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三陸沿岸道 田野畑南~尾肝要が7月10日開通。復興道路 宮城県区間~普代ICが接続。未開通残り1区間

2021年6月23日 発表

三陸沿岸道 田野畑南~尾肝要が7月10日16時に開通。途中ICの名称も正式決定

 国土交通省 東北地方整備局 三陸国道事務所と岩手県、岩手県田野畑村は6月23日、三陸沿岸道路(E45)田野畑南~尾肝要の延長6kmを、7月10日16時に開通することを発表した。

 当初、2020年度内開通を目指して整備が進められていた区間で、強風の影響で橋梁工事で断続的な中止が発生したことなどにより開通時期を延期。2021年夏ごろに開通するとの見通しを示していた。

 開通日時発表と併せ、開通区間に含まれるIC名も正式決定したことを発表。田野畑南ICと仮称されていたICは正式に「田野畑南IC」に、田野畑ICと仮称されていたICは「田野畑中央IC」に決定した。

 同区間の開通により、復興道路はすでに開通済みの宮城県内区間から、岩手県内の普代ICまでが接続されることになる。田野畑村には、北山崎などの自然観光資源があるほか、2015年にリニューアルオープンした明戸キャンプ場へのアクセス性が向上するなど、観光業などの地域活性化に期待が寄せられている。

 なお、復興道路は田野畑南~尾肝要間の開通により、未開通区間は野田IC(仮称)~久慈IC間の1区間を残すのみとなった。同区間についても2021年夏ごろ開通との見通しを示しているが、現在、2021年3月に発生した切土法面の変状対策を行なっており、その進捗を踏まえたうえで具体的な開通時期を告知するとしている。

位置図
開通効果