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ハワイ州から日本への入国・帰国者に対する待機期間が6日間に延長

「春以降のリカバリープロモーションに向けてがんばっていきたい」とハワイ州観光局日本支局長

2021年12月22日 実施

ハワイ州観光局 日本支局長 ミツエ・ヴァーレイ氏

 ハワイ州観光局は、ハワイ観光関連企業向けのオンラインミーティングで、コロナ禍でのハワイについての最新情報を日本支局長のミツエ・ヴァーレイ氏が説明した。

 12月20日0時(日本時間)以降は、ハワイ州から日本への入国者・帰国者は、ワクチン接種証明書の有無にかかわらず、日本入国後、検疫所長の指定する宿泊施設で6日間待機し(以前は3日間)、入国後3日目と6日目に検査を行ない、6日目の検査結果が陰性であれば検疫所が確保する宿泊施設を退所し、入国後14日となるまで自宅などで待機を継続するというものになった。

 ハワイでは感染者全体で700人超となっているが、軽症者がほとんどで医療機関の緊迫感は現状それほどないとのこと。ミツエ・ヴァーレイ氏も3回目のワクチン接種を終えたそうで、ブースター接種が住民の間でも進んでいるという。

12月20日(現地時間)現在のハワイ州感染状況データ

 JATA(日本旅行業協会)ではハワイ観光復活に向けて、ハワイ州知事デービッド・イゲ氏とのアポイントも含めた視察ツアーを12月に予定していたが、オミクロン株の影響から来年へ延期となっている。

 ハワイ州観光局としても「一歩進んで十歩さがる」ような状況が続いているが、レスポンシブルツーリズム特設サイト「Mālama Hawai'i(マラマハワイ)」(「マラマ」はハワイ語で「思いやりの心」)などを通じたデジタルマーケティングを中心に情報発信を継続し、2022年は日本の姉妹都市との連携を強め、「春以降のリカバリープロモーションに向けてがんばっていきたい」とした。

ハワイ州からの日本入国者・帰国者に対する指定宿泊施設での待機期間が6日間に延長