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気象庁、9月9日から台風に発達する熱帯低気圧の予報を5日先までに延長

2020年9月7日 発表

9月9日からの熱帯低気圧の予報(5日先まで)

 気象庁は、台風に発達する可能性が高い熱帯低気圧の予報について、9月9日から5日先まで延長すると発表した。

 これまで気象庁では、台風については5日先までの予報を提供してきたが、24時間以内に台風に発達する見込みの熱帯低気圧については、予報の誤差が大きく、1日先までの予報としてきた。

 2018年6月に更新したスーパーコンピューターシステムによる計算能力の向上や、数値予報技術の開発などにより、進路や強度の予測精度が向上。この結果、9月9日15時以降、24時間以内に台風に発達する見込みの熱帯低気圧についても、台風同様、5日先までの予報を提供できることになった。日本近海で台風になって日本に接近する場合においても、早めの防災対策が行なえるようになる。

 同庁では、24時間以内に台風に発達する見込みの熱帯低気圧について、2021年3月から「台風の暴風域に入る確率情報」の提供も開始する予定。

これまでの熱帯低気圧の予報(1日先まで)