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ハワイ州観光局、レスポンシブルツーリズム特設サイト「Mālama Hawai'i(マラマハワイ)」を開設
第2回「ハワイ・ツーリズム・フォーラム」より
2021年4月22日 19:36
- 2021年4月22日 開設
ハワイ州観光局は4月21日、専門家やハワイの観光関連パートナーが登壇する「ハワイ・ツーリズム・フォーラム」の第2回をオンラインで開催した。
ハワイ・ツーリズム・フォーラムは旅行会社の営業活動・商品造成・情報収集、教育機関による学習素材のための情報収集、次世代の旅行業界を担う学生へ向けたもので、ハワイの観光資源、コロナ禍におけるツーリズム、ハワイで取り組む観光×SDGs、学ぶ宝庫ハワイのテーマで教育ツーリズムのあり方などを月1回のペースで紹介していくもの。第2回は「SDGsとハワイ州」をテーマに実施した。
レスポンシブルツーリズムの考え方を実践するためのキャンペーン
ハワイ州観光局は、局のポータルサイト「allhawaii」内にハワイ州レスポンシブルツーリズム特設サイト「Mālama Hawai'i(マラマハワイ)」と、サーフィンを通じて歴史や文化を紹介する特設サイト「Surfing in Hawai'i(サーフィン・イン・ハワイ)」をアースデーの4月22日に開設した。
フォーラムでは、ハワイ州観光局 日本支局長のミツエ・ヴァーレイ氏がSDGsへの取り組みとともに、それらについて説明した。
ハワイ州では、国連が進めるSDGsのハワイ版として「Aloha+Challenge(アロハプラスチャレンジ)」というスペシャルプログラムを実施している。
大きく「クリーンエネルギーへの転換」「地元産の食糧供給」「自然資源の管理」「廃棄物の削減」「持続可能なスマートコミュニティ形成」「グリーンジョブ・環境教育」と6つの柱からなり、ハワイ州で使用するエネルギを100%再生エネルギーでまかなうことや、ビーチ清掃活動への参加、シェアリングエコノミー、廃棄物削減・環境保全への教育などの取り組みが推進され、ハワイ州のWebサイトでは、常にその進捗が見える化されている。実際にカウアイ島では、再生可能エネルギー分だけで1日のエネルギーをまかなう日を設けることに成功しているとのこと。
従来からあった環境への取り組みに加え、このコロナ禍で「地元の人たちの地元への愛」にあらためて注目し、ハワイの違った側面を体験できるプログラムが増えている傾向にあり、サスティナブルなアトラクションにスタープログラム・認定プログラムを設けて、それらを押し出していきハワイを深く楽しめるような動きが加速している最中であり、ハワイの自然や文化を守り、住民の生活と旅行者の体験をより多様で豊かなものにするレスポンシブルツーリズムの考え方を実践するためのキャンペーン「マラマハワイ〜地球にやさしい旅を〜」を日本でも本格的に始動することになった。「マラマ」はハワイ語で「思いやりの心」という意味。
そしてハワイ州観光局のWebサイト「allhawaii」内に、レスポンシブルツーリズム特設サイト「Mālama Hawai'i(マラマハワイ)」と、るサーフィン特設サイト「Surfing in Hawai'i(サーフィン・イン・ハワイ)」を開設した。
マラマハワイでは、ハワイ州政府、ハワイ州観光局、観光関連企業、非営利団体などがハワイの自然保全や文化継承のために取り組むさまざまな活動について発信。そしてそのために旅行者ができること、ハワイで参加することができる社会貢献活動、マラマハワイのメッセージ動画などを公開していく。
サーフィン・イン・ハワイでは、サーフィンの起源からサーフボードの歴史、レジェンドサーファーやハワイと日本で活躍するサーファー、サーフスポット、観戦が楽しめるサーフィンイベント、ハワイで活躍するサーフボードシェイパー、サーフィンの楽しみ方、サーファーのライフスタイル、関連映像などを紹介。ハワイの人々と歩んできた大切なハワイ文化のひとつであるサーフカルチャーを継承しながら海を守っていくことの大切さを伝えていく。