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JAL、自動チェックイン機&手荷物預け入れ機など国内線に「JAL SMART AIRPORT」導入。2020年夏に羽田空港に導入

2021年を目途に新千歳、伊丹、福岡、那覇へも展開

2019年7月23日 発表

JALは2020年夏に羽田空港国内線をリニューアル。「JAL SMART AIRPORT」の展開を開始する

 JAL(日本航空)は7月23日、羽田空港国内線に「JAL SMART AIRPORT」を展開することを発表した。チェックインカウンターから搭乗ゲートにいたるまでのデザイン、システムを一新。デジタル端末の活用によってヒューマンサービスを強化し、スムーズで快適な空港を目指すもの。

 JALでは、JAL SMART AIRPORTのコンセプトとして、「スムーズにご移動いただけること」「落ち着いてお手続きいただけること」「お手続き方法の選択肢が豊富であること」「ニーズに合わせたサポートがあること」「『旅全体』へサポートがあること」の5つを掲げている。

 具体的には、空港スタッフがモバイル端末を携行することで、チェックインや座席変更などを手続きを場所を選ばすに案内。手荷物タグ発行が可能な新型の自動チェックイン機や、自動手荷物預け入れ機(Self Baggage Drop)を導入する。また、搭乗口では、搭乗ゲート機器を新型機に入れ替えることで、QRコードやICの読み取り精度を向上させるほか、高度な人間検知技術を活用することで、スムーズに改札機ならびに機内へと案内できるようにする。

 JAL SMART AIRPORTはまず、羽田空港国内線で2020年夏に全面オープンを予定。その後、新千歳空港(札幌)、伊丹空港(大阪)、福岡空港、那覇空港(沖縄)へも2021年を目途に展開していく。

 なお、羽田空港での改修工事は9月1日から段階的に開始し、6月ごろまでの予定で進められる。期間中は仮設カウンターでの対応となる場合があることを告知している。

自動チェックイン機(イメージ)
自動手荷物預け入れ機(イメージ)

 また、羽田空港のリニューアルに伴い、南北両ウイングにあるJGC(JALグローバルクラブ)のカウンターを個室化し、保安検査場一体型のチェックインカウンターとしてリニューアルする。オープンは北ウイングが12月ごろ、南ウイングが2020年2月ごろを予定している。

JGCカウンターのエントランス(イメージ)
JGCカウンター(イメージ)