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JR北海道、改札口の3階集約など新幹線札幌駅の計画変更案を発表

2020年1月16日 発表

JR北海道が新幹線札幌駅の計画変更案を発表。北5西1街区の再開発ビルとの接続イメージ(設計を反映していないイメージ)

 JR北海道(北海道旅客鉄道)は1月16日、北海道新幹線の札幌延伸に備えた新幹線札幌駅の計画変更案を発表した。関係機関との協議により、北5西1街区の再開発と連携し、利便性や将来の拡張性、地域活性化などの観点で見直しを進めていた。詳細な設計は今後実施するが、工期や工事費は現計画の範囲内で収まる見込みとしている。

 変更案では、現計画で1階に設置することとしている新幹線専用改札を、在来線改札、幹在乗換改札と同じ3階に集約。北5西1街区の再開発ビルと接続し、バス、地下鉄、タクシーとの交通結節機能を確保するほか、交通広場の利便性も高める。

新幹線改札、在来線改札、幹在乗換改札を3階に集約。周辺施設とも接続し、交通結節点としての機能を確保する

 平面線形を見直し、下りホームを南側に約1.5m、東側に約25m移動するとともに、ホーム幅員を変更。新幹線と在来線の移動距離は約25m長くなるが、国道5号 創成川通/都心アクセス道路を挟んだ創成東地区への新幹線東改札設置を見据えたものとなる。

平面設計の見直し。南側に約1.5m、東側に約25m移動し、創成東地区へ新幹線東改札を設置することを検討する

 乗り換え跨線橋の位置を現計画から約50m西側とすることで、乗り換え跨線橋と在来線ホーム接続部の通路幅を広くできる構造とする。これに伴い、在来線ホームと新幹線ホーム間の東西連絡通路が約50m延びる。

在来線との乗換跨線橋の位置を変更し、通路幅を拡幅