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ANA、搭乗をよりスムーズにする「ANA FAST TRAVEL」伊丹空港で順次導入。自動手荷物預け入れ機やスマートレーンなど

2019年9月2日 発表

2019年9月3日から順次導入

「ANA FAST TRAVEL」を9月3日から伊丹空港に順次導入する

 ANA(全日本空輸)は、シンプルで分かりやすく、スムーズな搭乗スタイルを実現する「ANA FAST TRAVEL」を、9月3日から伊丹空港に順次導入すると発表した。

 羽田空港で導入されたANA FAST TRAVELは、その後新千歳空港、福岡空港で導入され、現在那覇空港でも順次導入が進められており、伊丹空港は5番目となる。

「ANA FAST TRAVEL」の伊丹空港での導入スケジュール

2019年9月3日:
「ANA PREMIUM CHECK-IN」カウンター設置
2019年11月予定:
保安検査場リニューアル
2020年3月予定:
「インライン・スクリーニング・システム」導入
2020年夏予定:
出発カウンターのレイアウト変更とデザインリニューアル
自動手荷物預け機「ANA Baggage Drop」サービス導入
「Special Assistance」カウンター設置

「ANA PREMIUM CHECK-IN」カウンター設置

「ANA PREMIUM CHECK-IN」カウンター

 プレミアムチェックインカウンターが室内型カウンター「ANA PREMIUM CHECK-IN」となる。室内に専用の保安検査場を設置し、2019年冬には2019年2月1日にオープンした隈研吾氏監修の「ANA SUITE LOUNGE」「ANA LOUNGE」(関連記事「ANA、伊丹空港のラウンジを2月1日リニューアルオープン。ビジネスマンの多様なニーズに応え、開放感あるデザインに」)にも直結し。スムーズな動線を実現する。

保安検査場リニューアル

 伊丹空港の保安検査場に最先端の保安検査機であるスマートレーンを導入する。スマートレーンは手荷物検査時のトレイの移動を自動化するなどし、1レーンで複数人の同時利用が可能になるもの。従来よりスムーズに手荷物検査を終えることができ、待ち時間の削減が期待される。

「インライン・スクリーニング・システム」の導入

 カウンターで手荷物を預けたあと、飛行機に搭載されるまでに自動的に手荷物の安全性検査が実施される「インライン・スクリーニング・システム」を導入。これまで手荷物の預け入れ時に実施していたX線検査機による安全性検査が、預け入れ後に自動的に実施される。

出発カウンターのレイアウト変更とデザインリニューアル

 出発カウンターのレイアウトを変更し、自動手荷物預け機や自動チェックイン機を集約して配置することにより、特定のカウンターの混雑を防ぎ、待ち時間の削減を実現。さらに搭乗手続きや手荷物預け入れなどの表示が、利用客に一目で分かるよう、大きな文字やピクトグラム(図記号)を活用したデザインに変更する。

自動手荷物預け機「ANA Baggage Drop」サービスの導入

自動手荷物預け機「ANA Baggage Drop」

 自動手荷物預け機「ANA Baggage Drop」を、伊丹空港に8台導入。利用客自身で手荷物を自動手荷物預け機の中に入れ、表示される操作案内に従うことで作業を完了できる。

「Special Assistance」カウンターの設置

「Special Assistance」カウンター

 カウンター内部の床材などを車いすやベビーカーで利用する際の快適性を考慮した素材にし、車いすのまま手続きが可能な低い手続きカウンターを導入するなど、ユニバーサルデザインに配慮したSpecial Assistance」カウンターを設置する。