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国交省、2019年東日本台風で被災した国道20号「法雲寺橋」は下流側に新橋建設。2021年復旧へ

2020年3月17日 発表

2019年東日本台風で被害を受けた国道20号「法雲寺橋」を、新たな橋を建設して復旧する

 国土交通省 関東地方整備局 甲府河川国道事務所は3月17日、2019年の東日本台風(台風19号)で被災した国道20号の法雲寺橋について、下流側に新しい橋を建設して2021年の復旧を目指すとの方針を発表した。

 国道20号の法雲寺橋は、東日本台風により橋脚が沈下し、落橋の恐れが発生したことから1か月以上にわたって通行止めにした。その後、川の流れを変える瀬替えを行ない、沈下した橋脚に盛土することで仮設桁を設置し、同年11月29日に応急復旧のうえで通行止めを解除した。

 今後、現在も通行できない状態となっている歩道部分について、2020年内に仮設歩道橋を設置。併せて、下流側に延長約66mの新たな橋を建設。片側2車線に加え、各両側に歩道橋も設ける。また、前後の延長約320mにわたって道路の線形も変更する。

 関係者の理解が得られ、用地の取得が予定どおり進捗した場合、2021年度に新たな橋による復旧を目指すとしている。

位置図
下流側に新たな橋を建設して復旧
新たな橋の横断図
歩道橋の応急復旧は現在の橋に仮設歩道橋を設置