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ソラシドエア、3月29日に福岡~那覇(沖縄)線就航。髙橋社長「福岡発着便の実現は我々の悲願だった」。羽田線にも意欲

片道4500円~の記念運賃を2月7日発売

2020年2月6日 発表

2020年3月29日 就航

ソラシドエアが福岡初就航となる福岡~那覇(沖縄)便を3月29日より就航開始

 ソラシドエアは2月6日、2020年夏ダイヤとなる3月29日より、福岡~那覇(沖縄)線に就航することを発表した。定期路線としての福岡発着便は同社として初めて。同日、福岡空港で同社 代表取締役社長 髙橋宏輔氏による記者会見が行なわれた。

 福岡空港の第2滑走路新設(2025年度の運用を目指し工事中)や、誘導路の複線化による2020年夏ダイヤ発着枠の増加に合わせ、申請を国土交通省に届出し、今回の新路線の就航が叶った。

 使用機材はボーイング 737-800型機(174席)で運航。ANA(全日本空輸)とのコードシェアも行なう。

運航ダイヤ

SNA99便(ANA2499便): 福岡(13時35分)発~那覇(15時25分)着
SNA98便(ANA2498便): 那覇(11時10分)発~福岡(12時55分)着
※2020年7月1日~9月30日は到着時刻に変更あり

就航記念セール「バーゲン35」

 2月7日12時から、公式Webサイトで就航記念運賃「バーゲン35」を発売する。搭乗日の35日前までの予約・購入で運賃が片道4500円~となる(空港施設使用料など別途)。搭乗対象期間は3月29日~5月31日。

運航ダイヤ
セール運賃「バーゲン35」概要

福岡空港で髙橋社長が会見。「福岡でもソラシドエアをアピールしていきたい」

株式会社ソラシドエア 代表取締役社長 髙橋宏輔氏による記者会見が福岡空港 国内線ターミナル内で行なわれた

 新路線の発表に際し福岡空港では記者会見が行なわれた。ソラシドエア 代表取締役社長 髙橋宏輔氏より、発着時間などの説明があり、念願の福岡便であることが語られた。

「福岡発着便の実現は、長い期間、我々の悲願だったわけですが、このたび福岡~沖縄線を就航させていただく運びとなりました。宮崎県を本拠地として『九州の翼』というアピールをしてまいりましたが、九州最大の都市である福岡、そして福岡空港は国が指定する混雑空港として認定されており、なかなか枠を獲得することが叶いませんでした。

 しかし、福岡空港の再編事業による国内線の誘導路の複線化や、2025年度の運用を目指して工事中の第2滑走路の工事といったトピックから、2020年夏ダイヤ発着枠の拡大が発表され、すぐに申請させていただいた次第です。

片道4500円~のバーゲン35についても説明

 今回は沖縄線を就航させていただきましたが、もちろん福岡~羽田線、福岡~宮崎線も将来的な視野に入っておりますので、ここ福岡でさらなる認知度を広げていきたいと思います。

 すでに就航している沖縄そして今回の福岡と、アジアからのインバウンド需要にとって、どちらも重要な拠点です。現在は韓国との関係、香港の情勢、中国のウイルス拡大など懸念事項もあります。

 LCCとの競争に関しても、チャーター便を出している台北からは、常に満席近い搭乗をいただいており、現地のお客さまから“日本のエアライン”である安心感の面で評価をいただいている実感もあります。機内でのサービスオペレーションに関しても、どこにも引けを取らないクオリティを提供できている自負もあります。

 就航が決まり、まだまだ慌ただしいですが、これから福岡でイベントなどに出展して、アピール活動も行なっていきたいと思います」

とコメントした。