ニュース

マレーシア政府、5月1日入国分から規制緩和。入国条件はコロナ以前のものを適用

2022年4月28日 発表

マレーシア政府は5月1日入国分から入国時や滞在中の規制を緩和する

 マレーシア政府は、5月1日入国分から入国時や滞在中の規制を緩和することを発表した。

 4月1日から誰でも入国が可能となり、入国条件はコロナ以前のものを適用している(日本国籍であれば90日以内の観光・商用目的はビザなしで滞在可能)。なお、入国には6か月以上のパスポート残存期間と往復の航空券が必要となる。

 ワクチン接種については、種類と年齢と回数により「完了」の定義が異なる。未完了となった場合は未接種者同様入国後5日間の隔離が必要で、4日目にRT-PCR、または5日目に迅速抗原検査(RTK-AG)を受け、陰性の場合は隔離が終了となる。陽性となった場合は、追加で5日隔離が必要。なお、ワクチンは接種後14日以上経過することで完了とみなされる。

 入国前陰性証明書については、ワクチン未完了者のみRT-PCR(スワブ)検査が求められる。

 13歳以上のワクチン接種完了者は、マレー半島のみ、入国後の迅速抗原検査は不要。サバ州・サラワク州へ旅行する人は、従来の条件に従う必要がある。

 ワクチン未接種・未完了者の入国後隔離は、指定の隔離施設はないためホテルなどで行なうが、ホテルによってはワクチン未接種・未完了者の宿泊を認めていない場合があり、事前に確認することが求められる。

 なお、親と同行するスマホを持たない子供などは、「同行者」として追跡アプリ「My Sejahtera」に登録できる。アプリ内の「Manage Dependants」から追加可能となっている。

 入国後については、入店・入館時のアプリでのチェックインが不要となるが、混雑した場所へ行く際やハイリスクな人と接触する際にはマスク着用が推奨されている。また、滞在中に陽性になった場合、原則として7日間の隔離となるが、4日目に医療機関での抗原検査(RTK-AG)を受けて陰性が確定すれば、隔離が終了する。