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2019年東日本台風で被災した国道349号の本復旧に着手。山側への別ルートを整備

2020年2月26日 発表

2019年東日本台風で被災した国道349号の本復旧に着手。山側への別ルートを整備する

 国土交通省 東北地方整備局と宮城県は2月26日、2019年の東日本台風(台風19号)で被災した国道349号について、新たな「山側への別ルート」で本復旧を進めるための現地作業に着手することを発表した。

 特に被害の大きかった宮城県内の延長約14kmについて、大規模災害復興法に基づく権限代行により国の直轄で復旧を進めることとなり、2019年12月13日に応急復旧による一般通行を再開している。

 直轄代行区間のうち丸森町耕野不動~大張川張間の延長約8kmについては、阿武隈川に沿った現道の位置での本復旧が困難であると判断され、山側へ別ルートを整備することを1月に決定。技術課題への対応や施工時の配慮などを議論する検討会を経て、詳細なルートを決定し、現地作業に着手することになった。

 山側への別ルートはトンネルを掘削することで、阿武隈川の蛇行部を直線的にショートカットする格好になり、現道で延長約8kmの区間を、約6kmで結ぶことになる。

位置図