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6月20日開通の「海の森トンネル」「海の森大橋」を走ってみた。東京港臨港道路南北線を動画で紹介
2020年6月21日 13:58
- 2020年6月20日12時 開通
6月20日、東京港臨港道路南北線および接続道路が開通した。同区間は国土交通省および東京都が2014年度（平成26年度）から整備を進めていたもので、東京港フェリーターミナルがある10号地その2地区（江東区有明4丁目）から中央防波堤内側地区を経て、中央防波堤外側地区（江東区海の森3丁目地先）を結ぶ延長約3.7km。
開通区間の大部分を占める「東京港海の森トンネル」は、沈埋トンネル工法を用いており1函あたり134m、計7函で構成され、地上部を含めた延長は2459.5m。中央防波堤外側地区と中央防波堤内側地区はアーチ橋「海の森大橋（橋長249.5m）」で結ばれる。
これにより有明/青海地区と中央防波堤地区を結ぶアクセス路は、青海縦貫線（第二航路海底トンネル）とのダブルネットワーク化を実現したことになる。
なお、東京港海の森トンネル内は自転車および原動機付き自転車（50cc未満）の通行は不可。また、歩道部においても当面の間通行できないとしている。
今回は6月21日の早朝に同区間を走ってみた。まず、MEGA WEB（メガウェブ）などの商業施設がならぶお台場地区から向かった場合、「フェリーふ頭入口」交差点を右折し、臨港道路南北線に向かう南下することになる。
従来は東京港フェリーターミナルで行き止まりだったが、直進方向が東京港海の森トンネルに。いかにも沈埋トンネルな四角いトンネルを抜けると「海の森公園」がある中央防波堤内側地区。海の森大橋を渡ると東京港臨海道路と交差して終点となる。逆方向は海の森大橋から有明/お台場方面へと向かう北上ルートだ。
どちらの方向も基本的に片側2車線で迷ってしまうような分岐もなく、とても走りやすい道路に感じられた。従来、この地域のアクセスを担っていた青海縦貫線はトレーラーなど大型車の通行が多いこともあり、交差点が文字どおりのボトルネックとなっていた。同区間の開通により解消されることを期待したい。
