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宮古盛岡横断道路 全線が3月28日、三陸沿岸道 久慈~八戸が3月20日に開通。未開通2区間は時期見直し
2021年3月5日 15:24
- 2021年3月5日 発表
国土交通省 東北地方整備局は3月5日、復興道路、復興支援道路の整備状況について発表。このなかで、新たに復興道路として整備が進められる三陸沿岸道路(E45)侍浜IC(インターチェンジ)~洋野種市IC間の延長約16kmを3月20日、復興支援道路として整備が進められる宮古盛岡横断道路 蟇目~腹帯間の約7km、川井~箱石間の約7km、平津戸・岩井~松草間の約7kmを3月28日に開通することを発表した。
復興支援道路 宮古盛岡横断道路は今回の3区間開通で延長約66kmの全区間が開通することになる。線形不良箇所が多い国道106号に並行する高規格道路の開通により、盛岡市~宮古市間のアクセスを強化。宮古盛岡横断道と三陸沿岸道のネットワークにより三陸沿岸への観光振興に期待が寄せられている。
復興道路 三陸沿岸道路は、宮城県内の気仙沼港IC~唐桑半島ICが3月6日に開通。岩手県内の一部が未開通となっているが、このうち、侍浜IC~洋野種市IC間の約16kmが3月20日開通することで、久慈~八戸JCT(ジャンクション)間が接続される格好となる。
なお、残る区間について、普代~野田(約13km)が2021年内開通へと繰り延べされていたが、新たに野田IC(仮称)~久慈IC(約12km)、田野畑南~尾肝要(約6km)の2区間についても2020年度内の開通予定から2021年夏ごろ開通へと延期。
野田~久慈間についてはトンネル工事において地山の補強や慎重な掘削が必要となったため、田野畑南~尾肝要については強風の影響で橋梁工事の高所作業で断続的な中止が発生したことを理由に挙げている。