛蟹、ピスタチオ、黒大根
サラダ“ル・プリスティン”、南瓜、グレープフルーツ、タレッジョ、エンダイブ、ヘーゼルナッツ
ヴァン・ジョーヌ・カスタード、国産ムール貝、雲丹、すだち
ストロベリー、柚子、トンカビーン、ピンクペッパ
オレキエッテ ゼーラント風

 屋外テラス席も用意したカフェも併設されており、平日のランチコースは3800円~となっている。レストランは4コース1万7000円~で、2023年12月は宿泊客のみが利用できる。

深夜便到着客でも利用できるラウンジやシャワーブース

 客室は全205室で、11階から14階までの4フロアに設けられている。内装はデンマークのデザイナーユニットである「スペース・コペンハーゲン(Space Copenhagen)」が手掛けており、天然素材を活用したミニマルなインテリアとすることで、利用客が気軽にくつろいだり、仕事をしたり、交流できる空間を演出している。

 350m2ある「ザ・ラウンジ(The Lounge)」は2層構造になっており、天井高6mの開放的な空間が特徴。ラウンジスペースのほか、ミーティングルームも設けられており、深夜便で早朝に到着する宿泊客用にシャワーブースやリラクゼーションルームも備えている。

宿泊客が利用できるザ・ラウンジ
上層にはオフライン会議ができる個室、鍵付きロッカー、仮眠室、シャワーブースなどを備えている。深夜便で到着したチェックイン前の宿泊客も利用できる

 最上位の部屋は「虎ノ門スイート」(160m2)で、2層構造が特徴で1階がリビング、2階がベッドルームと浴室になっている。こちらは宿泊を伴わないイベントスペースとしても利用できる。内覧会では、ビューが自慢の「パノラマ コーナースイート タワービュー」(65m2)やスタンダードの「プレミアム シティビュー キング」(40m2)、「デラックス ツイン」(32m2)も公開した。

 宿泊料金は、スタンダードルーム175室(27~40m2)が6万3250円~、スイート30室(48~160m2)12万6500~となっている。

2層構造の虎ノ門スイート
カウンター付きのキッチン
壁掛け収納式のベッド
浴槽付きのバスルーム
ウォークインクローゼット
パノラマ コーナースイート タワービュー
角部屋ならではの眺望が自慢
プレミアム シティビュー キング
デラックス ツイン
廊下も天然素材を多く用いた落ち着きのあるデザイン