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ANA、7月からハワイ路線週7便でA380が帰ってくる! 井上社長「ホヌで家族でハワイに」

2022年4月29日 実施

ANAがハワイ路線の展望を説明した

 ANAは4月29日、今後のハワイ路線の展望について羽田空港で説明した。

 エアバス A380型機「FLYING HONU」のモデルプレーンを携えて現われた代表取締役社長の井上慎一氏は、「ほぼ3年ぶりの、なんの移動制限もないゴールデンウイーク。その初日の象徴的なホノルル便を、ほぼ満席の予約で迎えることができて非常にうれしい。『ハワイが戻ってきた!』という思い。ハワイ便を復活してほしいという声はずっとあった。感染症危険情報レベルの引き下げを受けて、いの一番でハワイのツアーを発売したことで、われわれとお客さまで思いを共有できたと思う。

 GWを皮切りに、来月は週4便、7月は羽田・成田を合わせて週7便に復便する。特に成田では超大型旅客機A380を金曜と土曜の夜に飛ばす。夏休みは万全の準備で皆さまをお待ちしている」と、ハワイ路線にかける期待の大きさを説明した。

 井上氏は「ホヌで家族でハワイに出かけてほしい」と呼びかける一方、いまだ多くの国・地域に対して出発前のPCR検査が必要で、往復で1人あたり4万円程度、4人家族なら16万円ほどかかる現状に触れ、1日の入国者数上限の撤廃や感染症危険情報レベルのさらなる引き下げなどとともに、こうした制限の緩和を求めていきたいとした。

チェックインカウンターの様子
渡航に必要な書類を事前確認する仕組み「ANA Travel Ready」をすませておくことで、チェックインがスムーズになる
21時55分発NH186便は246席のボーイング 787-9型機で運航。この日の乗客は223名(幼児9名含む)
第3ターミナル109番ゲート前。ほぼ満席でにぎわった

 また、ANAは羽田と成田の国際線 ANA SUITE LOUNGEで、トレイ式の食事サービス「SUITE DINING」を4月27日から開始している。従来のビュッフェ形式に加えて、対面・接触の機会を抑えるため、ワントレイに主菜・副菜・汁椀などをまとめた形を採っている。

 なお、食事の内容は時間帯で変わり、11時までは和食・洋食の朝食メニュー、11時以降は和食・洋食の昼夕食メニューを提供する(関連記事「ANA、国際線ラウンジで時間帯により内容が変わる食事サービス」)。

トレイ式の食事サービス「SUITE DINING」
朝食メニュー
昼夕食メニュー
ヘルシーかつバーガー
ラウンジのテーブルにあるQRコードを読み込むと麺類やカレーなど温かい食事をオーダーできる。できあがるとSMSで通知が届く仕組み。以前はカウンターまで行って注文していたが、ワンクッション減ることで非対面・非接触化が進んだ