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JR、北海道新幹線札幌延伸に向け、札幌駅の新幹線高架橋工事に2022年度着手。駅隣接ビルの全体デザイン監修は内藤廣氏

2021年9月15日 発表

JR北海道は2022年度から北海道新幹線札幌延伸に向けた新幹線高架橋工事に着手。併せて、隣接する再開発ビルのマスターアーキテクトに内藤廣氏を招聘したことを発表した

 JR北海道(北海道旅客鉄道)は9月15日、北海道新幹線札幌延伸に伴う、新幹線高架橋工事に2022年度から着手することを発表し、工事に伴う2022年度までの施設変更概要を発表した。

 札幌駅では、すでに支障移転工事などの改修工事が進められているが、2022年度から起終点方の在来線高架橋の南側に新幹線構造物を構築する工事に着手。

札幌駅と再開発ビルの工事スケジュール

 在来線では、新幹線高架橋のために廃止される1番線の代替として、現在11番線ホームの新設工事を実施。既報のとおり、工事に伴い、11番線ホーム下に改札内コンコースの増設工事を行なうため、10月1日から北側連絡通路が利用できなくなる(関連記事「JR北海道、札幌駅の北側連絡通路を10月1日から閉鎖。北海道新幹線札幌延伸に向けた工事のため」)。

 11番線の使用開始は2022年10月ごろを予定。1番線が廃止となり、着発線ホームが変更となるほか、1番線跡に新幹線高架橋を構築する工事を行なうために、2番線ホームや階段の幅員縮小、エスカレータ改修などを予定。南側通路も閉鎖される予定となっている。

11番線ホーム新設と、1番線ホームの廃止

 札幌駅のパセオは、2022年10月からの休館。耐震補強工事のためにパセオ主要設備の撤去が必要となるため、休業期間は3~6年程度を予定している。

 パセオ休館後、先述の南側連絡通路が閉鎖されるほか、東西コンコース内の一部昇降設備、パセオ店内の通路が使用できなくなる。1階の東西をつなぐ通路、地下1階の南北をつなぐ通路は仮設通路を整備して動線を確保する。

札幌駅構内、パセオの通路や昇降設備の利用停止について

 このほか、西5丁目~東1丁目エリアにおいて、延長約800mの新幹線駅舎と新幹線高架橋工事を実施。2022年夏から段階的に高架橋工事に着手する予定で、在来線高架橋南側の道路、サツエキBridgeなどの高架下施設にも、交通支障が発生する見込みとなっている。

新幹線駅舎と高架橋工事

 また、同日、札幌駅に隣接する北5西1・西2地区で進められる再開発ビルのマスターアーキテクトに、建築家の内藤廣氏を招聘したことも発表。施設の各箇所のデザイン体制を構築し、マスターアーキテクト、デザイナー、建築設計者の協業で、建物デザインを具体化していく

 ビルは地上46階建てで、商業施設、オフィス、ホテルが入居。1階にバスターミナル機能も備えるものとなる。開業は2029年秋を予定している。

マスターアーキテクトに内藤廣氏を招聘
施設の配置図
施設計画