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気象庁、2019年秋の台風に「房総半島台風」「東日本台風」と名付ける。台風への名称は1977年以来

2020年2月19日 発表

気象庁は2019年に襲来した台風15号と台風19号に名称を定めた

 気象庁は2月19日、2019年9月に日本に襲来した「台風15号」と、同10月に襲来した「台風19号」について、それぞれ「令和元年房総半島台風」「令和元年東日本台風」と名称を定めた。

 気象庁では、「顕著な災害をもたらした自然現象で、かつ後世への伝承の観点から名称を定める必要があると認められる場合」に自然現象に名称を定めている。台風の場合、名称を定める基準となる被害規模を「損壊家屋等1000棟程度以上または浸水家屋1万棟程度以上の家屋被害、相当の人的被害など」としており、2019年台風15号/台風19号の被害はこれに達する甚大なものとなった。

 台風に名称を付けるのは昭和52年(1977)9月の「沖永良台風」以来のこと。自然現象全体では2018年の「平成30年7月豪雨」以来となる。

 令和元年房総半島台風(2019年台風15号)と令和元年東日本台風(2019年台風19号)は人的被害や住家被害のほか、電気/水道/ガスなどの生活インフラや、鉄道/道路などの交通インフラなどにも甚大な影響を及ぼし、現在もその復旧が進められている。

「令和元年房総半島台風」(2019年台風15号)の概要
「令和元年東日本台風」(2019年台風19号)の概要