ボーカリスト琴音の音楽旅

花も咲き春の訪れを感じる箱根旅行、自然に温泉に癒される旅

少しずつ春の訪れを感じる箱根

 立春を迎え、三寒四温とはいいますが今年は少し暖かい日もあり例年より少し早く春の気配を感じられているような気がします。

 今回は旦那さんの仕事の関係で団体で箱根旅行に行くということで、家族同伴OKと聞き私も張り切って同行。翌日はお休みだったので、2人で箱根観光を楽しんで充実した1泊2日の旅行になりました。

 寒い季節のうちに温泉にもう一度行きたい!と思っていたので、願ったりかなったり。

 箱根は近過ぎて「いつでも行ける」「観光地過ぎてあえて行かなくていいかも」と思っていたのですが、今回行ってみて改めて箱根のよさを実感しました。子供のころから何度も来ている箱根ですが、大人になって来るとさらに箱根のよさを実感しました。

温泉ホテルで宴会に至れり尽くせりの館内設備で快適滞在

 今回宿泊したのは「天成園」という温泉ホテルになります。夜の宴会の前に少し早めに到着。こちらは宴会場を複数完備していて、さまざまなオプションもつけられるそうです。都内を午後に出発して、夕方に天成園に到着しました。

 以前箱根を訪れたときは仙石原に宿泊したので、箱根湯本への宿泊は10年ぶり? 到着したらまずは温泉!ということで客室から大浴場へまっしぐら。チェックインカウンター先で選べるかわいい浴衣を取り、まずは客室へ。館内用のスリッパではなく、しっかりした足袋風靴下が用意されていて楽ちん。携帯などを入れられるショルダーまであり至れり尽せりです。

 客室のある階にウォーターサーバーが置いてあるのもとてもうれしいサービス。そして大浴場も自慢の天空大露天風呂があり、頭上を遮るものが何もなく開放感があって気持ちいい! 夕方で少し暗くなっていたので景色はもう見えないかと思っていたら、滝がライトアップされていてとても幻想的な雰囲気で露天風呂を楽しめました。

 そして箱根湯本のお湯の不思議なところは、内風呂は熱め、露天風呂は少しぬるめの設定でしたが、源泉掛け流しのお湯は少しぬるめでも体のなかからポカポカとどんどん暖まっていき、これが温泉の力?とものすごいエネルギーを感じました。仙石原など山のエリアとはまた表情の違う温泉を楽しめました。

天成園入口
携帯やリップなどの小物がしっかり入るショルダーの貸出がうれしい
今回宿泊したお部屋

 温泉を満喫したら今度は楽しみにしていた宴会です。今回は豪華に舟盛りもあり、お食事も懐石料理でとても美味しくいただきました。

 旦那さんが普段お世話になっている方々にもごあいさつができ、妻としても日ごろの感謝の気持ちを伝えたりお酒も入りとてもよい時間でした。

宴会用の懐石料理
オプションの豪華舟盛りも
夜の滝もきれいでした。こちらは女子露天風呂からも見えます

2日目は豪華海鮮丼に見応えのあるお庭散策からスタート

 翌日はまずは朝食バイキングからのスタート。ビュッフェ会場の入り口にヤクルトとホットコーヒーのサービスがあるのがとてもうれしかったです。朝起きたらまずはコーヒーを飲みたいという人は少なくないのではないでしょうか。

 そしてこちらの朝食の目玉といえば、海鮮丼バイキング。サーモンとイクラの醤油漬け、赤エビなど豪華な食材が並んでいます。これが全部食べ放題なんて信じられないです。美味しい海鮮丼をいただき大満足の朝食。洋食も複数のパンやホットケーキなど充実していました。

 日曜の朝7時過ぎの時点で食事が並んでいるエリアのお席が埋まってしまっていましたが、逆に少し離れたお部屋だと滝を見ることができて、絶景を見ながら朝食をいただく贅沢な時間となりました。朝7時過ぎに行ってもこの状態だったので、土日祝日に行かれる方は、少し早めの方がゆっくり食べられるかもしれません。

驚異的な海鮮丼食べ放題
和洋どちらもおかずも充実

 朝食をすませ、もう一回温泉に漬かり身支度を整えてから早速観光スタート。前日は夕方に到着してすぐにお風呂に漬かり宴会だったので、まずは天成園の豪華なお庭を散策しました。

 鯉とアヒルがたくさんいて、餌も売っているので餌をあげて一緒に戯れることも可能です。神社もあるので階段を登ってお参りし、桜や梅が咲いている姿を見ることもできました。

 お風呂から見えていた滝も間近で見られてマイナスイオンに癒されました。少しずつ春の訪れを感じられて、ホテルの裏にこんな滝や山があって一緒に散策できるのはとてもお得な気分。お茶屋さんや足湯もあるので、日帰り観光でこちらに来るのもよさそうです。

立派な門構えの庭園入口
飛烟の滝
アヒルも鯉もたくさん
玉簾の滝
桜が咲く姿も
御神水銭洗

子供のころぶりの大涌谷へ、強風ながらも大絶景に感動

 天成園をあとにして、小学生のころに訪れて以来行っていない大涌谷に行ってみることにしました。数年前に仙石原を訪れたときは大雨だったので美術館などを中心に回りましたが、今回はよいお天気で少し春の陽気も感じられたので大涌谷へ。

 しかし日曜の大涌谷はやはり大混雑。早速大渋滞に巻き込まれました。大涌谷手前の箱根ロープウェイ姥子駅の無料駐車場にクルマを停めて、歩いて登ることに。駐車場から歩いて約20分ほどですが、行きはもちろん登りになるので少し体力が必要かも。

 クルマに気をつけながら登って山の空気を感じて、これはこれでよい運動になりました。

箱根ロープウェイ姥子駅
大自然の力を感じられる大涌谷

 到着したらこの日は強風で標高が高くなり気温も低く、あまり長く鑑賞することはできませんでした。それでもやっぱり名物の黒たまごを購入。隣接する売店で黒たまごの持ち込みOKとのことで、屋内で風を避けながらいただくことができました。

 温泉の成分で黒くなるという黒たまご。硫黄の香りなのか卵の香りなのか分からないところもありますが、4つ入りを旦那と2人でシェアして2つペロリ。そして高原特濃乳のココアオレも美味しそうだったので一緒に注文。風が強く気温も低かったので、温かいココアが身にしみました。

名物の黒たまご
殻入れもあって、この売店で食べて正解

憧れの老舗ホテルで優雅なティータイム

 また姥子駅の駐車場まで戻り、そのあとは私がずっと行ってみたかった富士屋ホテルにお茶をしに行きました。子供のころに見たドラマで撮影に使われていて、なんて素敵なところなんだろうと思っていましたが今回念願の訪問となりました。

 想像していたよりもずっと素敵で、古いところは残しつつお手洗いなどの設備は最新のものになっていて、とても素敵なティータイムを過ごすことができました。お席は自由に座って、あとで店員さんが注文をとりに来てくれるシステム。

 夫は名物のアップルパイ、私は箱根名物の寄木細工を模した寄木細工ケーキを注文しました。寄木細工ケーキは正直見た目にこだわっていて、味はどうなんだろう?と思っていましたが、食べてみたら味もものすごく計算し尽くされていてとても美味しいケーキでした。

 バタークリームをサンドした少しじゃりっとした食感の粗目のスポンジ、甘さと塩気のバランスがちょうどよく、ほどよい塩気が甘さをさらに引き立ててくれます。バタークリームが重い分、粗めのスポンジでバランスがよく取れています。
寄木の濃い木目の色はシナモンパウダーとココアパウダーで表現されていて、ココアとシナモンのスパイシーな香りがまさにエキゾチックジャパン。

 夫が注文したアップルパイもサクサクのバター生地と、酸味をしっかり残したりんごフィリングが絶妙の味わい。ほっこりしたバターのパイ生地との最高の組み合わせでした。夫はパッションフルーツ、桃などの香りの紅茶「マルゼルブ」、私はラベンダー、バニラなどの香りの紅茶「エデンローズ」を注文してお互い飲み比べてみました。

 どちらもそれぞれの香りが独創的で、複雑な高級な香りの紅茶を楽しむことができました。

 そしてお手洗いに行った際に、バー・ヴィクトリアも少しだけ拝見して帰りました。ここでお酒をゆっくり飲みたいなぁと思いますね。何か記念日などよいことがあったときには、いつか宿泊してみたいです。

富士屋ホテル入口
立派な階段を登ってメインフロアへ
立派なおひな様
ティーラウンジの庭園側のお席
パッションフルーツ、桃などの香りの紅茶「マルゼルブ」
ラベンダー、バニラなどの香りの紅茶「エデンローズ」
スパイスの効いた寄木細工ケーキ
老舗のアップルパイ
大人な雰囲気のバー・ヴィクトリア

温泉街のなかでもトップクラスに食べ歩きが楽しめる、箱根湯本散策

 富士屋ホテルをあとにして、少し箱根湯本駅方面を散策してみようということになりました。箱根は電車でもアクセスのよい温泉地ですが、箱根湯本駅周辺はお土産屋さんや食べ歩きのお店で大にぎわい。クルマを少し離れたところに停めて散策していき、まずは揚げかまぼこをいただきました。

「籠屋淸次郎」で季節限定のカニ揚げかまぼこ棒とイカ、人参、ネギ入りの珍味揚げは揚げたてでふわふわ。そして鮮度がいいのか、魚介の味もものすごく強く感じられてとっても美味しかったです。カニは身がすり潰されずにそのまま入っていて食べ応え抜群でした。

 そしてそのあとは「北条三福だんご」で黒ゴマだんごのくるみ味噌だれをいただきました。本当にうちの旦那さんと気が合いすぎてしまい、同じものを注文してしまいます。モチモチのおだんごはほんのり甘さがあり甘塩っぱいくるみだれとも相性抜群。炭火焼なので風味もとてもよく、絶妙な焼き加減でいただきました。

 籠屋淸次郎も北条三福だんごも行列ができていましたが、箱根湯本はお土産屋さんも食べ歩きのお店もたくさんあるので、競争が激しいのかどのお店も美味しい印象でした。並んでても、オペレーションのよさでそこまで待つことなく購入できましたよ。

揚げたてのふわふわかまぼこ
右が珍味、左がカニ
炭火焼きの大きなおだんご
黒ゴマのくるみ味噌だれ

最後の締めは自然薯そば、風情ある建物でほっこり和の気分

 食べ歩きやケーキなどでちゃんとご飯を食べていなかった我々ですが、夜はしっかり夕飯を食べて締めようということで、自然薯そばで有名な「はつ花」に向かいました。さすがの人気店で、夕方5時半の時点でしたが大行列。名前を書いてお店の前で待つこともできますし、その間に散策をする方もいらっしゃるようです。

 この日はそこまで寒くなかったので、私たちは2人で休憩がてらお店の前で待つことにしました。待つこと約1時間、席に通していただき念願の自然薯そばをいただきました。私は外で待っている間に温かいものが食べたくなったので「山かけそば」。旦那は「せいろそば」を注文しました。

 熱々のかけそばの上にとろろがしっかりとのっていて、真ん中に卵がのった月見そば風。これが三位一体となって、かけそばのお汁の香ばしさ、とろろの粘り強さ、卵の濃厚で豊かな香りが合わさり本当に相性がよくて、熱々なのにどんどんお箸が進んでしまいます。旦那のせいろもひと口いただきましたが、プリプリのおそばの食感は冷たいおそばでしか味わえないのと、とろろの粘りの食感のコントラストが見事でした。

はつ花そば 本店
山かけそば
せいろそば

 旅行でいつも食べ過ぎて、そのあとに胃腸炎になったりするぐらい食いしん坊の私なので、この日は夕飯は早めでしたがおそばで軽く締められてよかったです。

 このあとももう1軒日帰り温泉にでも入って帰ろうか、と話していたのですが朝から動き回って意外とくたびれていたので、渋滞も考慮して7時半には箱根を出発しました。

 クルマで箱根に行ったのはもう記憶がないくらい昔のことになりますが、自分で運転をするようになってから行ったのは初めてだったので、こんなに近かったんだとびっくりしました。こんなに近くてたくさんお店もあり、いろいろ散策できるならもっと気軽にたくさん来たいなと思わせられた箱根旅でしたね。

 箱根にある美術館も大好きなので、また気軽にふらりと行ってみたいと思っています。どうしても一本道が多いので、クルマにしてもバスで移動するにしても渋滞を考慮しなければいけませんが、それでも都内からの電車やクルマでのアクセスのよさは、この人気の高さを証明していますね。

 今回は1泊2日と短い旅になりましたが、ゆっくりできたのは都内からのアクセスのよさがなせる技。自然がありつつも、どこか都会的な洗練された雰囲気のある箱根の温泉街。なかなかほかにはない雰囲気だと思います。

 少し暖かくなってきましたが、まだ春になっても夜は冷えるので夜は温泉で温まり、昼の温かいうちに観光を楽しむというのもよいのではないでしょうか。

琴音

シャンソン、JAZZなどをメインに歌うボーカリスト。たまにアルトサックスも吹きます。1986年10月10日生まれ。趣味・特技は、ライブなどで訪れた日本各地の美味しい食べ物を探すこと。思い立ってふらっと一人旅をすることもしばしば。
ブログは https://kotone1010.com/