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ジブリパーク工事現場を宮崎吾朗監督が案内。ラピュタやハウルの空想科学要素も取り入れたエリアを見てきた!

開業日は11月1日に決定

2022年1月27日 実施

愛知県が2022年秋オープン予定の「ジブリパーク」の工事現場を公開した

 愛知県は1月27日、「愛・地球博記念公園」にて2022年11月1日オープン予定の「ジブリパーク」の工事現場を公開した。発表会では、スタジオジブリの宮崎吾朗監督が「ジブリの大倉庫エリア」「青春の丘エリア」の施設紹介を実施。

 また、当日はスタジオジブリが手がける観光PR動画「風になって、遊ぼう。」も初披露。愛知県知事大村秀章氏とともに、スタジオジブリプロデューサー鈴木敏夫氏もかけつけ開業日決定や新情報も発表。秋のオープンに向けて、期待あふれる発表会となった。

現在整備中の2エリアを紹介。工事現場に初潜入!

 今回メディアに公開された工事現場は、全5エリアのうち秋開業の「青春の丘エリア」「ジブリの大倉庫エリア」の2エリア。

「青春の丘エリア」(約0.8ヘクタール)は、来場者を迎え導くジブリパークの象徴的な場所。来場者がまず訪れる「エレベーター棟」付近は映画「ハウルの動く城」や「天空の城ラピュタ」に象徴される19世紀末の空想科学的要素をふんだんに取り入れたスチームパンク風のデザインとなる。

 続く周辺エリアは映画「耳をすませば」に登場する「地球屋」を中心に展開し、「猫の事務所」や「ロータリー広場」が整備される。なお、宮崎監督は「地球屋」について「外観だけでなく内装もこだわっています。映画に登場するカラクリ時計もしっかりと作り込み、映画さながらに動くようにと制作中」と解説した。

施設紹介をするスタジオジブリ・宮崎吾朗監督
「青春の丘エリア」の工事現場。「ロータリー広場」として憩いの場となる奥は「地球屋」。
「青春の丘エリア」は高低差を利用して映画「耳をすませば」の「地球屋」を再現する
「エレベーター棟」はジブリ作品に頻繁に登場する19世紀末の空想科学的要素からヒントを得たスチームパンク風のデザインとなる

 もう一方の「ジブリの大倉庫エリア」(約0.8ヘクタール)は、旧温水プール施設の空間を活用し、屋内型の全天候型エリアとなる。

 和洋折衷の建築空間をイメージし、懐かしさ溢れる街並みが広がる予定。常設・企画展示にジブリの展示品の収蔵倉庫など美術館的役割に、売店やカフェ、子供の遊び場などが立ち並ぶ総合的な憩いの場所となる予定。

 宮崎監督は「施設については、場所がはっきり分かるものから、この先は自分で見つけてくださいという要素もあります。らせん階段は、あるといいなぁ、つけなきゃ!と導入しました。三鷹の森ジブリ美術館よりは大きめになっています。ちなみに屋外のカフェの屋根は飛行機の翼をイメージしたデザインに。片翼ですがぜひみて見てください」と話した。

「ジブリの大倉庫エリア」。らせん階段は「三鷹の森ジブリ美術館」を彷彿させる
「ジブリの大倉庫エリア」の工事現場。ちょうど中央の階段の場所で解説を行なった
和洋折衷の文化が入り混じりながらも懐かしさを感じる空間に仕上がるとのこと。時計台の建物はこだわりのシアターとなる
目のオブジェが印象的な建物は展示室となる予定。さらにジブリ展示物を収蔵する保管庫も併設する
ピンクの外観の建物の2階は猫バスたちと触れ合える子供専用エリアとなる予定
屋外のカフェの屋根は片翼のデザインになっている。

 なお、「ジブリパーク」は上記2エリアに「どんどこ森エリア」をプラスし合計3エリアで秋に開業。続く「もののけの里エリア」「魔女の谷エリア」2エリアは2023年にオープンが予定されている。料金については未定だが、日時指定の完全予約制となる予定。夏頃には発表を予定している。

 なお、発表会の様子や新情報の詳細は続報にてお伝えする。