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ロゴスの秋冬キャンプ新製品を見てきた! 八角形どんぐりテントや肩が冷えない寝袋に注目

「2023 LOGOS COLLECTION」

ロゴスが「2023 LOGOS COLLECTION」を開催

 アウトドア用品を手掛けるロゴスコーポレーションは、来シーズンの新製品と秋冬限定モデルを展示した「2023 LOGOS COLLECTION」をショップ関係者やメディア向けに都内で開催した。ロゴスのテントの顔であるPANELシステムを搭載した秋冬対応モデルなど、数々の注目アイテムが展示されていた。

注目のテント新製品を紹介

 キャンプのメインシーズンは夏だが、昨今ではコロナの影響もあり、オールシーズンでアウトドアを楽しむ人が増えている。夏と冬では求められる機能も異なるが、冬でも使えるテントとして同社では「マッドスカート」を装備しているものを推奨している。マッドスカートとは、テントの下部を全面ガードするスカートを装備することで、冷気の侵入を防ぐものだ。

マッドスカートとPANEL SYSTEMのメリットを紹介したパネル
足元からの冷気の侵入を防ぐマッドスカート

 それでは、新製品のなかから注目のテントを紹介していこう。

 最初に紹介する「Tradcanvas エアマジックドーム M-BC」(7万5000円)は、空気の力を利用した製品だ。エアーを注入することで労力をそれほどかけずにテントを張ることができるので、初心者や女性でも取り扱いしやすいのが特徴だ。手押し式のポンプが付属するが、オプションの「グランベーシック エアマジック 電動ポンプ」(1万9800円)を使えばさらに設営作業が楽になる。

「Tradcanvas エアマジックドーム M-BC」
付属する手押しタイプのポンプ
シガーソケットに接続して使える「グランベーシック エアマジック 電動ポンプ」

「ツーリング Tepee T/C 300(2023LIMITED)」(3万9000円)は、ソロ用の限定モデル。特徴はなんといっても50cmサイズに収納でき、バイクなどへの搭載も容易なことだ。写真のように別売りのタープをセットすれば、快適なリビングスペースを設営できる。

「ツーリング Tepee T/C 300(2023LIMITED)」

 人気製品のインナーにT/C素材、トップカバーを備えることで秋冬対策したのが「Tradcanvas T/C PANEL ドゥーブルXL・プラス-BC」(12万8000円)だ。

 T/C素材とはポリエステルとコットンの混紡素材のことで、ポリエステルの特徴である通気性・耐久性・シワになりにくいのと、コットンの特徴である吸湿性・風合いのよさ・静電気が発生しにくいといった両方のメリットを備えている。付属のポール2本を立てるだけで簡単にタープになるPANEL SYSTEMによって、リビングスペースも簡単に確保できる。

 同じ素材を使った「Tradcanvas T/C オーニングリビング・DUO-BC」(4万9000円)は、2人用ながら大型前室が付いたモデル。こちらは60cmサイズに収納できる点もポイントだ。

「Tradcanvas T/C PANEL ドゥーブルXL・プラス-BC」
「Tradcanvas T/C オーニングリビング・DUO-BC」

 ユニークな仕様のテントとしては、「どんぐり PANEL ドーム 290-BC」(15万8000円)、「どんぐり PANEL ドーム 240-BC」(12万8000円)が展示されていた。

 こちらは12個のパネルで構成された八角形の大型テントで、全方位に10個の窓が配置されているのが特徴。なかは広々としており、窓から天体観測をすることも可能だ。設営も簡単とのことで、手慣れたスタッフというのもあるが、2人で5分もかからずに組み立てていた。

「どんぐり PANEL ドーム 290-BC」
特徴を説明したパネル
ドーム型なので、なかは広々としている
窓から天体観測や野鳥観察も可能だ

 テントの次はシュラフを紹介しよう。新製品として展示されていたのが、「抗菌防臭 丸洗い ウォーマーシュラフ・-4」(1万1000円)だ。

 封筒型のシュラフは布団に近いゆったり感が特徴だが、逆に言えば冷気が侵入してくると寒く、特に首まわりは冷えるとつらいものがある。そこで肩までスッポリと覆うネックウォーマーを備えることで、マミー型のメリットを取り込んだのがこちらの製品だ。

 封筒型でもう少し暖かいシュラフが欲しい人にオススメ。-6℃まで対応可能な「抗菌防臭 丸洗い ウォーマーシュラフ・-6」(1万2500円)もラインアップしている。

「抗菌防臭 丸洗い ウォーマーシュラフ・-4」
マネキンを使った使用イメージ
開口部が広がるレース収納なのでしまうのも簡単だ

キャンプ飯を盛り上げる調理グッズ!

 ここからはキャンプに欠かせない便利な調理グッズや照明器具の新製品を紹介しよう。まず最初に紹介されたのが、いくつもの機能を持つマルチツールの新製品だ。

「LOGOS PRO マルチツール 16」(6500円)、「LOGOS PRO マルチツール 15」(5500円)、「LOGOS PRO マルチツール 9」(3700円)の3タイプをラインアップしており、ハサミ、ナイフ、ノコギリ、栓抜きといったものに加え、ドライバーやプライヤーなどを備えている。この製品を開発したスタッフは狩猟免許を持っており、現場での実用に耐えるか試作を繰り返して商品化した、こだわりのアイテムだそうだ。

「LOGOS PRO マルチツール 16」「LOGOS PRO マルチツール 15」「LOGOS PRO マルチツール 9」

 調理グッズでは、すでに発売されているカラフルなメスキットが好評で、それに付随する新製品も展示されていた。

「Bamboo メスキットぴったりまな板(2pcs)」(1980円)はその名のとおり、メスキットに収納できるまな板で、空いている空間に収めてしまおうというアイディアグッズだ。収納を考えた製品としては、「LOGOS クッカー&ケトルセット」(8900円)がある。こちらは、鍋、フライパン、ケトルをセットにしたもので、鍋にケトルを収納してフライパンを重ねることで、運搬時の容量を極力抑えている。

 このほか、フタに湯切り口が付いている鍋とフライパンのセット「LOGOS 湯切りクッカーセット」(5900円)、薪火や炭火の上で調理できて余分な脂を除ける「MAKIBI グリル PAN」(2900円)も気になるアイテム。

「Bamboo メスキットぴったりまな板(2pcs)」
「LOGOS クッカー&ケトルセット」
「LOGOS 湯切りクッカーセット」
「MAKIBI グリル PAN」

 キャンプに欠かせない照明器具としてランタンを数多く取り揃えているのもLOGOSの強みだが、今回も魅力的な製品が数多く登場している。

「Bamboo ゆらめき・クラシココテージランタン」(1万3800円)は、人気のあるコテージランタンに天然竹の削り出しを使ったシェードが特徴で、USB充電に対応している。「クランクチャージランタン(オリーブ)」(6900円)は、クランクによる手回しとUSBによる二通りで充電できる優れモノだ。

 ほか、単1形電池3本で発光する「LOGOS ランタン 330(オリーブ)」(3980円)、手軽に購入できる価格が魅力の「ミディテントランタン」(1100円)などが展示されていた。

「Bamboo ゆらめき・クラシココテージランタン」と「クランクチャージランタン(オリーブ)」
「LOGOS ランタン 330(オリーブ)」
「ミディテントランタン」。ライトピンクとライトブルーの2色が用意されている

 最後にウェアも紹介しよう。「CAMP LOGOS」はキャンプに最適なウェアを扱ったブランドで、自然になじむアースカラーのアウターやシューズ、バックパックなどがブースに展示してあった。その隣にはコンシューマー向けではなく、漁業従事者などに向けたプロフェッショナル向けブランド「MARINE EXCELL」の産業用レインウェアも置かれていた。

「CAMP LOGOS」のウェアを展示していたブース
ベージュやグリーン、ブラックといった落ち着きのある色合いの製品が多い
こちらの産業用レインウェアは色鮮やかな製品が多い

 今回発表された新製品だが、先行販売モデルは一足早く6月3日から予約受付を開始し、6月17日から販売される予定だ。そのほか、2023限定モデルは完全受注生産のため、購入希望者はショップで予約しておきたい。仕様や価格は2022年2月時点の情報のため、変更、および発売延期・中止になる場合もある。

 なお、本展示会は感染予防対策を徹底し、完全事前予約制、人数制限を行なったうえで開催された。