ニュース

復興道路&復興支援道路が完成へ。三陸沿岸道 仙台~八戸、約359kmが12月18日全線開通

2021年11月19日 発表

三陸沿岸道路 仙台~八戸間の延長約359kmが12月18日に全線開通する

 国土交通省 東北地方整備局 三陸国道事務所、岩手県、久慈市、野田村、普代村はは11月19日、三陸自動車道/三陸沿岸道路(E45)普代~久慈間、延長25kmを12月18日15時に開通することを発表した。

 併せて、区間内にあるIC(インターチェンジ)名称について、これまで仮称されていたとおり「普代北IC」「野田IC」「久慈宇部IC」「久慈南IC」を正式な名称として決定した。

 今回の開通により、三陸沿岸道路の仙台~八戸間全線、約359kmが開通。また、前日12月17日には、宮城県内で東北自動車道(E4)と三陸道を結ぶ復興支援道路「みやぎ県北高速幹線道路」が開通。

 復興道路として事業が進められた「三陸沿岸道路」、復興支援道路として事業が進められた「東北中央自動車道(相馬~福島)」「みやぎ県北高速幹線道路」「東北横断自動車道 釜石秋田線」「宮古盛岡横断道路」の総延長約570kmがすべて開通することになった。

復興道路、復興支援道路の路線図(復興道路パンフレットより)

 今回の開通により、仙台~八戸が無料高速道路で結ばれるほか、南は仙台東部道路と常磐自動車道(E6)、北は八戸自動車道(E4)に接続され、首都圏~青森県を沿岸部で結ぶ大きなネットワークが生まれることになる。

 また、今回開通区間においては、道の駅「青の国ふだい」や、久慈市の久慈北北近くでは2023年の開業を目標に“広域道の駅”の整備を推進。野田村内では地場産品の山ぶどうワイナリーが開業するなどしており、観光振興への期待も寄せられている。

整備効果
三陸道 全線開通による所要時間変化