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成田空港、第3ターミナル到着ロビーを増築して動線を分離。出発ロビーの混雑解消へ

2019年夏までに改良。同年度末までにファストトラベル化も

2017年11月30日 発表

成田空港が第3ターミナルの機能を強化。到着ロビーを増築する

 NAA(成田国際空港)は11月30日、LCC専用の第3ターミナルが時間帯によって出発ロビーが手続き待ちで混雑していることを受け、2019年夏までに1階に到着ロビーを増築すると発表した。これにより、到着した利用者が出発ロビーを通過してターミナル外へ出るという現在の構造を改良し、出発/到着の動線を分離する。増築する到着ロビーはターミナル連絡バス乗り場直結とすることで、ターミナル間の移動がスムーズになることも狙う。

 また、保安検査場に検査時間を短縮する「スマートセキュリティ」を2019年度末までに導入。検査レーンの長尺化や再検査手荷物の自動仕分け、トレイの自動搬送、X線検査装置の高度化などで処理能力を高める。

 受託手荷物の保安検査も、同じく2019年度末までに搬送システムと検査機器を一体化した「インラインスクリーニングシステム」に置き換えることで、現状の手作業の検査を自動化する。

到着ロビーの増築、スマートセキュリティ/インラインスクリーニングシステムの導入を実施する
「スマートセキュリティ」の検査レーン