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成田空港、高精度な空港内経路案内が可能なナビアプリ「NariNAVI」を9月20日提供開始。アプリ不要のWeb版も同時公開

2018年9月20日 提供開始

成田国際空港とNTTデータが、成田空港内の高精度ナビゲーションアプリ「NariNAVI(ナリナビ)」を9月20日にリリースする

 NAA(成田国際空港)とNTTデータは9月19日、成田空港ターミナルビル内の現在地から目的地への経路案内機能を備えた高精度屋内ナビゲーションアプリ「NariNAVI(ナリナビ)」を9月20日から提供開始することを発表した。高精度屋内ナビゲーション機能を提供するのは国内空港で初めて。

 NTTデータがアプリ開発のほか、地磁気を使った高精度屋内位置測位技術を提供した。この測位技術では、事前に地磁気やBLEビーコンが発する電波の情報を収集して磁気マップを作成し、この情報と、スマホのセンサーが関知した情報を比較、解析することで高精度な現在位置測位を実現する。

 NariNAVI上では、現在位置をスマートフォン上のターミナルマップにリアルタイム表示するとともに、搭乗ゲートや店舗などへの経路を表示し、ナビゲーションを行なう。また、施設検索機能や、利用便の運航情報などを通知する「マイフライト機能」、立体的な階層表現が可能な「2.5Dマップ」にも対応。

 アプリはiPhoneなどのiOS用と、Android用の2種類をそれぞれApp Store、Google Playで提供。日本語、英語、中国語(簡体字、繁体字)、韓国語の5言語に対応する。また、アプリをダウンロードせずに利用できるWeb版も同時公開。成田空港内に設置されている情報端末「infotouch」との連携機能も有し、infotouchで検索した経路をQRコードを利用して転送することもできる。

NTTデータによる屋内測位の仕組み。事前に作成された地磁気マップを利用し、磁気の変化から現在地を高精度に測位する
NariNAVIのスタート画面
トップ画面
2.5Dマップ
フライト情報
店舗や施設の詳細情報画面
infotouch連携画面