ニュース

ハワイ州、新型コロナ感染者数減でイベント人数緩和へ。ホノルルマラソンは参加者上限など設けての開催を模索中

2021年10月21日 実施

ハワイ州観光局 営業部長 寺本竜太氏

 ハワイ州観光局は、ハワイ観光関連企業向けのオンラインミーティングで、コロナ禍でのハワイについての最新情報を営業部長の寺本竜太氏が説明した。

 ハワイ州のデービッド・イゲ州知事は、新型コロナウイルス感染症の新規感染者数、入院患者数が減少傾向にあることを受けて、オアフ島におけるイベントの人数制限などの規制措置の一部緩和を発表。屋外で開催するスポーツやコンサートの大型イベントは、全参加者のワクチン接種を完了したことを条件に、最大1000名まで、あるいは収容定員の50%以内という規模での実施が可能になった。

 さらに、全参加者のワクチン接種完了を条件に、屋内で行なう座席指定のコンサートイベントも、参加人数の上限を500名まで、あるいは収容定員の50%以内という規模での開催が可能となっている。屋外の結婚式などの集まりも、最大150名あるいは収容定員50%以内、全参加者のワクチン接種義務付けという条件下で可能になった。

ハワイ州感染状況データ(「ハワイ州 新型コロナウイルス情報サイト」よりハワイ時間10月19日現在)

 ホノルルマラソンについては、ホノルル市長らは催行の可能性を否定しておらず、参加者を仮に1万人までなど上限を設けることや、運営ルールを詰めることなどで催行を実現できないか模索している。

 日本~ハワイの空路は、搭乗率が厳しい状況のなかJAL(日本航空)、ANA(全日本空輸)、ハワイアン航空、ZIPAIR Tokyoが運航しており、これらの提供座席数は10月は1万2000席台、11月は52便・1万3180席、12月は56便・1万3568席になる見込みで、徐々に回復の兆しが見えてきているという。