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ソラシドエア、鹿児島就航10周年。県内PRパートナーのマスコットが集合
「黒豚しゃぶしゃぶ」などが当たる記念キャンペーンもスタート
2017年9月1日 19:34
- 2017年9月1日 実施
ソラシドエアは9月1日、鹿児島空港就航10周年を迎えたことを記念したセレモニーを、鹿児島県副知事や地元霧島市の市長らとともに同空港で実施した。
ソラシドエアは前社名であるスカイネットアジア航空時代の2007年9月1日に鹿児島~羽田便を当時1日3往復6便で開設し、現在では1日5往復10便をボーイング 737-800型機で運航。2009年2月1日には同社初の那覇乗り入れ便となる鹿児島~那覇便も開設し、現在まで2往復4便体制で運航している。
また、機体を活用した地域振興プロジェクト「空恋~空で街と恋をする~」でも、2013年7月1日から錦江町をPRする「元気ファクトリー錦江町号」、2016年3月19日からさつま町をPRする「ひっ翔べ!さつま号」を運航。地元と密着した取り組みも進めてきた。
ソラシドエアの鹿児島~羽田便(2017年9月のスケジュール)
SNA72便:鹿児島(07時25分)発~羽田(09時15分)着
SNA74便:鹿児島(10時55分)発~羽田(12時35分)着
SNA76便:鹿児島(12時20分)発~羽田(14時05分)着
SNA78便:鹿児島(15時40分)発~羽田(17時20分)着
SNA82便:鹿児島(20時40分)発~羽田(22時20分)着
SNA71便:羽田(07時40分)発~鹿児島(09時20分)着
SNA73便:羽田(10時00分)発~鹿児島(11時45分)着
SNA75便:羽田(13時15分)発~鹿児島(15時00分)着
SNA77便:羽田(15時15分)発~鹿児島(17時05分)着
SNA79便:羽田(18時15分)発~鹿児島(19時55分)着
ソラシドエアの鹿児島~那覇便(2017年9月のスケジュール)
SNA83便:鹿児島(09時55分)発~那覇(11時20分)着
SNA85便:鹿児島(17時35分)発~那覇(18時55分)着
SNA84便:那覇(09時05分)発~鹿児島(10時20分)着
SNA86便:那覇(19時50分)発~鹿児島(21時10分)着
鹿児島空港で行なわれたセレモニーで挨拶したソラシドエア 代表取締役社長の髙橋宏輔氏は、「10年前の今日、当社は鹿児島~羽田に路線を就航させたが、以来、九州、沖縄の翼という目的を胸に、安全運航を前提にサービス品質、運航品質の向上に努めてきた」と、羽田線、那覇線で現在7往復14便を運航していることを紹介。
また、空恋プロジェクトで錦江町やさつま町を取り上げ、同日には新たに曽於市との取り組みをスタートすることを紹介(本件については別記事でお伝えする)。
さらに、就航10周年を機に刷新した機内誌で9月号で鹿児島を特集していることや、対象期間中(9月1日~10月31日)に羽田~鹿児島線に搭乗した人から抽選で「鹿児島県産 『霧島高原純粋黒豚 しゃぶしゃぶ』」や、「鹿児島枕崎特産クラシック節」が当たるキャンペーンを実施していること。
そして、鹿児島に縁のある話として、搭乗時や降機時に機内に流れる機内ボーディングミュージックを、2018年のNHK大河ドラマ「西郷どん」の音楽制作を担当する富貴晴美氏が作曲した「羽ばたけ笑顔」へとリニューアルしたことなどを説明。
最後に「鹿児島就航10周年を機に、ますますサービスに磨きをかけたい。九州、沖縄の翼ということで地域に密着して、次の空へますます私どもの路線なども拡充し、サービスも向上していきたい」と挨拶した。
来賓を代表して挨拶した鹿児島県 副知事 岩切剛志氏は、ソラシドエアの鹿児島線10周年に対し、「10周年といっても開設までのご苦労があり、この10年間も順風満帆なことばかりではなかったと思うが、それらを乗り越えてこの日を迎えられたことに敬意を表したい」とし、「錦江町やさつま町と連携して、PRの絵を機体に描いて日本中の空を飛び回った。そうした取り組みも熱心にされている。沖縄とも結んでいただいていて、鹿児島と沖縄を結ぶ貴重なエアライン」と鹿児島との取り組みに感謝の意を示した。
さらに鹿児島県として、「2018年はNHKの大河ドラマ『西郷どん』が放映され、奄美大島は順調にいけば2018年に世界遺産に認定される予定で、それを目指して関係者で努力している。その先の2020年には鹿児島国体と追い風が吹いている。こうしたイベントを中心にさらなる発展をしていきたいと考えている。ソラシドエアと一緒に飛躍していきたい」との意気込みを述べた。
その後、これまでにソラシドエアの空恋プロジェクトでコラボレーションした錦江町のマスコットキャラクター「でんしろう」と「くわがたガールズ」、さつま町のイメージキャラクター「さつまるちゃん」と、さつま町観光大使「かぐや姫」も来場。くわがたガールズとかぐや姫から髙橋宏輔氏へ記念の花束を贈呈し、錦江町のくわがたガールズ、さつま町のかぐや姫がそれぞれ挨拶に立った。
くわがたガールズは「錦江町の森からやってまいりました、ミヤマクワガタ、オオクワガタ、ノコギリクワガタ、3人合わせて錦江くわがたガールズです。ソラシドエア鹿児島~東京間10周年、本当におめでとうございます。これからも、鹿児島と東京の架け橋となってください。私たちも鹿児島と東京の間を『はさんじゃうぞ』」と決めポーズで締めた。
さつま町観光大使かぐや姫は、「ソラシドエア鹿児島線就航10周年、おめでとうございます。さつま町は2016年3月から約1年間、ソラシドエアの航空機を活用した『ひっ翔べ!さつま号』を運航しました。5月から6月にかけ、南九州一の大河、川内川に数百万と言われるホタルが乱舞し、それを間近で鑑賞できる『奥薩摩のホタル舟』は九州内ではさつま町でしか運航されていないので、ソラシドエアを通じて多くの方々に発信できました」と、空恋プロジェクトの成果を明かし、「大河ドラマ、明治維新150周年、鹿児島国体など、多くのお客さまに足を運んでいただける機会が続きます。ぜひソラシドエアで九州・鹿児島にお越しいただき、鹿児島の素晴らしさをご堪能いただければと思います」と呼びかけた。
セレモニーの最後には、来賓一同との鏡開きを実施。開いた樽のなかには、日本最初の国立公園である霧島山麓の自然のなかで流出する温泉水である霧島市の関平鉱泉水のペットボトルに、10周年ロゴマークが入れたものが入っており、それを手にしての記念撮影が行なわれた。
さらに、10時55分発の74便(羽田行き)の搭乗客を対象に記念品も配布。この関平鉱泉水と、鹿児島就航当時のスカイネットアジア航空の機体と、現在のソラシドエアの機体がセットになった記念のマグネットセットをプレゼントした。