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星野リゾート、北海道弟子屈町に温泉旅館「界 テシカガ」2026年開業。阿寒摩周国立公園川湯温泉の街づくり事業で

2023年10月12日 発表

星野リゾートが北海道弟子屈町で開発計画中の温泉旅館名称を「界 テシカガ」に決定

 星野リゾートが全国に展開する温泉旅館ブランド「界」は、北海道弟子屈(てしかが)町の「阿寒摩周国立公園川湯温泉街まちづくりマスタープラン」と同時に開発を計画している温泉旅館施設の名称を「界 テシカガ」に決定した。

 所在地は、北海道川上郡弟子屈町川湯温泉2丁目。北海道では「界 ポロト」に続く2軒目の界ブランド施設として、2026年の開業を予定している。

 北海道東部に位置する弟子屈町は、世界トップクラスの透明度を誇る「摩周湖」や日本一大きなカルデラ湖の「屈斜路湖」など、大自然が広がる国立公園エリア。

 施設名称にカタカナを取り入れた理由は、弟子屈という地名を「初めて知る人には読みやすさ、よく知る人には斬新なインパクトがあること」。またテシカ(岩盤)・ガ(上)というアイヌ語の意味もあり、「自然の力を感じさせることに着目」したという。

 具体的な客室数や館内設備は未定としているが、酸性度の高く、泉質のよい温泉が湧き出る「川湯温泉」を活かし、界ブランドが掲げる「ご当地の魅力に出会える温泉旅館」のもと、エリア全体の魅力を滞在の各シーンで楽しめる施設を目指していくとした。

星野リゾート 代表 星野佳路氏がオンラインプレス発表会で、自治体・環境省とともに進める川湯温泉街の再開発プロジェクトについて説明
川湯温泉の源である「硫黄山」は活火山で、山肌からは常に蒸気が立ち上る
川に流れ込んだ温泉の湯気が漂う情景も見られる
「阿寒摩周国立公園川湯温泉街まちづくりマスタープラン」は温泉街全体の再開発事業の基礎となる構想
温泉が流れる川に入浴できる「川湯広場」、木漏れ日と心地よい自然に包まれた「川湯テラス」、川にそって屋台が立ち並ぶ「川湯横丁」などを整備予定
「界」は星野リゾートが全国22施設に展開する温泉旅館ブランド
北海道内ではOMOやリゾナーレも展開。界は2022年に「界 ポロト」として初進出した