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虎ノ門ヒルズ駅、拡張完了で地下2階コンコース・新改札は今日から! 銀座線 虎ノ門駅まで地上に上がらず行けるように
地下1階の改札はすべて廃止
2023年7月15日 08:41
- 2023年7月15日 供用
東京メトロは7月15日、日比谷線 虎ノ門ヒルズ駅の地下2階コンコースと新しい改札口の供用を開始した。
周辺のまちづくりをUR都市機構と共同で行なってきたもので、既存の地下1階ホーム階の下にコンコース階を設けて、7月竣工の「虎ノ門ヒルズ ステーションタワー」と接続(ビルの開業は秋ごろ)。
さらに銀座線 虎ノ門駅までの地下通路を接続して、虎ノ門ヒルズの各タワーやバスターミナルともつながり、地上に出ることなく行き来できるようになった。これに伴い、地下1階の改札はすべて廃止した。
虎ノ門ヒルズ駅はもともと東京2020大会に間に合わせる形で事業を進めていたため、2020年6月6日の開業から昨日までは第1形態とでもいうべき仮の姿となっていた。いったん開業したあとも地下の掘削や構築物の新設を続け、このたび駅構内は完成形となった。本日時点ではステーションタワーの全容は確認できなかったが、秋には区域面積が約7.5ha、延床面積は約80万m2の広大なエリアが完成する予定だ。
なお、ステーションタワーには、ハイアットの東京初進出ブランド「アンバウンドコレクション by Hyatt」を冠する「ホテル虎ノ門ヒルズ」のほか、ギャラリー兼ホールの「TOKYO NODE」、約80店舗が入居する商業エリアや飲食エリアなどが入居する。
地下コンコースの完成についてUR都市機構 東日本都市再生本部 都心業務部 担当部長の轟幸紀氏は、「駅街一体の空間がいよいよ完成した。回遊性が向上して賑わいが増していくことを期待している」と述べ、東京メトロ 鉄道本部改良建設部 第二工事事務所長の川上和孝氏は、「回遊性を待たせるのが本来のコンセプトだったが、東京2020に間に合わせるため昨日までの形になっていた。地下鉄のホームに日差しが入ってくるのは新しい取り組み」と説明した。