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福岡空港、地下鉄と国内線がつながるアクセスホール供用開始。新改札からカウンター/保安検査場に進んで時間短縮

2019年3月28日 供用開始

再編事業中の福岡空港にて地下鉄の新改札とアクセスホールが供用開始

 4月に完全民営化を控えている福岡空港。

 それに先駆けて3月28日、長きにわたる国内線ターミナルビルの再編事業の一環として、福岡市地下鉄空港線の福岡空港駅から各航空会社のチェックインカウンターへの所要時間短縮を実現するアクセスホールの供用が開始された。

従来の改札は写真左側。今回のアクセスホールの供用開始により反対側にも新改札が設置された
柱には「国内線旅客ターミナルビル」の表記
改札前の精算機
改札の内側からアクセスホールを見たところ
新改札。奥がアクセスホール
改札を抜けたところ。中央奥にエレベータ、両脇にエスカレータが設置されている
吹き抜けにより、自然光が地下2階まで射し込む
特徴的なガラスドーム形状
エレベータ。脇にはATMが設置されている
エレベータ側から改札方面を見たところ

 これまで、福岡空港駅の改札は1か所のみとなっていたが、その反対側にアクセスホールへとつながる改札口を新設している。ホールの中央部には、地上4階から地下2階まで光が射し込む吹き抜け空間となっており、改札階である地下2階からは、地下1階、1階、2階へと、3本のエスカレータと中央のエレベータで各階にアクセスできる。

2階~3階:保安検査場・ラウンジ・フードコートのフロア

2階の保安検査場フロアにアクセスするエスカレータ

 改札を抜けて奥側のエスカレータは2階の出発保安検査場のフロアとなり、Webで事前にチェックイン、かつ預け入れ荷物がなければ、そのまま2階に進める。改札を抜けて2階の保安検査場の入口まで、通常であれば5分ほどで到達可能だろう。現状は、従来の南北2か所に設けられた保安検査場のどちらかに進む形となる。

エスカレータから後方
保安検査場フロア。各航空会社のラウンジやフードコートも同フロア
エスカレータを降りて右手方面にはラウンジ、さらに奥に進むとフードコートと北側の保安検査場や売店がある
外周通路から見える風景
2階へのエスカレータを降りると、3階へ上がるエスカレータもすぐ

 エスカレータで2階に上がると、目の前には3階に上がるエスカレータがあり、従来の「ラーメン滑走路」など3階の飲食店にアクセスできる。まだすべてのテナントが営業しておらず、エレベータ前はひっそりとしていた。

3階のエレベータホール前
3階から2階を見下ろしたところ
エレベータ乗り口
3階の南側スペース。まだひっそりとしている
3階から吹き抜け部を見下ろしたところ
3階の吹き抜け部外周路

1階:各社チェックインカウンター・到着口

改札を出てすぐ手前にあるエスカレータでチェックインカウンターにアクセスできる
改札階に降りていく様子。写真右奥が改札

 チェックインや航空券の購入が必要な場合は、手前の「1F」の表示があるエスカレータを使用する。また福岡空港に到着し、地下鉄で博多や天神エリアに移動する場合、南北いずれかの到着口から、こちらの下りエスカレータへと進むこととなる。交通系ICカードがあれば、そのまま改札を抜けて地下鉄に乗ることができてスムーズだ。

ほぼ正面にANAのチェックインカウンターがある
南側の到着口。写真左に見えているのは1階から2階に上がるエスカレータ

地下1階・そのほか:従来の通路階へもアクセス可能

エレベータの右脇には地下1階へ上がるエスカレータが設置されている

 アクセスホールの奥には、従来の改札を抜けてターミナルビルへ向かう通路がある階へのエスカレータが設置されている。こちらの階には、銀行や動く歩道などがあり、北側の保安検査場側へアプローチする通路となっている。

地下1階へ上がり、改札階方面を見たところ
写真右奥が従来の改札へつながるエスカレータのある箇所
改札階の奥にはドラッグイレブンがオープン

各エアラインが搭乗客に向けて記念品を配布

エアライン各社のグランドスタッフが集結し、利用客に向けて記念品を配布

 同日、アクセスホールにて各エアラインのグランドスタッフが集結し、初めて新改札を抜けてくる空港利用者に向けて記念品を配布した。JAL(日本航空)、ANA(全日本空輸)、スカイマーク、スターフライヤー、FDA(フジドリームエアラインズ)、ORC(オリエンタルエアブリッジ)、ジェットスターの7社のスタッフが、改札やエスカレータ前で記念品を手渡した。

JAL(日本航空)
ANA(全日本空輸)
スカイマーク
スターフライヤー
FDA(フジドリームエアラインズ)
ORC(オリエンタルエアブリッジ)
ジェットスター